普段見えない洗濯槽のカビや繊維・石鹸カスがどんどん出てきた!
毎日お世話になってる洗濯機。
ふと洗濯槽の内側をのぞいてみると、ステンレスの穴から黒い物体がぴろっと出てきてました。それも一つではなくいくつも...。洗濯槽の下の方はキレイなんですが、上の方になるとどの穴からもピロピロと出てきてます。
妻が過去に何度か市販の洗濯槽クリーナーを使ってるのを見てたので、最後にやったのはいつか聞いてみるともう1年以上前とのこと。
さらに詳しく聞いてみると、本来は半日近く浸しておくべきところを1時間程度で済ませたとのこと。
というわけで、Amazonでもレビュー数830以上の売れてる酸素系漂白剤を使って洗濯槽を本格洗浄してみました。
目次
以下の内容でまとめてます。
- 洗浄前の洗濯機の汚れ具合
- 洗濯槽クリーナーには塩素系と酸素系がある
- 酸素系漂白剤の使い方
- 塩素系漂白剤の使い方
- 実際に酸素系漂白剤で洗濯槽を洗浄してみた
- 最後の汚れチェック
- 動画レビュー
- もっとキレイにしたいなら分解掃除がおすすめ
洗浄前の洗濯機の汚れ具合
洗浄前の洗濯槽がこちら(洗濯機は日立のBW-8PVです)。
ステンレスの穴からピロピロと黒い物体が出てきてます。このカビや繊維カスがこの裏側にたくさんこびりついてるのかと思うと、ちょっとゾッとします。
本来ならプロの業者さんに頼んで、全部取り外して丸洗いして欲しいんですが、お金と手間がかかりすぎるので、今回は自分で過炭酸ナトリウムを使って洗浄します。
洗濯槽クリーナーには塩素系と酸素系がある
今回購入したのは『過炭酸ナトリウム(酸素系漂白剤) 1kg』です。
洗濯槽クリーナーには塩素系と酸素系の2種類があるんですが、今回試したのは酸素系です。それぞれどんな特徴があるかというと...
塩素系の特徴・・・
- 殺菌力が強い
- 見えない菌まで分解してくれる
- お湯ではなく水で使える
- 取れた汚れが分かりづらい
- ツンとした臭いがある
- 殺菌力が強い分、正しい使い方をしないと洗濯槽を痛めたり手肌が荒れることがある
塩素系はちょっと気をつけなきゃいけないことが多いです。塩素系の洗濯槽クリーナーには日立推奨の『日立 洗濯槽クリーナー SK-1』が有名です。評判がかなり良いので、別の機会に試したいと思います。
一方の酸素系の特徴は・・・
- 強い発泡で汚れを剥がして落とす
- 汚れ落ちが分かりやすい
- 環境や手肌にやさしい
- 衣類へのダメージが少ない
- ニオイが気にならない
- お湯を使うのでちょっと面倒
- 塩素系に比べると殺菌力が弱い
お湯を使うと酸素系成分が活発に作用します。40〜50度が推奨です。ちょっと面倒ですが、環境や手肌に優しく臭いもないので今回は酸素系を使ってみました。
酸素系漂白剤の使い方
今回購入した『過炭酸ナトリウム(酸素系漂白剤) 1kg』のパッケージに書かれてた使い方を掲載しておきます。
- 洗濯槽にお湯(風呂の残り湯でも可。理想は50度位)を高水位(満杯)まで入れる
- 過炭酸ナトリウムを500g程度入れて3-4分撹拌(洗濯)
- できるだけ長時間(できれば1晩)そのまま放置
- その後改めて3-4分撹拌(洗濯)
- 浮遊したゴミを丁寧にすくってから排水し、高水位で標準コースを1サイクル運転する
- 汚れが残ってる場合があるのですすぎを数回行う(すすぎはお湯でなく水でOK)
※注意事項
すぐには溶けませんが、時間が経つと溶けるので、溶け残りは気にしなくてOKです。浮遊したゴミやカビはしっかりと取ってください。カビを残してしまうと再び汚れる速度が早くなります。汚れやカビが多い場合は2回以上繰り返してください。
塩素系漂白剤の使い方
代表的な日立推奨の『日立 洗濯槽クリーナー SK-1』に書かれてる使い方がこちら。日立の製品ですが、他メーカーの洗濯機にも使えます。
「槽洗浄コース」がある洗濯機は同コースを使用してください。
「槽洗浄コース」がない場合は下記手順で行ってください。
- 洗濯槽に水を高水位(満杯)まで入れる
- 洗濯槽クリーナーを1本すべて(1.5L)入れて2-3分撹拌(洗濯)
- 12時間そのまま放置(故障の原因になるので24時間以上、洗濯槽クリーナーを入れたまま放置しない)
- 高水位で標準コースを1サイクル運転する
※注意事項
