うちには小学6年生の娘と、1年生の息子がいます。
まだ本人たちには個人用のスマートフォンを支給してませんが、家にいる時は親が使ってるiPhoneやiPadを借りて使用してます。
主な利用はゲーム、動画の視聴、情報検索です。
上の娘は来年中学1年生になるので、そろそろスマホデビューの準備を進めないといけません。
というわけで、今回は子どもにただスマホを渡すだけでなく、安全に使ってトラブルに巻き込まれないように、親として事前にやっておくべき8つのことをまとめてみました。
目次
以下の内容でまとめてます。
- スマホを何に使ってるか、実態を知る
- セキュリティーを設定する
- 毎月の利用コストを知る、共有する
- 課金システムについて仕組みを説明する
- 投稿や通話(LINEでトークなど)時の注意点を教える
- 個人情報の取り扱いについて教える
- 我が家のルール(約束)を作る
- もしもに備えて相談の窓口を共有する
スマホを何に使ってるか、実態を知る
内閣府の「青少年のインターネット利用環境実態調査」によると、青少年(満10〜17歳)の82.5%がスマートフォン・タブレット・携帯ゲーム機・ノートパソコンなど、いずれかの機器でインターネットを利用していることが分かっています。
平成29年は特に中学生のスマホ利用の普及が進んでいます。(平成28年47.3%→平成29年54.6%)
じゃあそのスマホで、子ども達は一体何をやっているのか。
青少年の利用内容の経年比較グラフがこれ(※最新の情報は上記リンク先からご確認ください)。
コミュニケーションが一番多いかなと思ってたら、最も多いのは動画視聴でした。次いで、ゲーム、コミュニケーション、音楽視聴、情報検索の順になってます。
親は連絡手段のつもりでも、実際にはいろんな用途で利用しているのが分かります。
特にYouTubeなどの動画視聴は年々増えており、これからもますます増えていく傾向になっていくと思います。
我が子がスマホで何をしているのか、まずは把握することが大切です。
iPhoneの場合は、「設定」アプリ →「バッテリー」で、アプリ毎のバッテリー消耗量が昇順で表示されるので、一番使っていたアプリを簡単に確認することができます。お試しを。
セキュリティーを設定する
スマホデビューして、一番最初にやりたいのがセキュリティの設定。
子どもが安全な使い方を自分で判断できるようになるまで、必要なセキュリティの設定をするのは親の役目です。
iPhoneなら機能制限(ペアレンタル・コントロール)で、使用できるアプリ、Appの削除、App内での購入、などiPhoneで使える機能に制限をかけることができます。
Webサイトの項目では閲覧できるWebサイトを制限することも可能。
新しくスマートフォンを契約するなら、契約前にフィルタリングサービスの内容(子どもの年齢に応じたレベル設定、有害サイトの閲覧制限、カテゴリー別の閲覧設定)を確認してください。
親が使っているスマホを渡す時に機能制限をかけるのは面倒なので、子どもは無制限のまま使ってしまうことが多い(うちの場合...)。
セキュリティを万全にしたスマホを渡せば、課金トラブルなどを防ぐ確率はぐんとアップします。
毎月の利用コストを知る、共有する
スマホを毎月使うので、当然ながら月額料金がかかります。
親のスマホ料金と合わせると月額2万円を超えてくる場合もあります。
ドコモ、au、ソフトバンク、格安SIM、携帯会社は色々ありますが、僕が使う予定なのが格安SIMです。
2017年8月に夫婦揃ってauからmineoに移行しました。
auからmineoに乗り換えた7ヶ月後の感想レビュー 口コミや評判が気になる方へ
おかげで夫婦2人で月額料金が約4,100円とスマホ代が格段に安くなりました。
auの頃は夫婦で月額1万円ほど払ってたので、年間で約7万円の節約ですね。
子どものプランは、mineoのデータプラン500MB(通話なし)にすれば月額700円しかかかりません。(通話はLINE電話を使ってもらう予定)さらに家族割-50円されるので、月額650円で運営できます。
使うスマホは親が使ってるiPhoneのおさがりを使うか、中古のiPhoneを購入しようと思ってます。
あと、当然ながら子どもにもコストの内訳を事前に説明しておきます。
