macOS 標準メールアプリの全データバックアップと移行方法

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macOS Sierra 標準メールアプリの全データバックアップと移行方法
クリーンインストールしたMacにメールデータを移行する方法
先日、macOS Sierraをクリーンインストールしました。その時に、Mac標準のメール.appのデータ移行でちょっと手間取ったのでメモとしてまとめておきます。
結論としては、Time Machineでバックアップを取っておけば、macOS Sierraでも手間なく完全移行できる、とうことです。

Time Machineバックアップからの復元方法

メールデータ移行の説明をする前に、Time Machineからのデータ復元方法をまとめておきます。
事前に、ちゃんとmacOS SierraでTime Machineバックアップを取っておいてください。
Time Machineバックアップだと、システム全体をバックアップできるので、全体を復元することも、ピンポイントで一つのファイルを復元することも可能です。
クリーンインストールしたMacや新しく購入したMacの場合、別のMacのTime Machineバックアップを「ほかのバックアップデバイス」として使用します。
まずは、クリーンインストール後のMacに、Time Machineで使っている外付けHDDを接続しておきます。
Time Machine設定
クリーンインストールしたMacのシステム環境設定「Time Machine」で、「Time Machineをメニューバーに表示」のチェックを入れる。
ほかのバックアップディスクをブラウズ
メニューバーに表示されたTime Machineアイコンをクリックし、「ほかのバックアップディスクをブラウズ…」をクリック。
ブラウズするTime Machineディスクを選択
Time Machineバックアップが保存されているデバイスが表示されるので、使いたいディスクを選択して「選択したディスクを使用」をクリック。
これでいつもと同じようにTime Machineのバックアップデータを使えます。
Time Machineバックアップの警告
Time Machineバックアップから復元する時、このようなダイアログが出てきます。
バックアップからの復元が目的だったので「置き換える」を選択しましたが、オリジナルを残したり両方とも残すこともできるので、ここはお好みでどうぞ。

失敗編:メールデータを復元するために試したこと

まず、事前に調べた方法をいくつか試しました。
まず1つ目は、以下の2つのフォルダを丸ごとコピーする方法。
El Capitan(10.11)以前のOSでは、この2つのフォルダをバックアップからコピーするだけでメールの設定や送受信メールなどすべて復元されるということでしたが…。

/Users/UserName/Library/Mail
/Users/UserName/Library/Containers/com.apple.mail

上記2つのフォルダを復元してメールを起動してみるも、Sierra(10.12.1)ではメールフォルダもアカウントも何もかも復元できず。何も反映されませんでした。
次に、Apple公式のMacのためのMail: メールボックスを読み込む/書き出すを参考にやってみました。
メールを起動し、「ファイル」から「メールボックスを読み込む…」でバックアップから復元したフォルダを選択してみると…
メールの階層がズラーっと
30分ほど放置してみましたが、メールフォルダの階層がずらーっと表示され、いくつかのメールは復元されました。ただ、とにかく時間がかかりすぎ。
というわけで、こちらも断念。
$mt:Include module=”記事中アドセンス”$>

macOS Sierraでメールを完全復元する方法

色々と調べてみましたが、Sierraでメールを完全移行する方法が見つからなかったので、El Capitan(10.11.6)で成功されてるAppleのフォーラムを参考にさせてもらいました。
Manual Mail Migration | Official Apple Support Communities
これを元に、うちのSierra(10.12.1)の環境で、以下のフォルダをTime Machineから復元させました。
※以下、UserNameはあなたのユーザ名が入ります。
※Libraryフォルダは通常は隠れているのでこちらの方法で表示させます。
インターネットアカウントの復元

/Users/UserName/Library/Accounts

メールデータの復元

/Users/kazuto/Library/Mail/
/Users/UserName/Library/Mail Downloads/
/Users/UserName/Library/Containers/com.apple.mail/
/Users/UserName/Library/Preferences/com.apple.accounts.plist
/Users/UserName/Library/Preferences/com.apple.accountsd.plist
/Users/UserName/Library/Preferences/com.apple.mail-shared.plist
/Users/UserName/Library/Preferences/com.apple.MailMigratorService.plist
/Users/UserName/Library/SyncedPreferences/com.apple.mail-com.apple.mail.vipsenders.plist
/Users/UserName/Library/SyncedPreferences/com.apple.mail.plist

フォーラムには、キーチェーン(/Users/UserName/Library/Keychains)も復元リストに入ってましたが、僕はiCloudで同期してるので復元しませんでした。
上記ファイルを復元後、メールアプリを起動すると…
メールを最初に起動した画面
メッセージを読み込む画面が出てきました。「続ける」をクリックすると…
メールボックスの読み込みがはじまる
メールボックスの読み込みが開始されました。
5万件以上のメールを約5分ほどで読み込み完了。これまで使っていたフォルダやアカウントがそのまま表示され、無事にデータ移行が終わりました。
キーチェーンを復元していなかったので、最初だけメールの取得ができませんでした。
数分後もう一度送受信を試すと、iCloudでキーチェーンが同期されたおかげか、メールアカウントのパスワードを再入力せずに送受信ができました。
macOS Sierraのクリーンインストールで一番手間取ったのがこのメールデータの移行でした。
macOSの今後のバージョンアップにより、設定方法が変わる恐れもあるので、メールをすべてGmailとかIMAP系に移すことも考えないといけないなと感じました。
あと、今回の移行で一番助かったのがTime Machineのバックアップでした。
システムの中身をすべてバックアップしてあるので、どのファイルが必要になっても対応できたのがすごく便利でした。
3TBの外付けHDDでも1万円を切るほど安くなってるので、バックアップにはちゃんとお金をかけるようにしてます。