酸性タイプ製品やほかの薬品と一緒に使ったり、混ぜて使わないこと。特に酸性タイプと混ぜると有毒な塩素ガスが出て危険です。使用中はよく換気をし、液が跳ねて目に入ったり手肌に触れないように注意する。目に入ったり手肌についた場合は速やかに流水で15分以上洗い流す。子どもの手がとどくところには置かない。
実際に酸素系漂白剤で洗濯槽を洗浄してみた
今回は、酸素系漂白剤を使って洗浄してみました。
以下、その流れです。最後に動画でも紹介してますので、合わせてどうぞ。
まずは50度のお湯をバケツにためて洗濯機へ移します。
洗濯機の高水位までお湯をためます。
汚れがひどい場合は詰まる可能性があるので、糸くずフィルターは一応外しておきました。汚れがひどくない場合は、特につけてても問題はないと思います。
お湯が入ったバケツに過炭酸ナトリウムを500g入れます。
軽く混ぜて溶かします。この時点で全部は溶けません。洗濯槽の中に入れて時間が経てば全部溶けるので気にしなくてもOKです。
洗濯槽に過炭酸ナトリウムを入れて数分後。ブクブクと発泡が出てきました。
この後、3〜4分ほど一度撹拌します。
表面にカビや石鹸カスが浮かんできました。
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・・
・・・
約3時間放置後。
水がかなり濁ってきました。用意しておいた網(水槽用)で浮遊物をキレイに取り除きます。
全体的に茶色い浮遊物が多め。カビというよりは石鹸カスの方が多い感じです。
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・・・
さらに8時間放置すると...
水が信じられないぐらい濁ってました。まるでヘドロを含んだドブ川のよう...。
ただ、見た目はひどいですが嫌なニオイはほとんどありません。
時間の経過とともに発砲により汚れが剥がれ落ち、水がどんどん濁ってきます。今回は合計で11時間ちょっと放置しました。上記写真の通り、3時間放置した場合と11時間放置した場合では水の濁り方がまったく違います。
時間はかかりますが、やる時は時間がないからといって1〜2時間で排水するのではなく、12時間ほど放置するのがポイントです。
浮かんでる浮遊物を取り除き汚水を排水したら、最後にキレイな水で高水位で標準コースを1サイクル運転して完了。
トータルで約12時間ほどかかってようやく終了。長かった。
洗濯槽の内側についてた黒い汚れが全部キレイに取れてました!こんなにキレイに取れるなんて、ちょっと驚き。発砲力、恐るべし。
糸くずフィルターを取り付けて完了。
最後の汚れチェック
最後に水をためてすすぎ(洗濯)をしてみました。
細かな汚れが出てきました。
再び、浮遊物をキレイに取り除きます。
うちの洗濯機の場合、この作業を3回繰り返したらある程度出てこなくなりました。
動画レビュー
YouTubeに初めから最後までを収めた動画をアップしてます。
▼ 【洗濯機洗浄】カビと石鹸カスの汚水が...。過炭酸ナトリウムで洗濯槽を洗浄する方法
面倒だったのは、お湯を注ぐのと放置する時間だけですかね。
それ以外はとても簡単で安全です。
使用頻度が高い洗濯機。定期的なお手入れをしないと汚れが溜まってしまい、洗濯物を清潔に洗うことができなくなってしまいます。
洗濯槽の洗浄をお考えの方、ぜひ参考にしてみてください。
もっとキレイにしたいなら分解掃除がおすすめ
今回は、一番手軽にできる酸素系漂白剤を使って洗濯機を洗浄してみました。かなり手軽にできるし費用も安いので一番のおすすめです。
もっと洗濯機が汚れている場合は、酸素系漂白剤の後により殺菌力の強い塩素系漂白剤も行うことで、洗濯機をより清潔に保つことが可能です。
ただ、「面倒くさい」「手間がかかるのが嫌」「時間がもったいない」「自分じゃ作業できない」といった理由で毎日使ってる洗濯機を放置している方もいらっしゃると思います。
そんな場合はお金は多少かかりますが、専門業者のプロに頼むのがいちばん。
オリコン顧客満足度調査1位のお掃除本舗なら、エアコン・換気扇・浴室・洗濯機に関するトラブルに対応してくれます。いろんな要望に合わせたプロの掃除が最大の売りです。
約3時間の分解洗浄で洗濯槽の見えないところまでピカピカにしてくれます。
見積もりは無料なので、気軽に問い合わせしてみてください。
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