EOS R5を給電できる最もコンパクトなCIOモバイルバッテリー PD30W 9V-3A対応

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EOS R5とCIOモバイルバッテリー
EOS R5とCIOモバイルバッテリー

EOS R5がどんどん使いやすくなってきた!
7月22日に公開されたEOS R5のファームウェア1.6.0。
動画撮影時のメニューに「自動電源オフ温度:標準/高」が追加され、動画撮影時に熱停止する時間が大幅に伸びました。
さらには動画電子ISで動画撮影した時のコンニャク現象(画面周辺のぐにゃぐにゃ歪み)も低減されるようになり、ますます使い勝手が良いカメラに進化してます。
2年前に発売されたカメラですが、まだまだ進化が止まりません!素晴らしい。
最近は動画だけでなくR3と一緒に写真撮影する機会も増えまして、高画素機ならではのクロップ撮影の使い勝手の良さに改めて感動!
望遠で撮る場合の必須カメラになってます。大好き!R5!

EOS R5のバッテリーの持ち

そんなR5の弱点は、動画撮影中のバッテリーの持ちが悪いこと。
写真だとバッテリー1本で300枚以上は撮影できるし、途中でなくなってもすぐバッテリー交換すれば良いんですが、動画だと流れとか環境音も大きく関係するのでそうもいかない。
付属のLP-E6NHだと4K24Pで撮影した場合、1時間持つか持たないかぐらいなので正直不安なんですよね。
追加でLP-E6NHを購入することも考えましたが、すでに1つ予備があるのとLP-E6互換バッテリーが5本ほどある(撮影時間が短いのであまり使いたくはない)し、なにせ価格が1本1万円以上するので予備として考えるとコストが高い。
というわけで、R5で充電だけでなく給電でも使えるモバイルバッテリーを探してて行き着いたのがCIOのモバイルバッテリーです。

世界最小級の10000mAh PD30W出力のモバイルバッテリー

CIOモバイルバッテリーSMARTCOBY Pro 30W PD 10000mAh
今回購入した『CIOモバイルバッテリー SMARTCOBY Pro 30W PD 10000mAh』。
主な特徴はこちら。

  • 日本メーカーのモバイルバッテリー
  • 10000mAhクラスで世界最小・最軽量級を実現
  • 急速充電 PD30W出力
  • USB-A、USB-Cを各1ポートずつ搭載
  • パススルー充電対応
  • デジタル残量表示LED搭載
  • サイズ:約77mm×56mm×26mm
  • 重さ:183g
  • サイクル回数:約500回
  • 入力(Type-C):PD 5V-3A/9V-2.22A/12V-1.5A(20W Max)
  • 出力(Type-C):PD 5V-3A/9V-3A/12V-2.5A(30W Max) PPS 3.3-6V 3A/3.3-11V 2.7A(30W Max)
  • 出力(USB-A1):SCP/S-VOOC/QC 4.5-5V 5A/9V-3A/12V-2.5A(30W Max)

EOS R5で充電と給電に必要な電力は…

  • 充電:PD 5V-3A(15W)
  • 給電:PD 9V-3A(27W)

なので、このモバイルバッテリーは共に対応しているということになります。
ちなみに、USB-A出力ではUSB-A to USB-Cケーブルを使っても充電・給電共に不可でした。
CIOモバイルバッテリー 付属品
付属品一覧。バッテリー本体、説明書類、USB-Cケーブル(50cm)。
CIOは日本のメーカー
CIOは大阪の会社だったんですね。購入するまで中国メーカーかなと思ってたので、ちょっと安心感はアップしました。
SMARTCOBY Pro コンパクトボディ
10000mAhのモバイルバッテリーで同じぐらいの大きさのものはありますが、PD 30Wに対応してるのは多くないです(2022年7月現在)。日本のメーカーはこれだけかも知れません。
USB-AとUSB-Cの端子
USB-AとUSB-Cの端子。
SMARTCOBY Pro 手のひらに収まるコンパクトサイズ
手でしっかり握れるコンパクトサイズ。表面の素材もサラサラとしてて皮脂がほとんど目立ちません。とても良い感じ♪
付属のUSB-Cケーブルの長さは50cm
付属のUSB-Cケーブルの長さは50cm。

