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かわいい見た目とは裏腹にクオリティが高すぎてそのギャップに萌えるカメラバッグ
日本ではレビューしてる人をあまり見かけないBillingham(ビリンガム)のカメラバッグを購入しました。
Billinghamは1973年にイギリスで生まれたカメラバッグメーカーです。
見た目だけでなく、カメラや機材を保護し、安心感と快適さを与えてくれるアイテムを作り続けているメーカーさんです。
もちろん日本のAmazonや楽天市場でも買えるし、Amazonではレビューも多く評価も高いんですが、海外の人気の方が圧倒的に高いようでレビューはほぼ英語のものばかり。
今回は、僕がBillinghamのカメラバッグを購入したきっかけと、買ったバッグの写真を大量に撮影したので写真レビューとしてまとめてみました。
Billinghamを知ったきっかけ
その存在を知ったのはYouTubeでした。
イギリスからカメラ関係の情報を発信してるこちらのKai Wさんの動画です。
▼ Why I Love Their Camera Bags – Billingham Hadley 2020 Hands-on
言語はイギリス英語ですが、最近は翻訳機能も充実してきて内容も大体は理解できるようになってきたので、国内のものよりも海外のYouTube動画を見ることの方が多いです。
この動画を見てからこのブラックの『Hadley Pro 2020』が欲しくてたまらなくなりました。
その後、色々とBillinghamのバッグを調べて行き着いたのがこちらの動画。
▼ Two Billingham Bag Nutters, Twenty Bags – RED35 Collectors Edition
2人の写真家さんがビリンガム愛を約40分間話尽くされてるのを見てから、「あー、カーキキャンバスとタンレザーの組み合わせが欲しい!」という結論に至りました。
10年前のカーキキャンバスとタンレザーの色(現行のものとは素材が違う可能性もありますが)がなかなか良い感じで、経年変化を楽しむにはブラックよりカーキキャンバスだなと。
Hadley Pro 2020 レビュー
Billinghamには35種類以上のカメラバッグがありまして、その中でも最も売れているのが『Hadley Pro』です。
今回は、そのHadley Proのアップグレード版の『Hadley Pro 2020』を買いました。上記動画でKai Wさんが紹介してるバッグですね。
Hadleyシリーズの中で一番売れてるモデル「Hadley Pro」の改良版です。
特徴
届いたHadley Pro 2020のパッケージ。
今回は、公式サイトの「billingham.co.uk」から海外通販で購入。日本だと4万6千円ぐらいで販売されてるところを3万7千円ぐらいで買えました。
ただ、関税が2,800円かかったので合計は約4万円でした。これなら日本の正規代理店から購入してもいい値段ですね。
Hadley Pro 2020の特徴はこちら。
- 史上最も売れたバッグ「Hadley Pro」のアップグレード版
- トップハンドルの底面にはレザーを使用して快適性が向上(Proはレザー無し)
- バッグの背面には旅行中に便利なラゲッジトロリー リテーナー ストラップが追加(Proには無い)
- 取り外し可能で調節可能なショルダースリング(Proは固定式)
- バックポケット(収納サイズはB5まで)には大切な書類を収納して保護するための耐候性に優れたジッパーを装備
- 取り外し可能なパッド入りインサートは、数秒でカメラバッグからカジュアルバッグに変身
- フロントストラップは片手で素早く安全に開閉できる(バックルを使用する必要はありません)
- 3層防水キャンバス生地または3層防水FibreNyte素材から選べる
- リアルフルグレインレザーと真鍮の固定具
- 調節可能なフロントポケット
- ほとんどのデジタル一眼レフカメラ(バッテリーグリップなし)、またはほとんどのミラーレスカメラに対応
- 縫い目には「Billingham」のラベルが縫い付けられており、「Hadley Pro」(同サイズ)や「Hadley Small Pro」(少し小さめ)、「Hadley One」(少し大きめ)と区別しやすいようになっている
- オプションのAVEA 7とAVEA 8のエンドポケットを取り付けるための丈夫なレザー製サイドパッチ
- 5年間のメーカー保証
- イギリス製
後述してますが、トップハンドルがとても使いやすいです。
あと、3層構造で防水性能の高いキャンバス生地が、一般的なキャンバス生地よりもとてもサラサラで気持ちが良いのがすごく気に入ってます。
開封レビュー
ずーっと動画を見まくってたので、開封時の喜びはひとしおでした。
ショルダーパッドSP40も一緒に購入しました。
Hadley Pro 2020。カラーは、カーキキャンバスとタンレザーの組み合わせ。ビリンガム公式サイトの写真よりもずいぶんと色が鮮やかでした。とても良い色♪
取り外し可能なショルダースリング。
背面には旅行中に便利なラゲッジトロリー リテーナーストラップが追加されました。
ポケットのジッパーは大切な書類を収納して保護するために防水性に優れたものを採用。A4は入りません。B5サイズまで収納可能。
底面には鋲は付いてません。
フロントには2つの大きなポケットがあります。小さめのストロボやブロワーなど細かな機材を収納するのにちょうど良い大きさです。
フロントストラップは片手で素早く開閉できます。最初はまだ革が馴染んでないのでちょっと固めです。
背面のポケットには薄い書類が収納可能。サイズはB5まで。
追加で購入したショルダーパッドSP40。本革の良い香りが漂います。
Hadley Pro 2020にはSP15かSP40のショルダーパッドが装着可能ですが、SP15には厚めのパッドがなくペラペラなのでSP40にしました。
