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デジタル一眼レフのカメラを持ち運ぶときに何かいいバッグがないかなと物色していましたが、ようやくお気に入りのものを購入。
カメラ量販店なんかに置いてある、いかにもカメラバッグって感じのもの(ショルダータイプやリュックタイプ)が苦手なので、それっぽくないものを選びました。f.64のSCT トートバッグです。
【重要なお知らせ】当記事でレビューしている「f.64 SCT」は現在販売終了しています。
アクセスありがとうございます。当記事は2007年に購入した旧モデルの長期レビューです。後継モデルは「F64 SCT WPRO 18L」が販売されています。旧モデルSCTのコンセプトや使いやすさを継承しつつ、機能がアップデートされています。
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f.64 SCT バッグの外観と中身

SCTの寸法は、350×155×330mmと結構大きめ。トートバッグの中身はこんな感じ。

中仕切りを5枚付けた状態。購入当時の手持ち、D50ボディとレンズキットの18-55mm、35mmF2Dは余裕で入ります。プラスαで雑誌や手帳なんかも放り込んでもまだまだ余裕がありますね。
最近だと、EOS R3とかも普通に入ります。レンズは外した状態で入れておいて、使うときにレンズを装着して使う感じです。バッテリーグリップが付いてないカメラであれば、コンパクトな単焦点レンズを付けた状態でも収納できます。
重量は1,100g、材質はバリスティックナイロンでかなり頑丈です。
購入から18年経過しまして、毎日使ってたわけではないですが、まだまだ現役で活躍してくれてます。作りはとてもしっかりしてますよ。おすすめです。
f.64とは?
f.64は、アメリカで誕生したプロフェッショナルカメラマン向けのバッグブランドです。
独創的なアイデアと、無駄を省いた機能重視の設計、優れたクオリティを特徴としています。プロの厳しい要求に応えるための堅牢性と実用性を追求しています。
ブランド名である「f.64」は、写真史に名を残す重要な芸術写真家集団「f/64 グループ」に由来しています。
- f/64 グループとは: 1932年にアメリカで結成された写真家集団です。
- 著名なメンバー: アンセル・アダムス、エドワード・ウェストンなど、20世紀を代表する写真家たちが名を連ねました。
- 理念: 彼らは、当時のピクトリアリズム(絵画的な表現を写真で追求する運動)に反対し、写真独自の表現を追求しました。具体的には、絞りF64(f/64)のように非常に小さな絞りを用いて、画面全体にピントが合った、極めてシャープでクリアな写実的な写真を制作することを重視しました。
- ブランドとの関連: この「f/64 グループ」の機能重視で本質的な理念を、カメラバッグ作りにも反映させるという思いが込められています。
f.64のカメラバッグは、その名の由来となったグループの理念を反映し、以下のコンセプトを核としています。
- 機能重視: 機材を安全かつ効率的に収納・持ち運ぶための設計。
- 耐久性: プロの過酷な使用に耐えうる頑丈な素材(例:バリスティックナイロンなど)の使用。
- 独創的なアイデア: カメラバッグに見えないトート型や、プロテクション機能と軽量性を両立した製品ラインナップ。
アンセル・アダムスらが求めた「本質的な写真表現」のように、f.64は「本質的なカメラバッグの機能」を追求するブランドとして、世界中の写真愛好家やプロカメラマンに支持されています。
後継モデルについて

2007年の購入から長らく愛用してきたこのf.64 SCTですが、現在は販売を終了しています。
f.64からは「F64 SCT WPRO 18L」というモデルが発売されており、SCTと同じようにカメラバッグに見えない大型トートバッグで、取り外し可能な厚手のウレタンクッション入りインナーボックス、ダブルジッパーでフルオープンする大型フロントポケットなど、SCTで気に入っていたポイントもを受け継ぎつつ、シンプルなデザインのトートバッグに仕上がってます。
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