
4K対応テレビやモニターなら、4K Maxが断然おすすめ!
Fire TV Stick(ファイヤーテレビスティック)を初代から7年以上使ってる長期ユーザーの僕が、実際に使ってみた感想をまとめたものです。
「4K MAXと4KじゃないStick、どう違うの?どっちを買えばいいの?」
とお悩み中の方には必ず参考になりますので(自信たっぷり!)、ぜひ最後までご覧ください。
(※この記事は、2019年4月16日に公開した記事を2023年の最新情報に更新したものです。)
目次
- 私のFire TV Stick 歴
- Fire TV Stickとは?
- 使い方はテレビに挿すだけ!とても簡単
- 対応しているテレビは?
- 4K Maxと非4K版 スペック比較表
- 非4K版と4K Maxの大きな5つの違い
- 4K視聴するために必要なインターネットの回線速度
- 4K非対応テレビではFire TV Stick 4K Maxは使えない?
- Amazonプライムビデオで4K対応作品の探し方
- 新しくなるほど使いやすくなるリモコン
- まとめ より高画質・高音質で楽しみたいなら4Kは「買い」
私のFire TV Stick 歴
2015年にFire TV Stick 第1世代を購入(→レビュー記事)してから気に入りすぎて2017年4月にリニューアルされた第2世代にすぐ買い替え(→レビュー記事)。
それからテレビをハイセンスの激安4Kテレビ(→レビュー記事)に買い替えたので、2019年4月にFire TV Stickも4Kに買い替え。
その後、2021年9月に4K版が4K Maxにモデルチェンジされました。4Kと4K Maxの違いは、高速化されWi-Fi6に対応したこと。さらにリモコンが第3世代になってNetflixやDAZNなどのボタンが4つ追加されました。
発売当初は買い換えるつもりはなかったんですが、うちの自宅もWi-Fi6にしたので4K Maxも買ってみることにしました。合わせて最新の1080p版も比較のために買ってみました。
今回は「Fire TV Stick(1080pに対応)」と「Fire TV Stick 4K Max(Ultra HDに対応)」、両機種とも使ってみてからの感想を中心にまとめてます。
Fire TV Stickとは?
「Fire TV Stick」とは、簡単に言うと「テレビをインターネットに繋げて機能拡張してくれるアイテム」です。
Fire TV Stickをテレビにつなげることで(インターネット回線は別途必要です)、昔のテレビでもAmazonプライム・ビデオやNetflix、YouTube、Hulu、AbemaTV、DAZN、dTVなど、たくさんの動画配信サービスを楽しむことができるようになります。
最近のテレビにはNetflixやYouTubeなどのアプリが最初から入ってるものが多いですが、すべてに入ってるわけじゃありません。
そんな、動画配信アプリが少ない・入ってないテレビで大活躍するのがFire TV Stickです。
Amazonプライム・ビデオはもちろん、Desney+・Netflix・YouTubeなど人気の動画配信サービスのアプリはほとんど対応してるので、契約してるサービスのアプリをインストールすればすぐに楽しむことができます。
うちの場合は、リビングで使ってるハイセンスの75インチテレビ(→レビュー記事)にも、Netflix、YouTube、dTV、U-NEXT、DMM.comだけでなく、ちゃんとAmazonプライム・ビデオも入ってました。
ただ、最近は指名番組以外のテレビ番組はほとんど見なくなってきたのでテレビはリビングに1台しかなく、あとはパソコン用のモニターのみ。
さらに、パソコンのブラウザではAmazonプライムビデオはHDまでの画質しか視聴できないので、Fire TV Stick 4Kを4K HDRに対応したモニター(→レビュー記事)に接続して使うことも増えてきました。
4K Ultra HD HDRの画質は声が出ちゃうほど美しいので、未体験の方はぜひ!
使い方はテレビに挿すだけ!とても簡単
Fire TV Stick 4K Maxのパッケージ。今回から正方形に近いパッケージに変更されてます。
2023年4月5日からは、Fire TV Stick、Fire TV Stick 4K Max、ともにリモコンのボタンにTVerが採用されたモデル(→現在のAmazon価格はこちら)も販売開始されました。プライムビデオ・NETFLIX・ABEMAの3つのボタンは同じで、DAZNかTVerかを選べるようになりました。
今回紹介しているリモコンはDAZN版です。
4K Maxの同梱物一覧。
左から、単4電池2個、電源アダプタ、HDMI延長ケーブル、Alexa対応音声認識リモコン(第3世代、DAZNボタン版)、説明書、USB-A to USB-microケーブル、Fire TV Stick 4K Max本体。
同梱物は1080p版とほぼ同じです。違いは後述します。
4K Max本体に電源用USBケーブルを接続します。USBケーブルの反対側には電源アダプタを接続しておきます。
テレビ背面にあるHDMI端子を探します。HDMI端子の周りに他のケーブル類がある場合はこのままじゃ挿さりません。
その際は、付属のHDMI延長ケーブルを使えば接続できます。
あとは、電源アダプタをコンセントに差し込むと起動画面が表示されるので、画面の指示に従ってセットアップするだけです。
対応しているテレビ・モニターは?
