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定格容量6000mAhのくっつくモバイルバッテリー
MagSafe対応のiPhoneに磁力でくっつくモバイルバッテリーは、Apple純正のMagSafeバッテリーパックを使ってましたが、もう完全に古いものになってしまいました。
似たようなアイテムは、ここ最近、各メーカーから様々なものが発売されてまして(玉石混交)、各社が差別化に励んでおります。
その中でも今回紹介するTORRASのMagSafe対応モバイルバッテリーは、iPhoneケースに搭載されて人気を博している回転式スタンドをモバイルバッテリーの背面に組み込み、最大容量10000mAh(定格容量6000mAh)、ワイヤレス充電最大15W、有線充電最大20Wに対応した“本当に使える”モバイルバッテリーです。
この記事で分かること
- Apple純正MagSafeバッテリーパックとのサイズや容量などスペックの比較
- iPhoneのバッテリー寿命を最大限に伸ばすための使い方
- TORRASではiPhone 15 Proを何回充電できるのか(iPhoneのバッテリー残量30%→80%)
- TORRASバッテリーの大きさやマグネットの強さ、スタンドの使い方
- 有線で使う時にあると便利な短いL字USB-Cケーブル
動画レビュー
以下の内容で動画レビューを公開しています。
- 00:00 TORRAS Ostand Power Bank
- 01:14 開封!本体と同梱物
- 02:50 容量とスペック
- 03:42 iPhoneに装着してみる
- 05:05 充電速度の検証
- 06:16 有線接続でも使える
- 07:36 スタンド機能
- 08:44 数日使ってみた感想まとめ
▼ 回転スタンド付きMagSafe対応モバイルバッテリー!TORRAS Ostand Power Bankレビュー 有線最大20W&ワイヤレス最大15W出力。Apple純正より断然こっちが使いやすい
Apple純正品とスペック比較
左がApple純正MagSafeバッテリーパックで、右が今回購入した『TORRAS Ostand Power Bank』。
それぞれのスペックは以下の通り。
- ● AppleMagSafeバッテリーパック
-
- Qi(チー)対応
- 幅64mm 高さ95mm 厚さ11mm
- 重さ113g
- 容量1,460mAh , 7.62V , 11.13Wh
- 3.7V換算だと「11.13Wh ÷ 3.7V ÷ 1000 = 3,008mAh」となり約3,000mAh
- 通常のワイヤレス充電時は5W出力
- 27W以上の充電器を使えば最大15Wのワイヤレス充電器としても使用可能(※ただし、iPhoneシリーズはQi1の場合は7.5Wまで)
- ● TORRASモバイルバッテリー
-
- Qi(チー)対応
- 幅70mm 高さ100mm 厚さ17mm
- 重さ 200g
- 容量 10000mAh(38.7Wh)
- 定格容量 6000mAh
- ワイヤレス充電出力 最大15W(※ただしiPhoneシリーズの場合は最大7.5W)
- USB-C出力 最大19.98W
- USB-C入力 最大19.98W
所有しているiPhone 15 Proのバッテリー容量が3,274mAh。TORRASだと定格容量が6000mAhなので約1.8回充電できることになります。
AppleMagSafeバッテリーパックは約3,000mAhですが、定格容量が不明なので約7割として計算すると約2,100mAh。iPhone 15 Proを1回どころか60%ぐらいまでしか充電できません。MagSafeに対応してるしていないの前に、もう完全に使えないバッテリーになってしまいました。
iPhoneのバッテリー寿命を最大限に伸ばす方法
iPhoneのバッテリーに搭載されているのがリチウムイオン電池。この電池寿命を最大限に伸ばすには、以下のポイントに注意する必要があります。
残量の下限:リチウムイオン電池は深い放電状態からの回復が難しいので、バッテリーを完全に空にしないように注意します。一般的には、バッテリー残量が20%〜30%程度になったら充電すると良いでしょう。
残量の上限:バッテリーを過剰に充電することも避ける必要があります。一般的には、バッテリーを100%まで充電することは推奨されません。バッテリー残量は80%程度で充電を止めると寿命を延ばすことができます。
温度管理:リチウムイオンバッテリーは高温下や低温下で劣化しやすいため、過度な暑さや寒さから保護する必要があります。極端な温度下での使用を避け、可能な限り通常の環境で使用するようにしてください(冷蔵庫やお風呂に入れないこと)。
適切な充電器の使用:充電器の品質や適切な電力供給も重要です。正規のApple製品または信頼できるサードパーティ製の充電器を使用し、過度の電力供給や急速充電を避けることが重要です。
iPhoneを使ってると、バッテリー残量が30%を切るとバッテリーのアイコンが黄色になり、20%を切ると赤色に変わります。これはバッテリーの下限が近いので、早く充電してという目安だったんです。
あと、iPhoneの設定でバッテリーの充電を上限80%で止めることができるので、ここもオンにして使ってます。
TORRASモバイルバッテリーの充電スピード
TORRASのモバイルバッテリーをフル満タンまで充電して、iPhoneを充電してみました。
その結果がこちら。
- 11:14 30%
- 11:29 41%
- 11:42 50%
- 12:12 60%
- 12:45 70%
- 13:13 80%
- 30%→50%・・・20%を28分
- 50%→60%・・・10%を30分
- 60%→70%・・・10%を33分
- 70%→80%・・・10%を25分
バッテリー残量が少ないほど充電スピードは早く、80%に近づくほど充電スピードは遅くなります。
1時間55分で30%→80%まで充電して、残量ランプは4つのうち残り3つのランプが点灯してました。なので、30%→80%の充電なら4〜5回は一回の満充電でできそうです。これはなかなか使えますね!
充電中は自立する!そのまま立てて使える
バッテリーの厚みが17mmあるので、iPhone 15 Proを回転スタンドを使わずに立てたり横にして使えます。
こんな感じで回転スタンドを出さなくてもiPhoneが自立します。これが意外と安定しててなんか好き。
iPhoneを横にするとスタンバイモードでも使えます。
より高速な有線接続で便利なケーブル
Qiのワイヤレス充電だとiPhoneは最大7.5Wでしか充電できませんが、有線接続すると約3倍の最大20Wで充電することが可能です。
ただ、付属のUSB-Cケーブルだとちょっと長いので使いにくい。
なので、『UGREEN L字USB-Cケーブル 25cm』を使ってます。ジャストフィットとはいきませんが、両方L字の端子なのでかなりスッキリできました。
回転スタンドを使って高さのある縦置きも可能です。
高さのある横置きの裏側。
ケースのレンズ保護部分と干渉してバッテリーとケースの間に隙間がありますが、この状態でもちゃんとワイヤレス充電できてます。
かなり使えるTORRASのモバイルバッテリーです。
たまにセールも開催されてるので、欲しい方は定期的にチェックしてください。