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Macを有線LANとWi-Fi両方に繋いでいる状態で、「今自分のMacが有線LANとWi-Fiのどちらで接続されているのか?」と気になることありませんか?
両方接続して使えているので、別に気にしてないという人も多いと思いますが、有線とWi-Fiの両方一緒にインターネットには接続できないんです。インターネット接続するには必ずどちらか一方の回線が使われています。
そんな時は、ある場所を確認すれば一発でどっちに繋がっているのか確認することが可能です。
この記事では、その確認方法と、接続優先順位の設定方法、AirDropを使用する場合の有線LANについて解説します。
Macでのネットワーク接続状態を確認する方法
Macで現在のネットワーク接続状態を確認する方法としては、メニューバーのアイコンを確認する方法が一般的だと思います。
メニューバーにはWi-Fiのアイコンがありまして、そこを確認すればWi-Fiに接続されているのかどうかと、電波の状況を一発で確認することができます。電波の状況は1本→2本→3本の順番で接続状態が良くなります。Wi-Fiがオフになってる場合は、アイコンに打ち消し線が斜めに入ります。
ただ、このメニューバーでは有線LAN(Ethernet)に繋がっているのかどうかは分かりません。
有線LANかWi-Fiかを一発で確認する方法
有線LANとWi-Fiの両方に接続しているMacで、今現在どっちでネットに繋がってるのかを確認するには、システム設定のネットワークを確認します。
下記は「macOS Sonoma 14.5」の画面です。
システム設定の「ネットワーク」を確認すると、赤枠部分に接続されている回線情報が表示されています。
上記画面の場合は、MacBook ProにAnkerのドッキングステーションを接続し、そこにバッファローの有線LANアダプターを接続。そこにLANケーブルを繋げてます。
そのため、Ethernetではなく「USB 10/100/1000 LAN」と表示されてます。
その下にWi-Fiが表示されてます。
両方とも「接続済み」と表示されてますが、より上に表示されているもの、つまり、この場合は有線LANに繋がっている、ということを表しています。
有線と無線を同時に接続している場合の挙動
有線LANとWi-Fiが同時に接続されている場合、優先順位を設定した順序でインターネットに接続されます。
一般的に有線接続の方が無線接続よりも安定しており、速度も速いので、有線LANを優先させることが多いと思います。
我が家のWi-Fiと有線LANの回線速度は、Wi-Fi 130Mbps、有線LAN 340Mbpsと、有線LANの方が2.6倍以上速いです。
ただし、終端装置やルーターに不具合が起きて有線LANで接続しにくくなった場合は、自動的にWi-Fi接続に切り替わります。
これはWi-Fiを優先してた時も同じです。何らかの理由でWi-Fiが不安定になったり、接続が途切れた場合には、有線LANに自動的に切り替わります。
Wi-Fiと有線LANの両方を接続しておけば、ユーザーは常に最適な接続状態を維持することができます。
有線LANとWi-Fiの接続優先順位を設定する手順
接続状態を確認したら、次に考えるのが接続優先順位です。Macでは、有線LANとWi-Fiの両方が同時に接続されている場合、好きな方を優先して接続するようにカスタマイズすることが可能です。
「システム設定」→「ネットワーク」の右下にある「三点リーダー(…)」アイコンをクリックして「サービスの順序を設定…」を選びます。
「サービスの順序」が表示されます。ここで、EthernetとWi-Fiの順番をドラッグ&ドロップで変更することができます。
Ethernetを上に設定すれば、有線LANが優先され、Wi-Fiを上に設定すれば無線LANが優先されます。この設定は、ネットワーク接続時にどちらの回線を使用するかを自分で決めることができるため、特定の環境でより安定した接続を確保したい場合に役立ちます。
有線LANをオンにしててもAirDropはOK
Macの便利な機能である「AirDrop」。近くにあるMacとiPhoneやiPadと簡単にファイルを無線で共有できる優れた機能です。
ただし、このエアドロップを使うにはWi-Fi接続が必須です。
そのため、Wi-Fiと有線LANを同時に接続している場合、優先より回線速度が遅い無線LANを優先に設定しておかないといけないような気がしますが、実際は有線LANを優先にしてても使うことができました。
エアドロップを使う場合、有線LANとWi-Fiの優先順序は関係ありません。安心して、高速&安定接続の有線LANを優先接続に設定してください。
安定した接続を維持するためのアドバイス
最後に、安定したネットワーク接続を維持するためのアドバイスです。特にMacを使用する際には、有線LANを優先的に使用することが推奨されます。理由は、有線接続の方が外部からの干渉を受けにくく、安定した高速通信が可能だからです。また、Wi-Fiを併用する場合は、AirDropやHandoffなどの機能を使用するためにWi-Fiをオンにしておくと便利です。
さらに、ルーターの設置場所やWi-Fiのチャンネル設定を最適化することで、無線接続の品質を向上させることも可能です。これにより、混雑したネットワーク環境でも安定した通信を確保することができます。
このページの情報が、Macでのネットワーク接続の管理に役立つことを願っています。最適な設定を行うことで、作業効率を高め、快適なインターネット環境を維持しましょう。