レビュー!偽物?ホワイトハウスコックスの三つ折り財布。白い粉の落とし方も

ホワイトハウスコックス 三つ折り財布のド定番S7660

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三つ折り財布のド定番S7660を買ったら謎の刻印が…偽物?

キャッシュレス時代到来!なんて言われてますが、まだまだ現金で支払う場面は多い。特に40歳を超えてから病院に行くことが増えました。

自分の歯を長く使うために歯医者さんに通い、健康診断で中性脂肪とコレステロールが高くて定期的に検診…なんてパターンも。

病院ってまだまだキャッシュレス化が進んでないのでどうしても現金が必要になってくる。

12年3ヶ月使ったエッティンガーの2つ折り財布が破れてきたんで、一時はミニ財布にしようかなと思いましたが僕の生活じゃまだ無理っぽい。

というわけで、もうずーっと前から気になってたホワイトハウスコックスの三つ折り財布を買ってみることにしました。(20年ぐらい前にブームになったホワイトハウスコックス。それからすっかりファンになりました)

12年使ったエッティンガーの二つ折り財布

2007年に購入したエッティンガーの二つ折り財布。

購入当初はこんなにきれいでした。
2007年に購入したエッティンガーの二つ折り財布
新品開封時のエッティンガーの2つ折り財布。新しいので全体的にキリッとしてます。

これを12年使い続けると…

12年使い続けたエッティンガーの二つ折り財布
なんかとっても疲れた感じですね。いいエイジングとは言えないほど汚れました。

表面と内側の色が違うツートーン仕様だったんですが、やはり内側のイエローは汚れが目立ちます。特にメンテナンスしてないとこんな感じになっちゃいます。

背面部分には所々縫製のほつれが発生
背面部分には所々縫製のほつれが発生。

革に穴が開き始めてる
開閉でよく動く部分の縫製がほつれて、穴も空き始めてます。

さすがに穴が空いてる財布はどうかと思ったので、もう買い替えることにしました。

ホワイトハウスコックスの三つ折り財布 開封レビュー

ホワイトハウスコックス 三つ折り財布とレザーバーム
今回購入した『ホワイトハウスコックス 三つ折り財布 S7660』と純正のクリーム『ホワイトハウスコックス Sft007 レザーバーム』。

S7660 ブライドルレザー ネイビー
今回は表面も内側もネイビーにしました。

S7660はいろんなお店とコラボして様々な色違い・素材違いが売られてますが、シンプルなネイビーが欲しかったのでこれにしました。

ホワイトハウスコックス 三つ折り財布のネイビー
開封するとブライドルレザーの革の香りが漂ってきました。あ〜、いい香り。新品の革ってほんと好き!

革の表面に白く浮き出ている粉状のものは、高品質のブライドルレザー特有のブルームと呼ばれるロウの結晶です。

ブライドルグリースが革の深部まで染み込んでる証拠。柔らかい馬毛などのブラシで磨くと深みのある光沢が出てきます。

ブライドルレザーのことを初めて聞いた方、詳しくはこちらをどうぞ。

ブライドルレザーはホワイトハウスコックスで使用される革の中で最も代表的な革です。現在では、英国内でも本物と言えるブライドルレザーを生産しているメーカーが少なくなってきています。ホワイトハウスコックスでは創業以来、染色や仕上げなどオリジナルスペックでオーダーしたものを英国内で生産しています。その品質に関しては絶えず厳しい目でチェックしています。
ブライドルレザーに使用するロウマテリアル(原皮)は、英国をはじめ欧州で探し求めた、最高グレードのカウハイドで、強く耐久性のある革です。鞣し方は樹皮や種子などの、自然のものを成分とした溶液に浸すフルベジタブル・タンニングで、約6週間の時間をかけて鞣されます。そして3週間かけて天然成分を多く配合した染料を使用してアニリンフィニッシュを行い、革の深部にタロー(獣脂)がしっかりとしみ込むまで、ブライドルグリースを塗り込みます。さらに2週間程じっくりとねかせ、上質なブライドルレザーを完成させます。
革について | Whitehouse Cox ホワイトハウス・コックス | Griffin International Ltd.

