iPhoneでMacを遠隔操作する方法「Chrome リモートデスクトップ」編

iPhoneでMacを遠隔する方法「Chrome リモートデスクトップ」編

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外出時にiPhoneで自宅のMacを操作してみた

頻繁ではないですが、外出先から自宅や会社にあるMacの操作をしたいことが、たまーにあります。まぁ、年間のうち1回あるかないかぐらいですけど…。

MacをiPhoneで遠隔操作するには、「VNC Viewer」「Splashtop」「TeamViewer」などがありますが、今回試したのがGoogle Chromeの機能拡張「Chrome リモートデスクトップ」。

やる前は面倒くさいのかなぁと思ってましたが、実際にやってみたら拍子抜けするほど簡単でした。

全部無料でできるので、MacをiPhoneで遠隔操作したい方はぜひお試しください。

iPhoneでMacを操作するまでの流れ

遠隔操作するまでの流れがこちら。

  1. MacのGoogle Chromeに機能拡張「Chrome Remote Desktop」をインストール
  2. 「Chrome Remote Desktop」でMacの名前とPINを設定する
  3. Macのシステム環境設定「セキュリティとプライバシー」の「アクセシビリティ」で「org.chromium.chromoting.me2me.sh」にチェックを入れる
  4. iPhoneに「リモートデスクトップ」アプリをインストール
  5. MacのGoogle Chromeと同じIDでログインする

Chrome Remote Desktopのインストールと設定

まずはMacの設定から。

MacのGoogle Chromeでアドレスバーに「remotedesktop.google.com/access」と入力してアクセスする。

Chrome リモートデスクトップをダウンロード
画面の指示に従ってリモートアクセスをダウンロードする。

するとインストーラーがダウンロードされるので、インストールを完了させます。

Google Chromeでパソコンの名前を入力
続いて、Google Chromeの画面(リモートデスクトップ)でデバイス名(パソコンの名前)を入力(好きな名前を入力)。

PINの入力
PINを設定します(好きな番号を入力)。Macにリモートアクセスする際にこのPINが必要になります。

セキュリティとプライバシーでorg.chromium.chromoting.me2me.sh にチェックする
セキュリティとプライバシーで「org.chromium.chromoting.me2me.sh」にチェックを入れる。

これで共有するMacの設定は完了です。

iPhoneの「リモートデスクトップ」でMacの画面を共有(遠隔操作)

次はiPhoneの設定です。

まずはApp Storeから「Chrome リモートデスクトップ」をインストールします。

Googleアカウントでログイン
MacのGoogle Chromeと同じGoogleアカウントでログインします。

リモートのデバイスを選択してPINコードを入力
先ほどMacで設定したデバイス名が表示されるのでタップ。続けて、PINコードも入力。

iPhoneにMacの画面が表示された!
iPhoneにMacの画面が表示されました!

たまに「Chromeリモートデスクトップ」という名前なので、Chromeのブラウザ画面しか共有できないと勘違いする方が多いようですが、Macの画面に表示されてるすべてを操作できます。

デスクトップ共有中のウィンドウが表示
画面共有中は、画面下に「デスクトップは現在〇〇と共有されています。」と表示されます。

操作方法も簡単。

  • 左クリック: 画面をタップ
  • 右クリック: 画面を2本指でタップ
  • クリックしてドラッグ: 指でドラッグ
  • 上下にスクロール: 2本指でスワイプ
  • ズーム: 2本の指を置いてその指を広げる
  • マウスを動かす: 画面上でスワイプ(トラックパッドモードのみ)

iPhoneでMacをスリープ
FinderメニューからMacをスリープさせるとiPhoneの画面は真っ黒になります。

画面タップでスリープから復帰
画面をタップすればスリープから復帰できます。

右下の青丸ボタンをタップしてキーボードを表示させる
右下にある青丸メニューボタンをタップするとメニューが表示されます。

「キーボードを表示」をタップしてキーボードを表示させます。そのほか、タッチスクリーンモードやトラックパッドモードに変更したり、切断、設定、メニューボタンの位置を変更することも可能です。

パスワードを入力してMacにログイン
パスワードを入力してMacにログインします。

あとは遠隔操作するだけ。

注意点:Macが起動・スリープしてないと使えない

設定もすごく簡単で操作もサクサクなChrome リモートデスクトップですが注意点がひとつ。

Macを遠隔操作するにはMacが起動もしくはスリープしてないと使えません。

Macがシステム終了している場合は接続することができない
Macが起動していないと、ネットワークに繋ぐことができないので遠隔操作はできません。

普段、Macで作業が終わった時にスリープさせてる場合は問題ないですが、毎回システム終了させてる場合は、いざという時にMacを遠隔操作できないので注意が必要です。

MacだけでなくWidowsも含めてパソコン全般は基本的にスリープ終了でいいと思います。

たまに動作がおかしくなった時に再起動すればいいし、システム終了は休日前などパソコンを数日使わないときにするぐらいで大丈夫です。

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