「Fire TV Stick」に対応しているテレビの条件はこちら。
- HDMI端子付きHDテレビ
- 1080pまたは720p、60/50Hz対応
「Fire TV Stick 4K Max」対応のテレビの条件はこちら。
- HDMI端子搭載の4Kテレビ
- 2160p対応、24/25/30/50/60Hz および HDCP 2.2対応
- HDMI端子搭載のHDテレビ
- 1080pまたは720p、60/50Hz対応
4Kの条件にある「HDCP」とは著作権保護のコンテンツのこと。
最近のテレビはほとんど対応しています。
テレビのほか、HDMIを搭載してるパソコン用のモニターや小型の外部モニターなどでも使えます(LGの4K HDR対応モニターで使ってます)。ただし、テレビ以外のモニターの場合、音量調整や電源オンオフが対応してないので、その都度モニターを操作する必要があります。
4K Maxと非4K版 スペック比較表
「Fire TV Stick 4K Max」と「Fire TV Stick」のスペック比較表はこちら。
※スマホの場合は横にスワイプしてご覧ください。
Fire TV Stick 4K Max | Fire TV Stick | |
ビデオフォーマット | H.265、H.264 VP9、HDR10、HDR10+ HLG、Dolby Vision、AV1 |
H.265、H.264 Vp9、HDR10、HDR10+ HLG |
オーディオフォーマット | AAC-LC AC3 eAC3 (ドルビーデジタルプラス) FLAC MP3 PCM/Wave Vorbis Dolby Atmos (EC3_JOC) |
Dolby Atmos Dolby Digital Dolby Digital+ のサラウンド対応 Dolby Atmos Dolby Digital Dolby Digital+のHDMIオーディオパススルー |
プロセッサ | クアッドコア 1.8GHz MT8696 | クアッドコア 1.7GHz |
ストレージ* | 8GB | 8GB |
Wi-Fi | MT7921LS. 802.11a/b/g/n/ac/ax Wi-Fi6対応 |
デュアルバンド デュアルアンテナwifi(MIMO); 802.11a/b/g/n/ac対応 |
本体サイズ | 99x30x14mm(HDMI端子含まず) 108x30x14mm(HDMI端子含む) |
86x30x13mm(HDMI端子含まず) |
本体重量 | 48.4g | 32g |
リモコンサイズ | 第3世代 38x142x16mm |
第3世代 38x142x16mm |
リモコン重量 | 43.4g(本体) | 43.4g(本体) |
※ストレージはアプリのダウンロードで使います。8GBを使い切ることはほぼありません。
今後、4Kテレビに買い換える予定がない方や、7.1サラウンドが要らない、Wi-Fi6を使ってない方には1080pの非4K版の方がおすすめです。
ただ、4K対応テレビやモニターをお持ちで少しでもきれいな映像で映画やドラマを楽しみたいって方には、HDよりも情報量が4倍もある4K Ultra HD(4K動画)を観れる4K MAXがおすすめです。
4K Ultra HD(4K動画)とは?
4K Ultra HD(UHD)では、最高2160pの画素数で映像を楽しめます。
これは、上記比較画像でも分かるように、Full HD 1080pの縦も横も2倍の長さがあるので、面積だと4倍も差があることになります。
解像度は「横3840×縦2160ピクセル」です。
同じ大きさのテレビで4K動画と1080pの動画を見比べると、4K動画の方が4倍の情報量があるので、それだけ画面が精密になるということです。
非4K版と4K Maxの大きな5つの違い
非4K版と4K Maxの大きな違いは以下の4点。
- 本体がちょっと大きい
- 動作がサクサク
- Amazon Primeビデオのホーム画面に4K ULTRA HDのカテゴリーが追加される
- 4K Ultra HDの高画質を楽しめる
- 7.1サラウンド対応
1つ目。
左が4K Maxの同梱物で、右がFire TV Stick。
リモコンはともにAlexa対応音声認識リモコン(第3世代、DAZNボタン版)で同じ。
違いは本体の大きさとHDMI延長ケーブルの形状です。
Fire TV Stick 4K Max(写真左)の本体サイズは99x30x14mm(HDMI端子含まず)。
一方の非4K(写真右)は86x30x13mm(HDMI端子含まず)。
4K Maxの方が約13mm長く、1mm厚くなってます。
同梱物もちょっと違います。
電源アダプタは同じですが、4K Maxに付属するHDMI延長ケーブルはメスの部分が細くなってます。
2つ目。
非4K版と4K Maxを使い比べて分かったんですが、
4K Maxは動作がサクサク
でした。
4K Maxはアップデートのインストールからホーム画面の操作まで、リモコン操作時のストレスがほぼありません。
一方の非4Kモデルは、体感的にアップデートの待ち時間が長かったのと、リモコン操作時にボタンを押してからの反応がたまに遅れることがあります。
この違いは両機種とも使ってみなければ分からなかった違いです。
3つ目。
ホーム画面については見た目はほとんど同じです。
違うのは、4K Maxにはホーム画面に「prime 4K ULTRA HD TV番組」のカテゴリが表示されてます。
4Kに対応している作品のサムネイルには、右上に「4K」と表示され、タイトル部分の下に「UHD」と小さく表示されます。
4つ目。
実際に4K対応作品を観てみると...