月額いくらなのか、スマホ代はいくらだったのか、何をどうすれば料金が増えるのか、などなど、使う本人にもコスト意識を持ってもらいます。
課金システムについて仕組みを説明する
スマホを持ったら必ず利用したくなるのがアプリです。
特にゲームアプリは子どもが大好きなものの一つ。
最近は、無料で利用できるもののゲーム内で課金するものが増えてます。
タップしたら気がつかないうちに課金されていた、キャラクターを強くしてゲームを有利にすすめるために親のクレジットカードで勝手に課金した、というトラブルに合わないために、課金システムについて理解する必要があります。
ただ、子どもがプレイするゲームの課金システムを全部把握するなんてことは現実的ではないので、事前に先述の機能制限をかけて、子どもが自分で課金でき兄ように設定しておくことが大切です。
あと、ゲーム内で使えるアイテムの売買トラブルについても共有しておくと安心です。
投稿や通話(LINEでトークなど)時の注意点を教える
ほとんどの中高生が利用しているのがLINEやカカオトークなどのメッセンジャーアプリです。
友達同士で気軽にメッセージのやりとりができたり、さらには無料音声通話(データ通信量は1分あたり約0.3MB)もできる便利なアプリです。
ただし、基本的に表情や文字のみで音声を伴わないコミュニケーションツールなので、どうしても誤解や行き違いが発生していじめに発展するトラブルも起きています。
意図的に既読スルーしているとは限らないので、相手にも当然ながら都合があることや、すぐに返信するためにスマホが手放せないという状態にならないよう、アドバイスすることも大切です。
インスタグラム、フェイスブック、ツイッター、さらにはYouTubeなど画像やビデオを簡単に投稿できるものに関しても注意が必要です。
写真が想定外の使われ方をしたり、写り込んだ背景から住所が特定されたり、他人の著作権や肖像権を侵害するようなものをアップして訴えらるなど、ルールを知らなかったばかりにトラブルに発展するケースも増えています。
SNSだけでなくインターネット全般に関わるリテラシーなので、基本的なマナーやルールは必ず把握しておきましょう。
個人情報の取り扱いについて教える
ちょっと怪しそうなインターネット広告を、興味本位だけでタップ・クリックするのはとても危険です。
興味のあるゲームの広告で「無料」「激安」などの文字につられて違法サイトや詐欺サイトにアクセスしてしまい、金銭を脅し取られたり、個人情報を取得されるという被害は大人でも発生しています。
本名、住所、電話番号、メールアドレスなどの個人情報はむやみに入力してはいけません。
入力はもちろん聞かれても教えない、自分や家族・友達の個人的な写真も送らないというルールは徹底するようにします。
我が家のルール(約束)を作る
スマホやタブレットを使い出すと、注意しなければずーっと見続けてしまいがち。
しまいには親がいくら注意しても聞かなくなってしまうことも。
親としては情報収集や役に立つものなら積極的に使っていいけど、言葉遣いが悪いもの、卑猥なもの、違法行為すれすれのことをやってるもの(YouTubeには視聴制限する機能もちゃんとあります)などは見せたくない。
また、長時間見すぎて視力が悪くなったり顎の成長に影響が出たり、姿勢が悪くなったりと、身体的に悪影響が出ることもあります。
歯医者さんに行って指摘してもらって分かったんですが、うちの小学1年生の息子は、下を向いてタブレットやゲームを操作することが多く、顎が圧迫されて歯の成長が悪くなってました。
事前に、1日何時間まで、使用できるアプリはこれ、という明確なルールを作るのは鉄則ですね。
子どもと話し合って、守らなかった時の罰則も決めておきます。
もしもに備えて相談の窓口を共有する
万が一、いじめや詐欺被害にあったり、「何かこれおかしい」と感じた時にどう対応するのかを決めておきます。
基本はすぐに親に相談するのが第一ですが、親に叱られることを恐れたり、失敗を隠そうとする子どももいます。
そのため、学校や地方自治体のカウンセラーや青少年の相談窓口や警察など、様々な相談窓口があるので、事前に子どもと共有しておきましょう。
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