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予想外にメモリ不足が発生してしまった…
プロ用のMacBookを買ったのは、2000年に購入したPowerBook G3(Pismo)以来。
タッチバーが廃止され、HDMIやSDカード端子が復活。デザインはPowerbook G4 Titaniumを思い出させるようなスクウェアっぽい形状で好印象。
本来のMacBook Proが戻ってきたような感じがして、発表時には久しぶりにワクワクしたのを覚えてます。
そんなM1 Max MacBook Proがようやく届きました…でも、返品することにしました。
M1 Max 16インチ スペックと到着までの流れ
半導体不足が原因かどうかは不明ですが、iPhoneやiPadなどApple製品も納期が長いものが多いですね。
M1 Max MacBook Proも同様で、特にユニファイドメモリを32GBから64GBにカスタマイズして注文すると納期が1ヶ月ほど伸びました。
色々調べて32GBでもかなり使えるということが分かりました。
M1 Max MacBook Pro、32GBと64GBで迷ったら32GBがおすすめの理由…8K注意
なので、まずはこのスペックで注文しました。
- 10コアCPU、32コアGPU、16コアNeural Engine搭載Apple M1 Max
- 16インチLiquid Retina XDRディスプレイ
- 32GBユニファイドメモリ
- 4TB SSDストレージ
- Thunderbolt 4ポート x 3、HDMIポート、SDXCカードスロット、MagSafe 3ポート
- Touch ID搭載バックライトMagic Keyboard – 英語(US)
- 140W USB-C電源アダプタ
- アクセサリキット
カスタムしたのは太字の部分です。
これで総額529,800円です。iMac Proが約72万円だったので、これでも安く感じます。
到着までの流れはこちら。
- 注文:2021年11月22日
- 配送準備中:2021年12月2日朝
- 出荷完了:2021年12月2日夜(12/9到着予定)
- 到着:2021年12月7日 午前11時42分届く!
16インチMacBook Pro 開封レビュー
とてもコンパクトなMacBook Proのダンボール。
ダンボールの中身。
箱開封。
底面。四隅にゴム足と中央にロゴあり。
ここまではっきりとした刻印が入ったMacって、今まであったっけ?
なかなかカッコ良いです。
このケーブル、表面がメッシュになってて、すごく柔らかくて使いやすいです。
かなり大きな140Wの電源アダプタ。
ディスプレイを開くと「ジャーン」と音が鳴って自動的に起動しました。
いろんな言葉で「こんにちは」が表示されます。
キーボードはUS配列にしました。普段使ってるカスタムキーボードはUS配列なので、日本語配列よりしっくりきます。
16インチディスプレイは使い勝手が良い
初めての16インチディスプレイ。
普段は27インチのiMac Proを使ってますが、16インチは意外に広いです。
13インチのM1 MacBook Airだとちょっと狭いなーと思うことが多いですが、16インチだと普通に違和感なく作業ができます。Davinci ResolveやPremiereなどの映像編集ソフトでも問題なし。
あと、スピーカーが予想以上に良い音で驚きました。
外部ディスプレイを使わない環境であれば、16インチディスプレイはなかなか良さそう。
重さが約2.1kgあるので頻繁に持ち運ぶ場合には適してませんが、持ち運ぶことが少なければ16インチはかなりおすすめ。
16インチM1 Max MacBook Pro メモリ不足動画
YouTubeにメモリ不足動画もアップしてます。合わせてご覧ください。
▼ M1 Max MacBook Pro 32GBでメモリ不足発生しました…
32GBでは8K動画の書き出しでメモリ不足に
MarsEditでブログを書いたり、LightroomでRAW現像したり、Photoshopで画像加工するなど、いつもの作業を一通りやってみましたが、当然ながら快適。
ファンも回らず、キーボード周りも熱くなることもなく至って普通に快適です。
問題はDavinci Resolveで8K動画書き出し中に発生しました。
EOS R5で撮影した8K H.265のデータ編集時には問題なかったんですが、これを書き出す際に「アプリケーションの強制終了」画面が出てきました。
アクティビティモニタのメモリプレッシャーはまだ半分ぐらいで黄色になってないんですが、メモリは不足してる様子。
- ● メモリ不足警告が出る時と出ない時の違い
-
- H.264に書き出すと3〜4フレーム/sぐらいの書出速度(メモリ不足表示の警告が出た)
- H.265に書き出すと22〜23フレーム/sぐらいの書出速度(メモリ不足表示の警告は出ない)
- 3分の動画の書き出し時間は、8K H.265で4分24秒、8K H.264で27分16秒
8K H.265のデータを8K H.265(ProResでも問題なし)に書き出す時はメモリ不足にならないのに、8K H.265のデータを8K H.264に書き出す時だけ書き出し速度が遅くなってメモリ不足が表示されます。
H.265はH.264よりも高圧縮されてるので、それをH.264に書き出す際にパワーが必要ってことかな?8Kだとメモリ不足になりますが、4Kだとメモリ不足は発生しません。
同時に起動してたアプリは…
- Google Chrome タブを5つほど
- YouTubeで4K動画再生
- Photoshopで画像編集
- Excel
- Safari タブ5つほど
Davinci以外のアプリを終了させたらメモリ不足の表示は出なくなりました。
普段はH.265に書き出してるので、特にH.264じゃないといけない場面は少ないので問題ないとはいえ、やっぱりメモリ不足は気になりますね。
再注文した14インチM1 Max MBP 64GBのスペック
というわけで、これから最低でも3年は使うメインマシンなので、現状で一番重い作業をしたときにメモリ不足が出るのは不安が残る。
なので、一旦返品して64GBを再注文することにしました。
- 10コアCPU、32コアGPU、16コアNeural Engine搭載Apple M1 Max
- 14インチLiquid Retina XDRディスプレイ
- 64GBユニファイドメモリ
- 2TB SSDストレージ
- Thunderbolt 4ポート x 3、HDMIポート、SDXCカードスロット、MagSafe 3ポート
- Touch ID搭載バックライトMagic Keyboard – 英語(US)
- 96W USB-C電源アダプタ
- アクセサリキット
赤文字部分が変更した内容。
ディスプレイは16インチはすごく快適でしたが、実際に使ってみたところ、うちのデスクの上じゃスペースがないので27インチモニタと並べて使えないことが判明。クラムシェルモードで使うことに決めたので、より設置スペースが少なくて済む14インチにしました。
メモリは8K動画編集をより快適にするために64GBに。
ストレージは今回のMacBook Proから内蔵ストレージが約5,000MB/sを超えるほど爆速になってるので32GBメモリでスワップが発生してもメモリ不足にならないと思ってたので贅沢に4TBにしてみました。ところが、実際に使ってみて8K動画書き出しでメモリ不足になりました。あと、外付けHDDとして使ってるPegasus3 R4に8K素材をコピーして編集・書き出ししてみましたが内蔵SSDの時と同じように使えたので4TBは僕には過剰過ぎると判断し、2TBに決めました。
メモリを64GBにしたことで、納期が1ヶ月さらに伸びて2022年2月上旬の予定です。
ちなみに、今手元にある16インチMacBook Proは、今年の場合は2021年11月1日から2022年1月6日の間に受け取った製品の返品依頼は、2022年1月20日まで受け付けてくれるので、もうちょっと使ってみます。
購入するスペックを色々悩みましたが、Appleの返品制度には感謝しかありません。
通常の期間だと受け取りから14日ですが、実際に使って判断できるのは本当にありがたい。
色々悩んでるなら、その分納期がずれ込みますので早めに注文して実際に使ってみて判断することを強くお勧めします。