赤いサビに塗ってサビを取る錆止め剤を使ってみた サビだらけのポストが復活!

赤いサビに塗ってサビを取る錆止め剤を使ってみた

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塗るだけで赤サビが取れた!

玄関先に設置してるうちのポスト。もうかれこれ10年以上使ってるので、風雨にさらされ塗装もちょっと剥げてしまい、ところどころ茶色の赤サビが出てくるようになりました

錆を取る方法として、ワイヤーブラシで表面のサビを落としたり、専用のサビ取り剤やお酢や重曹やクエン酸などを使う方法が一般的です。ただ、どの方法もサビを落とした後の表面の保護が不完全です。しばらくするとまた赤サビが発生してしまいます。

というわけで、今回錆止めの方法として選んだのが『ホルツ 錆止め サビチェンジャー Holts MH116』。サビを取らずにサビを止めるサビ転換剤で、面倒なサビ取り作業は不要!サビに直接塗るだけで赤サビが黒サビへと変化し、変化した皮膜がサビの再発を防いでくれるんです

赤サビとは?黒サビとは?

サビとは、空気や水に触れた金属の表面に生じる酸化物または水酸化物のこと。

錆びにくいステンレスやコーティングされた銅板も、絶対に錆びないわけではありません。ステンレスも普通に錆びます。

赤サビとは、文字通り「赤いサビ」のこと。今回のうちのポストのように塗装が剥げて鉄がむき出しになり、空気や雨に触れて表面が酸化すると茶色いサビ=赤サビになります。

赤サビはキメが荒く表面がザラザラしており、酸化が進むとボロボロになるまで鉄を腐食させてしまいます。

黒サビとは、こちらも文字通り「黒いサビ」のこと。赤サビと違って自然にできるようなものではなく、鉄を強く熱することでできる酸化膜のことです。

黒サビはキメが細かく鉄にしっかり付着しているので赤サビの発生を抑えることができます。赤サビとは違い、良性のサビです。

赤サビを黒サビに変える、ホルツのサビ転換剤

赤サビを黒サビに変える、ホルツのサビ転換剤
今回購入した『ホルツ 錆止め サビチェンジャー Holts MH116』。スプレータイプもありますが、ポストには細かい赤サビが多かったので刷毛で塗るタイプにしておきました。

  • 乾燥時間:1時間で表面乾燥
  • 完全乾燥時間:8時間
  • 耐熱温度:150℃
  • 色:転換剤は白色で、乾燥後サビ部分は黒、その他は半透明
  • 適合素材:鉄(赤サビ)
  • 不適合素材:アルミ、真鍮、銅、銀

錆止め剤 セット内容
パッケージ内容は、説明書・ハケ・サビ転換剤70g。

サビ転換剤を入れるカップ
サビ転換剤を入れるカップも付属してます。

サビ転換剤 塗布前のポスト

まずはビフォーの写真から。

サビ転換剤を塗る前のポスト
一番ひどかったのがポストをパカっと開ける蓋部分の赤サビ。黒い塗装が剥げて、赤いサビが大きなものから小さいものまでいくつも出来てました。

サビ転換剤を塗る前のポスト
サイド部分にもところどころ赤サビが。

ポスト横の赤サビ
ポスト横の赤サビ。端から塗装が剥げてるのが分かります。

ダイヤル部分にも赤サビ
ポストをパカっと開けたダイヤル部分にも赤サビ。

いたるところに小さな赤サビがあります。
いたるところに小さな赤サビが発生してます。

掃除しないからホコリやゴミもすごい
普段、掃除しないから赤サビはもちろん、ホコリやゴミもすごいことに…。

サビ転換剤を塗る前に下処理

サビ転換剤を塗る前に汚れを落とす
サビ転換剤を塗る前に、塗布面の泥・油・汚れを中性洗剤などでよく洗い流します。

剥がれた塗装面や浮いてる赤サビを、ワイヤーブラシやサンドペーパーで軽く落としておくと塗りやすいし、仕上がりもキレイになります。

水分をよく拭き取り乾燥させます。

サビ転換剤を塗る!

サビ転換剤をカップに適量出す
サビ転換剤をカップに適量出します。(カップの存在を作業完了後に知ったので、今回は転換剤の容器のキャップを使ってやってます…)

ハケが小さくてとても塗りやすい
赤サビ部分を中心に付属のハケで塗っていきます。液体は若干粘り気があります。

塗る前はハケが小さすぎないかと思いましたが、実際塗ってみると細かいところにも塗りやすく使いやすかったです。

赤いサビすべてに塗りました
見えてる赤いサビすべてに塗っていきました。

剥がれた塗装が付着しました
剥がれてる塗装を取り除かないまま転換剤を塗ったので、ゴミが刷毛に付きました。

ゴムが付くたびにハケを洗うことになったので、ちょっと面倒でした。塗る前の下処理はちゃんとやったほうが後々ラクです。

塗布して1時間後の様子

塗布して1時間もすると表面が固まります。

塗布して1時間後のポスト
赤サビの茶色があまり目立たなくなりました。赤サビ以外の部分は透明になってます。

塗布して1時間後のポスト
赤サビがずいぶん目立たなくなってます。

塗布して1時間後のポスト
サイド部分もなかなかいい感じ。

塗布して1時間後のポスト
赤サビは目立たなくなってますが、塗装が浮いてる部分はまだ目立ちますね。ボコボコしてます。
きちんとワイヤーブラシや紙やすりで処理しとけばよかったと、ちょっと後悔…。

翌日雨が…転換剤が白くなってる

翌日、雨が降ったのでどうなってるのか確認したところ…

雨に濡れたところが白くなってました
雨に濡れたところが白くなってました。

サイド部分の雨にぬらたところも白くなってた
サイド部分も白くなってました。手で触ってみるとぼろっと取れたので、ティッシュで拭いておきました。

白くなった部分を拭いた後
白くなった部分を拭いた後。赤サビ部分は黒く変色してるような…。

サイド部分も拭いておきました
サイド部分も赤サビが目立たない…気がする。

丸2日経過後…赤サビが黒サビへ!

その次の日も雨。3日目にしてようやく晴れたので、乾燥したポストを見てみると…

赤サビが黒サビに変化してます
若干、まだちょっと赤い気もしますが、ほぼ黒サビへ変化してるようです。

赤いサビに塗ってサビを取る錆止め剤を使ってみた サビだらけのポストが復活!
ちなみに塗布前はこれ。

随分きれいになりました!

サイド部分も黒サビに!
サイド部分も黒サビに!まったく塗装してないのに黒くなるのはちょっと不思議な感じ。

パカっと開けた部分も真っ黒!
パカっと開けた部分も真っ黒!

赤サビが見事に黒サビに変わってます!
赤サビが見事に黒サビに変わってます!

サイドの下部分もキレイに真っ黒サビ!
サイドの下部分もキレイに黒サビ!

上蓋の内側も真っ黒サビに!
上蓋の内側も黒サビに!

ポツポツとあった赤サビもすべて真っ黒サビ!
ポツポツとあった赤サビもすべて黒サビに変化してました!

まとめ

初めてサビ転換剤を使ってみましたが、とても簡単でした!

ちょっと下処理は甘かったですが、ただ塗るだけで赤サビが取れて、さらに黒サビに変化させて保護までできるのは素晴らしい!

こんなに簡単に赤サビが取れるなんて、発明してくれた方に感謝です!

今回は細かな部分だったのでハケタイプを使いましたが、広範囲にまとめてやる場合にはスプレータイプも用意されてるので、そちらもオススメです。

これでうちのポストの寿命がかなり伸びたのは間違いありません!

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