視聴開始時には「HD HDR」と表示され...(HDR対応モニターで使用しているので「HDR」が表示されてます)
次に「HD 1080p HDR」と表示が変わっていきます。
それからまたしばらくすると...
「Ultra HD HDR」と表示が変わり、4K動画を視聴できるようになります。
自宅のWi-Fi回線によってはUltra HDになるまで時間がかかる場合があります。読み込みが遅くてUltra HDにならない場合は、回線速度をチェックするなどネットワークを再確認してみてください。
これで、より高精細な映像を楽しめるようになりました。
見てくださいこの比較画像!Ultra HDとHDの画質にはものすごい差があります!
洋服の精細感が全く違います。
4K対応テレビよりはHDRに対応した4Kモニターの方が感動は大きいかもしれません。
5つ目。
最後の違いは4K Maxは、7.1サラウンドに対応してることと、Wi-Fi6に対応していることです。
非4KモデルもDolby Atmosに対応して5.1chサラウンドを楽しめますが、本格的なホームシアターサウンドやサウンドバーなどの音響設備を使って7.1サラウンドを視聴したい場合は4K Maxが必須です。
4K MaxではWi-Fi6に対応しました。これにより複数のデバイスを使用中でもネットワークの混雑が軽減され、高精細な4Kビデオコンテンツを滑らかに視聴できるようになりました。
4K視聴するために必要なインターネットの回線速度
せっかくテレビとFire TV Stickは4Kに対応してるのに、インターネット回線速度が遅ければ「4K(Ultra HD)」で視聴することはできません。
4Kでビデオを再生するには、最低15Mbpsの回線速度が必要です。
回線速度が15Mbps以下の場合は、「HD」や「HD 1080p」の画質で再生されることになります。
一部の動画配信サービスでは、それ以上の回線速度が必要な場合も。例えばNetflixでは4Kで視聴する場合、20Mbps以上の接続スピードが必要になります。
僕の自宅の場合、ビッグローブ光に乗り換えてIPv6オプションにしたら回線速度が50倍以上になりました。高速なインターネット回線(→レビュー記事)をお探しの方は、ぜひ参考にしてみてください。
夜の回線速度が50倍以上に!ビッグローブ光のIPv6オプション(PPPoE→IPoE)は速かった。
4K非対応テレビではFire TV Stick 4Kは使えない?
この写真は、以前、ハイセンスの激安4Kテレビ(→レビュー記事)に買い替えて、新しいFire TV Stick 4Kモデルが自宅に届くまで使ってた4K非対応のテレビ画面です。
4K非対応のテレビにFire TV Stick 4Kを接続すると...
「4K Ultra HDを再生できません」と表示されました。
さらに、
「お使いのテレビ(または接続済みのAVレシーバー)で選択されたHDMIポートは、4K Ultra HDビデオに必要なHDCP2.2に対応していません。お使いのテレビが対応している最大解像度で再生されます。一部の4K Ultra HDテレビでは、特定のHDMIポートのみがHDCP2.2に対応している場合があります。」
と表示され、4K Ultra HDは視聴できないもののこのテレビが対応している最大解像度「HD 1080p」では観れました。
そもそも4Kに対応していないテレビはコンテンツを保護するHDCP2.2には対応してないので、当然の結果ですね。
この逆、4K対応テレビで非4K版を使った場合は、Fire TV Stickの最大解像度である「HD 1080p」で表示されます。
Amazonプライムビデオで4K対応作品の探し方
Amazonプライム・ビデオの4K Ultra HD対応作品を探すには、ホームにある「prime 4K ULTRA HD TV番組」カテゴリーで選ぶことができます。
または、リモコンのアレクサボタンを押しながら「4Kウルトラエイチディーテレビ番組」と話せば、UHD対応番組を表示してくれます。
これはFire TV Stick 4K Maxのみにしか表示されないカテゴリーです。
新しくなるほど使いやすくなるリモコン
左が最新型の第3世代Alexa対応音声認識リモコンで、右が日本で最初に発売されたFire TV Stickに付属してたリモコン(→レビュー記事)です。
最初はテレビの電源ボタンや音量調整ボタンもなくて、ものすごくシンプルな形状でした。
それからアレクサの音声操作ボタンが搭載され、電源ボタン、音量調整、さらにはプライムビデオ・NETFLIX・DAZN・Amazon Music(その後、ABEMAに変更)のボタンも搭載されるようになりました。
2023年4月5日からはDAZNの代わりにTVerボタンが採用されたモデルも販売開始されました。プライムビデオ・NETFLIX・ABEMAの3つのボタンは同じで、DAZNかTVerかは好きな方を選べるようになりました。
形状についても...
