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「IntelベースのiMac Pro」から「M1チップのMacBook Pro」への環境移行時に発生したトラブルと解決方法まとめ
2021年11月22日に注文したM1 Max MacBook Pro 16インチ(メモリは32GBでストレージは4TB)が、12月7日に届きました!
M1 Maxの8K動画編集と書き出し
購入した目的は「8K動画の編集と書き出し」。
早速、EOS R5で撮影したH.265の8Kデータで試してみたら、iMac Proでは最適化メディアを生成しないとカクついていたタイムラインが、まるでフルHDの素材かのようにヌルヌルサクサク!カクつきも遅延も全くなし!
8K 30Pの書き出し(8K H.265のデータをH.265に書き出し)でも、書き出し中のフレームレートが22〜23フレーム/sとなかなかのスピード。
iMac Proだと8K書き出し中は0〜2フレーム/sとかなり遅かったので、8K書き出しは雲泥の差です。
ただし、H.264に書き出した場合はなぜか3〜4フレーム/sになり(8K H.265の素材を8K H.264に書き出すのは重くなる?)、さらにはメモリ不足の警告も表示されました(他のアプリを終了させてDavinci Resolveのみ起動させてる場合だと警告は表示されませんでした)。8K編集するならメモリは64GBはあった方が良さそうです。4K編集なら32GBで問題ありません。
いつもやってる4K書き出しだと、17分40秒の4K 24Pの動画で…
- iMac Pro・・・11分49秒
- M1 Max MacBook Pro・・・7分24秒
約1.6倍も速いという結果になりました。
iMac Proもまだまだ速いと思ってたんですが、さらに1.6倍も速いのはとてもありがたい。
予想よりもずいぶん快適に使えたので、早速環境を移行しようとしたんですが、いくつかトラブルというか面倒なことがいくつかあったので解決法も一緒にまとめておきます。
環境
移行元・・・iMac Pro(Intel Mac)
- OS・・・macOS Big Sur 11.6.1
- オーディオインターフェース・・・UAD Arrow
- 外付けHDD・・・Promise Pegasus3 R4
- Windows環境用ソフト・・・Parallels Desktop 16 for Mac
アプリケーションはParallelsの他はAdobe系とDavinci Resolveぐらいで、あとは特別なソフトは使ってません。
移行先・・・M1 Max MacBook Pro 16インチ(M1 Mac)
- OS・・・macOS Monterey 12.0.1
OSのメジャーバージョンアップに加えて、ハードウェアもIntel MacからAppleシリコンのM1 Macへの移行なので、色々とトラブルが発生しました。
データ移行&環境構築
- ● データ移行
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- iMac ProとMacBook ProをThunderboltケーブルで接続して約500GBを1時間30分ぐらいで終了
- ● Universal Audio Arrow
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- Apple Silicon Mac(M1 Mac)で動作させるために、一旦、「Universal Audio Software」をアンインストール
- 「macOS 復旧」で起動して「起動セキュリティユーティリティ」で「低セキュリティ」オプションを選択して再起動
- Arrowを接続すると自動でファームウェアアップデート画面が表示されるので画面の指示に従ってアップデート
- 無事に使用可能になった!
- ● Parallels
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- Parallels 16はM1 Macじゃ全く起動しない
- Parallels 17 for Macのアップグレード版を購入 → アップグレード
- Windows 10も使えない → Windows 11(ARM版)にて環境を新規作成
- Windows 7のランセンスコードで無事認証できた(ARM版はライセンス認証しなくてもそのまま使えるので認証プロセスは不要)
- ● Pegasus3 R4
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- マウントされない
- Appleのサポートに問い合わせるも、MacBook自体には問題はなく、Thunderboltケーブルが問題じゃないかという結論に…
- Promise公式サイトにて情報発見!M1 Mac用のドライバーが配布されてました
- M1 Mac対応のドライバインストールで解決
- ● その他
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- メール.app は送受信時のパスワードを再入力
- システム環境設定のセキュリティとプライバシーで色々有効にする
- Dropboxがメニューバーに表示されない → セキュリティとプライバシーでフルディスクアクセスにする
- Transmit4だとFTPが全く繋がらなくなった → 5にアップデートが必要
- 起動画面が英語 → ターミナルで言語変更すると直る(ターミナル.app → 「sudo languagesetup」→ 日本語の番号を入力してreturnキー)
一番手強かったのがPegasus3 R4がマウントされなかったこと。
Appleのサポートにも問い合わせたんですが、MacBook Pro自体には問題がなく、どうもPegasus3 R4に問題があるという結論に…。
結局はM1 Macに対応したドライバーをインストールするだけで解決しました。
OSのバージョンアップよりも、M1 Macになったことによる影響の方が大きかったですね。
これからIntel MacからM1 Macに環境移行される方のお役に立てば幸いです。