ショルダースリングにSP40を装着。ボタンの硬さも丁度良くて快適に取り付けできました。
厚みのあるパッドで肩への負担を軽くしてくれます。
取り外し可能なパッド入りインサート。これを外せば普通のバッグとしても使えます。
インサートの中身を仕切るディバイダーセットは、長いのが2つと短いのが2つの合計4つが入ってました。
パッド入りインサートを外すと創設者のMartin Billinghamのサインと設立年が刺繍されてました。
いつものディバイダーの組み合わせ。これに…
愛用しているCanon EF70-200mm F2.8L IS II USM。
こちらも愛用しているEOS RとRF 15-35mm F2.8 L IS USM。
この2セットがスッと入る大きさです。さらにあとちょっとスペースがあるので、予備バッテリーとかカメラストラップなどを入れて持ち運んでます。すごく快適です。
70-200mmがほんのちょっとだけはみ出しますが、これぐらいなら開閉にも支障はありません。
パッド入りインサートの背面側には13インチのM1 MacBook Airも収納可能です。ただ、底面には保護パッドがないので持ち運び時にはガツンとぶつけないように注意が必要です。
実際に使ってみた感想
初めて手にした瞬間に感じたのが、とにかく作りが素晴らしいということ。
縫製のほつれは皆無!革の質感・香りもすごく良い感じ。僕の所有欲をここまで満たしてくれるカメラバッグは初めてでした。
使ってて一番良かったのがこのトップハンドル。ハンドルの作りがものすごくしっかりしてまして、Pro 2020で追加された裏側の革によって、さらに持ちやすさがアップしてるようです。
バッグを持つときはもちろんのこと…
肩に掛けてる時も、これがあるだけですごく取り回しがしやすいです。
ショルダーパッドも買って正解でした。機材が重くなればなるほどありがたさを感じます。
カメラを使うときはバッグを前に持ってきてカメラを取り出すまでがとてもスムーズにできました。レンズ交換もやりやすいです。
カーキキャンバスとタンレザーの組み合わせは、カジュアルな洋服からちょっとキレイ目の格好まで幅広い服装に合わせやすいです。カジュアル系の服が多いのでこの色で正解でした。
よくあるトートバックのような帆布素材のような感じかなと思ってましたが、より質感が高くて滑らかです。3層構造で防水仕様になってるのがこの手触りの良さの理由だと思います。
防水性能についてはYouTubeに動画がアップされてますので、合わせてどうぞ。
▼ Which Billingham Hadley should you get? (with rain test!)
まだ1ヶ月も使ってませんが、特に不満点はないので早速次のバッグが欲しくなってきてます。(しばらくはまだ我慢する予定)
購入できるサイト
今回はBillinghamの公式サイトから購入しました。
かかった金額はこちら。
- Hadley Pro 2020 Camera Bag・・・£200.00
- ショルダーパッドSP40・・・£29.17
- 割引・・・£-2.91
- 合計金額・・・£246.26 GBP
日本円にすると・・・£246.26 = 36,946.98 円
さらに関税が2,800円かかったので総合計は「39,746円」となりました。
公式サイト以外では、Amazonや楽天市場で購入できます。
ともにイギリスの公式サイトより価格は高め。
Hadley Pro 2020の場合は、安くて4万円台半ば。高くて7万円台で販売されてます。
ただ、日本の代理店が販売しているので、価格は高いですが商品に不具合があった場合にすぐ交換してもらえたり、何らかのトラブルになった時に日本語も通じるので、やりとりがしやすいという安心感はあります。
なのでどこで購入するかは、
- 安さを優先するなら公式サイト
- 安心を優先するならAmazonや楽天市場などの国内代理店から
ということになります。
あと、日本の場合は取り扱っている種類がどうしても少ないです。楽天市場にはHadley Proはありましたが、Hadley Pro 2020はどこにも売ってありませんでした(2021年3月現在)。
公式サイトの方が種類が豊富なので、日本で販売されてないモデルが欲しい場合は公式サイト一択になります。
冒頭でも書きましたが、この購入のしにくさが日本であまりレビューをしてる人が少ない理由だと思います。あと保証に関しても5年保証はありますが、修理対応はイギリス本国のみなのでやりとりはもちろん英語&修理期間も数ヶ月なんてことも予想されます。保証期間内なら費用はすべてビリンガムが払ってくれるなんてことはないと思いますので、修理対応の難しさも日本であまり見かけない理由の一つでしょう。
ビリンガム公式の修理を利用して何十年も使い続けたいという人には不向きなバッグかも。
製品のデザインとクオリティはものすごく高いので、日本で気軽に買えない&公式サポートを受けにくいのはちょっと残念ですね。
僕の場合は、基本的に修理は考えてません。今手元にあるちょっと高めのバッグ(TUMIなど)は、10年以上使ってますがほぼほつれや破れることもなく普通に使えてます。革の部分はちょっと乾燥してカサカサになってますが、定期的に栄養クリームを塗ってメンテナンスしてるので、まだまだ使えそうです。
今回購入したHadley Pro 2020のクオリティもTUMI同様に軽く10年は使い続けられそうな雰囲気を醸し出してます。縫製もかなり頑丈ですし、生地も同様にすごくハードな環境でも問題なさそう。
僕はこのバッグがボロボロになって使えなくなるまで使い続けるつもりです。もし大幅な修理が必要な場合は、新品に買い替えるつもり。(今の時点でも他のビリンガムのバッグが気になってるぐらいですから)
このレビューを読んでビリンガムに興味を持った方はぜひYouTubeなどで情報収集してみてください。欲しくてたまらなくなること、間違いないですよ。