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普段、音楽を聴くときはiMacに繋いだかなり年代物のPC用スピーカーを使ってます。
iMacの背面にあるヘッドホン端子とスピーカーをステレオミニプラグで接続して聴いてました。
使っているスピーカーは、『BOSE MM-1』という1998年頃に定価25,000円で販売されたアクティブスピーカーです。現在発売されている『Bose Companion 2 Series III』の初代モデルという感じですかね。
これを2005年ぐらいに購入して、かれこれもう13年以上も使ってます。
13年以上使ってるスピーカー「BOSE MM-1」
これがそのBOSE MM-1のブラックです。このように、iMacの右側と…
左側に設置してます。
1回だけ右のスピーカーに牛乳をこぼしてしまって、網目部分にまだその跡が残ってます。
当時はものすごく焦りましたが、今でもなんのトラブルもなく普通に使えてます。臭いもありません。
背面がこちら。上から左のスピーカーとつなぐミニプラグ、電源、パソコンとつなぐRCA-ステレオミニプラグケーブルです。
2系統の入力端子を搭載してるので、フロントにあるミキシングボリュームを操作することでラインミックスすることも可能。
13年以上も使ってきたのでお分かりだと思いますが、これかなり音がいいんです。定格出力は6W+6Wですが、ボリュームを上げると部屋中に高音から低音まで響き渡るぐらいの大きさになります。
当時、PC用スピーカーといえば2,3千円のものが多い中、実売1万数千円で販売されていたことを考えると、別格の高音質スピーカーだったと言っても過言ではないと思います。
そのMM-1が、オーディオインターフェイスでさらに高音質になりました!
マイクで録音するためにUR22 mk2を購入!
YouTubeに動画を投稿することが増えてから思ったのが、「編集の時に後付けで声を収録したい(ボイスオーバーを録音したい)」ということ。
普段はPremiere Pro CCで編集してまして、ちょっと補足的に言葉を追加したいことが増えてきてました。
というわけで、いろいろ調べて購入したのが『Steinberg UR22mkII』です。(マイクは別途SM58を購入)
UR22mkIIは、大定番となったベストセラーモデルUR22を更に進化させたオーディオインターフェイスです。
2イン2アウト、24bit/192kHz入出力の基本性能はそのままに、新たにループバック機能を搭載。インターネット配信などに便利に使えます。
またDAWソフトウェア「Cubase AI」、iPad用のマルチタッチDAW「Cubasis LE」も付属してるので、購入したその日から音楽制作をはじめることができます。
iMacで声を収録したい僕にはかなり贅沢なものですが、これのおかげで思いもよらない音質を手に入れることができました(後述)。
箱を開けると、まず「はじめにお読みください。」と書かれた紙が入ってました。
まずは使ってるパソコンが「64ビット環境」かどうか調べてくださいと書かれてました。
付属しているCubaseシリーズは32ビット環境では使えないので、まずはその確認をするためです。
使用中のMac(パソコン)が32ビットか64ビットかを調べる方法
うちのiMacは「Core i5」なので「64ビット」でした。最近のMacはほぼ64ビットだと思いますが、心配な方は上記方法で調べて見ると安心ですよ。
パッケージ内容一覧です。
左から説明書、ドライバインストーラーCD、Cubase AIのアクセスコードとCubasis LEの入手方法、本体、USBケーブル、です。
STEINBERGの公式サイトに最新版のドライバと説明書も一緒にアップされてるのでそっちをダウンロードしてインスールしました。このCDは使いませんでした。
上がフロントパネルで、下がリアパネルです。
底面には滑り止めのゴム足が4つ付いてました。シリアルコードも書かれてます。
ステレオミニプラグ→ステレオ標準プラグ 変換プラグ
録音してる声をモニターするために、『フジパーツ ステレオミニプラグ→ステレオ標準プラグ変換プラグ AC-666』を購入しました。
普段使ってるヘッドホンはすべてステレオミニプラグだったので、そのままじゃUR22mk2では使えません。
この変換プラグがあれば、ヘッドホンだけでなくステレオミニプラグが採用されてるイヤホンでも使えるようになります。
これで、録音した声をヘッドホンでモニターできるようになりました。
何気なくBOSE MM-1をUR22mk2に繋いでみたら…
YouTubeに動画投稿することが多くなったといっても、毎日編集してるわけではありません。
そのため、せっかく買ったUR22mk2ですが、数日間ただUSBでiMacに繋がっている状態になってました。
そんな時、ふとヘッドホンを挿してたこのステレオ標準プラグに、iMac背面のヘッドホン端子に挿さってたMM-1のステレオミニプラグを繋げてみました。
「あれ?音が出ない…」と思ったらボリュームつまみが「0」になってました。(システム環境設定の「サウンド」で出力を「UR22mk2」にする事もお忘れなく)
これを徐々に上げていくと、普段のMM-1では考えられないくらいの高音質が広がってました。
どれぐらい違うのかというと、クリリンと悟飯が最長老様に潜在パワーを引き出してもらったような感じです。
普段聞こえてなかった小さな音がクリアに聴こえるし、ボーカルや楽器の音に奥行き感があるんです!
スピーカーからこれだけ良い音を聴いた事がなかったので、その日は一日中仕事にならないくらい音楽を聴きまくってしまいました。
いや〜、まじ感動しました。
オーディオインターフェイスって、すごいんですね。
20年ぐらい前に販売されたスピーカーでこれだから、最近のモニタースピーカーにしたらどうなるのか、そっちに興味が湧いてきました。
つづき:スピーカーをオーディオケーブルで接続してみた
ステレオミニプラグの接続を、オーディオケーブルでの接続に変えてみました。
→ PC用スピーカーケーブルを変えたら音が大きくなった!UR22mk2+TS-RCAオーディオケーブル レビュー
入出力ともに192kHz対応!
UR22mk2は入出力24bit/192kHzなので、Macの「Audio MIDI設定」アプリでちゃんと入出力を192kHzにしておきます。
対応しているハイレゾ音源などを持っているならここをちゃんと設定しておきましょう。
なぜオーディオインターフェースでMacの音が良くなったのか
オーディオインターフェイスにつなげただけで、なぜiMacの音が良くなったのか疑問に思ったので、ちょっと調べてみました。
まず分かったのが、「iMacを含む一般的なパソコンに入っている標準のサウンドカードが単純に貧相だから」というもの。
次に分かったのが、iMacから音を出す際に内部でデジタル信号をアナログに変えているわけですが、パソコン内部回路は周波数の高いCPUやメモリなどが詰まっているため、ノイズを受けやすいということ。
そのため、どんなに良いスピーカーに繋げても、音が出る過程でノイズが含まれてしまうんです。
オーディオインターフェイスを使うことで、信号の変換をノイズの影響が少ない外で行う事ができ、よりノイズの少ないクリアな音質で音楽を出力できるようになる、ということらしいです。
合ってますかね?
まだまだ音に関するの知識が貧弱すぎますね。もうちょっとしっかり勉強してみます。
まとめ
オーディオインターフェイスでこんなに外部スピーカーの音が良くなるのか、正直かなりびっくりしてます。
まるで高級スピーカーに買い替えたような感覚です。
13年使い続けたBOSE MM-1がさらに良くなりました。
今使ってるパソコンの音質をもっと良くしたいなら、1万円ぐらいの外部スピーカーとオーディオインターフェースを購入することをおすすめします。