EOS R5にマウントさせるために買ったもの

今回はEOS R5で撮影中に使いたかったので、マウントするためのアイテムも一緒に購入しました。
前提として、EOS R5には事前にケージを取り付けてます。ガッツリ動作撮影する時にはSmallRigのフルケージ、写真で使うときは同じくSmallRigのハーフケージを使ってます。
SmallRig モバイルバッテリー用ホルダー
購入した『SmallRig モバイルバッテリー用ホルダー BUB2336』。同じくSmallRigのBMPCC用SSDホルダーでも幅はギリギリですが載せられます。
モバイルバッテリー用ホルダー 同梱物
六角レンチと本体。本体にはネジが2本付属してます。
コールドシューマウントアダプターを使って固定する
コールドシューマウントアダプターなどを使って固定します。
EOS R5とハーフケージとコールドシューマウント
コールドシューマウントを取り付けて、そこにモバイルバッテリー用ホルダーを取り付けます。
ケージにもネジで固定できます。場所はお好みでどうぞ。
R5のケージにモバイルバッテリー用ホルダーを固定
R5のケージにモバイルバッテリー用ホルダーを固定完了。

EOS R5で充電・給電は可能?電力数値は?

EOS R5に固定したCIOモバイルバッテリー
付属のUSB-Cケーブルを使って接続してみました。
EOS R5の電源オフの状態で接続した場合は充電モードです。
充電モードでは外付けのモバイルバッテリーでR5のLP-E6NHを充電することができます。
R5の上部にある表示パネルにチャージ中のアイコンが表示され、背面右下のアクセスランプが緑に点灯しました。
充電モード中の電流と電圧
充電モード中の電圧は5V前後で、電流は1〜2Aを行ったり来たりしてました。
モバイルバッテリーのスペック「USB-C出力:5V-3A」で充電ができてるようです。
次に給電モード
給電モード中のモバイルバッテリーのアイコンと液晶モニター
給電モード中は、モバイルバッテリーのLEDにある緑アイコンが点灯し、急速充電モードに切り替わります。
R5のモニターでは、バッテリーアイコンが「白 → グレー」になって給電で動作してるのが分かります。
給電モード中の電流と電圧
充電モード中の電圧は9V前後で、電流は1〜2Aを行ったり来たりしてました。
モバイルバッテリーのスペック「USB-C出力:9V-3A」で給電できてます。
試しにEOS R3でも同様に試してみましたが、R3では「5V-3A」で充電はできるものの、給電はできませんでした。
他の容量の大きいPC対応モバイルバッテリーで試したところ…
EOS R3の給電モード中の電流と電圧
EOS R3の給電モード中の電圧は15V前後で、電流は1〜2Aを行ったり来たりしてました。
モバイルバッテリーのスペック「USB-C出力:15V-3A」が、EOS R3の給電には必要な条件のようです。

まとめ

ファームウェアのたびにどんどん使い勝手が良くなっていくEOS R5。
1.6.0のファームウェアで30分制限も撤廃されるかなと思ったんですが、これは関税関係でこうなっちゃってるようなので発売後に仕様変更するのは難しそうです。
ただ、それ以外の点についてはコンニャク現象も低減されたし、動画撮影時の熱停止も大きく改善されたので、ほとんど文句の付け所がないカメラになりました。
唯一の弱点だったバッテリーに関しても、LP-E6NHを追加購入するよりもかなり安く抑えることができたので大満足です。コンパクトで見た目も良いし触り心地も良いので普段使っててとても快適。
モバイルバッテリー使用時に高速連射しても大きな速度低下もないし、バッテリーが0になっても内部バッテリーでそのままカメラは動作するので、かなり快適に使えます。
使用中も充電中も高温になることもないし、不満がほとんどないモバイルバッテリーですね。
これは買ってよかった!
カメラ用の外付けモバイルバッテリーを探してる方にかなりおすすめです。

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