裏面にも白い粉状のブルームがびっしり
背面にも白い粉状のブルームがびっしり。

三つ折り財布のコバ
コバ(革の端っこ、切り口)部分。革がへり返し(薄くすいた革で端をくるっと巻き込んで縫製)されてるのでとてもスッキリしてて美しい。

フラップはボタンで開閉します
フラップはボタンで開閉します。

S7660の中身 全部開いた写真
S7660の中身。こちらも全体的にブルームがびっしり。

ちなみに、Amazonで購入する時に「ホワイトハウスコックス 三つ折り財布」で検索したんですが、同じ三つ折りで『S1112』というちょっと価格が安いモデルがあります。

当初これを注文したんですが、注文後に中身の配置が違うことに気がつきました…

ホワイトハウスコックス 三つ折り財布 S1112
これが「S1112」の中身。内部が反転されててフラップも右側についてます。

お札はともに写真の上から。

僕は左手に財布を持って右からお札を入れるので、S1112の場合だと小銭入れが上に来てしまいます。

お札だけ使う場合はいいんですが、小銭も一緒に出さなきゃいけない場合、わざわざ小銭入れが下に来るように持ち直さなきゃいけません。(そのまま使えないこともないですが小銭が落ちそう)

これに気がついて急いで注文をキャンセル。しかし、もうすでに発送準備中だったため、サポートに電話したら受取拒否すればいいとのことで無事返品完了。

別途S7660を注文しました。

どういう意図でこのS1112があるのかは分かりませんが、配置が気にならないならS1112が安くてお得です。Amazonで買うなら6千円ちょっと安い。

配置が違うだけでブライドルレザーの革質や縫製は変わりません。逆に狙い目かも。

5つのカードポケット下のポケット
収納力もなかなか。5つのカードポケット下にもポケット。

ここは1万円札がすっぽり入るぐらいの深さがあります(どれぐらい深いかは下記動画レビューをご覧ください)。

カードポケットの下 反対側にもポケット
カードポケットの反対側にもポケット。こちらは浅め。

小銭入れの下にもポケット
小銭入れの下にもポケットがあります。

ポケットがたくさんあるので収納力はなかなか。

小銭入れは開口部が広くて視認性も良い
小銭入れは開口部が広くて視認性は高いです。

お札入れは深め
お札入れは深め。今まで使ってた二つ折り財布の約1.4倍ほどの深さ。

あと、幅が一万円札よりもちょっとだけ長いぐらいしかないので、千円札はスムーズですが五千円札と一万円札はちょっと入れるときに慣れが必要です。

使いにくいかなーと思いましたが、このタイプの三つ折り財布で「失敗したー」「使いにくい」という声を見かけないので慣れれば問題ないのかなと。

ホワイトハウスコックスのロゴ
ホワイトハウスコックスのロゴ。控えめな感じが好きです。

ブライドルレザーのロゴ
小銭入れには「BRIDLE LEATHER」のロゴも。

ブルーム(白い粉)の落とし方

ブライドルレザーについたブルーム(白い粉)を落とす
革表面についたブルーム(ロウの結晶)が白く浮き出ているので、本来のネイビー色にしてあげます。

用意したのはこの2つ。

柔らかい馬毛のブラシとクリーム塗布用ブラシ
コロニル 馬毛ブラシ 17cmx5.4cmx4.5cm CN044042』と『エム・モゥブレィ シューケア 手を汚さないクリーム塗布用ブラシ ペネトレィトブラシ』。

ともに靴用のブラシですが革用なのでブライドルレザーでも普通に使えます。

馬毛ブラシは柔らかくホコリや汚れ落しに適してます。

クリーム塗布用ブラシは豚毛でクリームを塗る際に使います。今回は新品の革なのでクリームは塗りませんでしたが、馬毛ブラシでは届かないポケットの中など細かなところのブルームを落とすために使いました。

あと、メンテナンス用にもう一つ大きめの豚毛ブラシがあると便利です。クリーム塗布後、豚毛のブラシで磨くとピカピカ艶々になります。

馬用ブラシ ホコリや汚れおとしに使います
馬用のブラシは毛先がとても柔らか。革についたホコリや汚れを落とすのに使います。靴用にすでに持ってましたが、靴用はかなり汚れてるので財布用にもう一つ買いました。