- 真ん中の丸いボタンの盛り上がりがちょっと増えて押しやすくなった
- ホームボタンにポッチが付いてて指で触ればすぐ分かるようになった
など、世代がアップするたびに何かしらバージョンアップされより使いやすく改善されてます。
2022年11月には『Alexa対応音声認識リモコン Pro(→現在のAmazon価格はこちら)』が別売りで発売されました。
カスタムボタンやバックライト付きボタン、リモコンを探す機能、ヘッドホンなどのBluetoothデバイスを簡単にペアリングできるなど、より機能が豊富なリモコンです。
YouTube動画レビュー
YouTubeに動画レビューをアップしました。旧機種のレビューですが動作してる様子は分かると思いますので、合わせてご覧ください。
後日、4K Maxと1080p版の動画を公開予定です。
まとめ より高画質・高音質で楽しみたいなら4K Maxは「買い」
最後まで読んでいただいてありがとうございます!
- Fire TV Stickが欲しいけど、1080pと4K Maxモデル、どっち買えば良いか分からない方
- これまで第1世代・第2世代など過去モデルのFire TV Stickを使ってて4Kモデルに買い替えようかとお悩みの方
- 4K対応テレビに買い替えた方
向けに書いてみました。
「4K Ultra HD」と「1080p」の違いは、テレビから離れて観る場面ではそんなに変わりません。
ただ、上記の通り解像度自体は4倍の差があるので、テレビに近づいて観たときの高精細な画質は感動ものです。特に、最近は4K HDR対応のモニターで視聴してるので、違いがよりはっきりと分かるようになりました。美しさが段違いです!
Fire TV Stickに関しては今回久しぶりに使ってみましたが...
- 最初に使い始めた時のアップデートにかなり時間がかかった
- リモコン操作も4K Maxと比べてちょっともっさりしてる、反応が悪い時がある
という感じて、正直あまり快適ではありませんでした。
これは4K Maxと使い比べて比較しなければ分からなかったことです。もしFire TV Stickだけ使ってたら気がつかなかったと思います。
4KテレビがないならFire TV Stickでも良いかなと書いてきましたが、価格差も2千円ぐらいなので、悩んでるなら動作もサクサクな4K Maxの方をお勧めします。
Fire TV Stickの記事をもっと読む
- Fire TV Stickを有線化!不安定だったネット回線速度が安定して動作が快適に!
- FODをテレビで視聴する方法 Fire TV Stickで快適に視聴できるようになりました
- 4K対応のFire TVが小型化して登場!より美しく心地よいサウンドで映画やテレビ番組を楽しめるように。
- 新FireTVstick(ファイヤーテレビスティック2)レビュー!動作サクサク!音声検索が意外と便利。Wi-Fiは必須!
- 新Fire TV Stick(ファイアーテレビスティック)日本予約受付開始!早速、予約注文しておいた。
- 新Fire TV Stick(ファイヤーテレビスティック)発表!クアッドコア、音声認識がパワーアップ!802.11ac対応!
- 電源オンオフがないFire TV Stickをスリープ状態にする方法
- fireTVstick (ファイヤーテレビスティック)30日間全額返金キャンペーン(17日まで)
- →「Fire TV Stick」の記事一覧へ
記事についてのご感想・ご質問、受付中!
分かりやすい記事になるように努めてますが、「こういうことを知りたかった」「ここについてもうちょっと詳しく教えて」など、当記事について質問や知りたいことがあれば以下のツイートボタンからお気軽にお送りください。自動的に記事URLが入りますのでそのまま質問内容を最上部に記入してください。できるだけ早く返信させていただきます(質問が多い場合はお時間をいただくことがあります)。
ご質問は無料。質問はもちろん、「役に立った!」「面白かった!」など、お褒めの言葉だともっとうれしいです!
記事を少しでもより良いものにするためにご協力をお願いいたします。
このブログ「スーログ」を購読する

「いいね!」しよう。
● 最新記事をRSSで配信中です。feedlyへの登録はこちらから。
● twitterでの情報発信、YouTubeで動画レビューも公開してます。チャンネル登録もよろしく!