塗布用ブラシ
クリーム塗布用ブラシ。財布のメンテナンスには薄めの色のクリームを使うのでホワイトにしました。

黒や茶色など濃い色のクリームを使う場合は黒や茶のブラシを別に用意します。

馬気ブラシで優しくブラッシング
馬気ブラシで優しくブラッシング。

軽くブラッシングするだけで簡単にブルームは取れます(ホワイトハウスコックスの公式ページでは「取れる」のではなく「革の中に戻ります」と表現されてます)。

あと、ポケットの隙間とか細かな部分は豚毛の小さなブラシでブラッシングしました。

動画レビュー

YouTubeに動画レビューもアップしてます。ブラッシングで白いブルームが簡単に消える様子を確認できます。

▼ 【偽物?】三つ折り財布 ホワイトハウスコックス S7660 レビュー 謎の刻印…これ何?白い粉(ブルーム)の取り方もあり

ブルームを落とした三つ折り財布

ブルームを落とす前の三つ折り財布
ブルームを落とす前はこんなに真っ白でしたが…

ブルームが落ちたホワイトハウスコックスの三つ折り財布
表面と裏面を軽くブラッシングしたら、こんなにきれいなネイビーになりました。

背面もきれいなネイビーになりました
背面もきれいなネイビーです。かなり光沢が出ましたね。

内側もきれいになりました
内側のブルームもきれいさっぱり見えなくなりました。

磨く前は表面がサラサラしてましたが、ブラッシング後はしっとり指が吸い付くような感じになりました。

ブライドルレザーの香りもよりいっそうかぐわしくなりました。

ブルームの落ち具合や中身のポケットに何を入れたかなど、詳しくは動画で紹介してますのでぜひご覧ください。

小銭入れのサイドに謎の刻印が…偽物?

小銭入れのマチをブラッシングしてるときに、ふと指先にざらつきを感じた。

パッと見たところ、3ミリほどの極小さな傷がついてる…。

うわ〜、傷モノつかまされた〜」と思ってがっかり。

どんな傷なのか気になったので、マクロレンズで撮影してみたら…

ホワイトハウスコックスの革に謎の刻印
お?これ傷じゃない。型押し文字っぽい。

よ〜く見ると、

「1-F」

と刻印されてる?ような気がする。

いろいろググってみても何も出てこず。

これって偽物ですかね?

同じ財布持ってる方、あなたのにはこの刻印はありますか?

情報求む!この刻印についてご存知の方は、ぜひコメントください。よろしくお願いいたします!

傷だったら返品しようかなと思いましたが、明らかに刻印されてるのでそのまま使うことにしました。

なんか面白いし、話のネタにもなりそうだし(分かる人少なそうだけど…)。

まとめ 1週間使ってみた感想

ホワイトハウスコックスに出会ったのはもう20数年前。

雑誌Beginで取り上げられてたのをみて一目惚れ。二つ折り財布・トートバッグを購入。あと、社会人になってからは名刺入れを購入しました。

二つ折り財布とトートバッグは使用頻度が高くボロボロになったので手放しました。

名刺入れはまだ現役で使ってます。雑に扱ってきたのでいいエイジングではないですが、手触りと艶はいい感じなのですごく気に入ってます。

そして新しく仲間に加わったホワイトハウスコックスの三つ折り財布。

久しぶりに新品のブライドルレザーだったので、その香りに心酔しきりです。

使い始めてまだ1週間ですが香りもまだまだ消えることなく楽しめてます。1ヶ月もすれば香りは落ち着く(少なくなる)ので、今のうちにたくさん楽しもうと思います。

使い勝手に関しては、カードもたくさん入るし小銭入れもすごく使いやすくて概ね満足です。

ただ、ポケットにたくさんカードを入れてると小銭入れのフタにカードの跡がつくのがちょっと気になってます(動画レビューの10:30あたり)。カード入れには薄めのカードが良さそう。

これは状況を見ながら入れるカードを変えていこうと思います。

あと、深いお札入れにはまだ慣れてません。レジでお札を受け取るときに、ちょっともたつく場面がありました。

ただ、収納力はあるので慣れるまではガバッと入れておいて後で整理するようにしてます。

最後になりますが、革製品ってほんといいですよね。

なんか落ち着くというか心が安らぐというか。大事に使ってると自分だけのオリジナルなものに育ってくれるのもいい。

これから長〜い付き合いになるので、いい味が出るように今回はきちんとメンテナンスしていきます。

変化が出てきたらまた記事にしますので、気になった方はぜひブログの購読をお願いします。

ネイビーのブライドルレザーがどう変化するのか、とても楽しみ!

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