動画や写真の撮影時に重宝する小型のソフトボックス!
今回はカメラ愛好家の方はもちろん、特に動画撮影をはじめてみたけど、照明がきれいにならないとお困りの方向けに書いた記事です。
特に、大きなものではなく狭いスペースでも撮影できるコンパクトな照明機材をお探しの方(まぁ、自分のことですけど)に参考になるようにまとめました。
さて、ここからが本題。
直径95cmの大きなソフトボックスを購入してから半年。
撮影時の照明を柔らかくするソフトボックスを購入!写真や動画でより優しい表現が可能に!
購入当初は、動画や写真撮影時に大活躍するぞーとか思ってましたが、実際の稼働率は月に1〜2回程度。
というのも、やっぱり直径95cmはデカすぎる。
直径95cmのソフトボックスは大きすぎた
Godoxの定常光ライトを直線的な光から影が回り込む柔らかな光に変えてくれる効果は素晴らしいんですが、うちの約1.5坪のこじんまりとした仕事部屋には無理がありました。
部屋の様子はiMacの棚を作った時とか、壁一面の棚を作った時の動画をご覧ください。
最低でも5畳ぐらいの撮影部屋がないと直径95cmのソフトボックスは大きすぎです。
いつも写真や動画を撮影している仕事部屋は、1.5m × 3mの部屋。
そこに直径95cmのソフトボックスを入れちゃうと、もう部屋の中いっぱいがソフトボックスに占領されたような感覚でした。圧迫感がものすごい。
かといって、別の部屋に撮影環境を移行すると、色々と仕事がやりにくくなるので、部屋の外で撮影するときにしか使ってませんでした。
直径60cmのビューティディッシュ付きソフトボックス
というわけで、狭い部屋でもいつでも使えるような、直径60cmのコンパクトなソフトボックスを買ってみました。
今回購入したのが『Neewer ビューティーディッシュと八角形ソフトボックス 24インチ/ 60センチ』。
ビューティーディッシュとは、ソフトボックスの一番奥にお皿があって、独特の光を作り出し、被写体の美しさを引き出すためのツールです。Profotoから販売されている照明に採用されているものが有名ですね。
ただ価格がかなり高価です(ソフトボックスで2万円ほど)。
一方、このNeewerのビューティーディッシュ付きのソフトボックスは約4千円ほど。ビューティーディッシュを試したい方にぴったりです。
上記写真の左上にあるのがアルミ製のお皿=ビューティーディッシュです。
メタル素材のベース部分。マウント部分は互換性の高いBowensマウントです。
価格が安いせいか、保管方法に問題があったのか...。ちょっと赤錆のようなものがちらほらと。
そのまま使ってサビが広がるのが嫌だったので、ホルツの錆止め剤を塗っておきました。
ベースにメタルのフレームを挿していきます。
ちょっとコツが分かれば、5分もかからずに組み立てとバラしができるようになります。
ビューティーディッシュは付属の2本のステーで取り付けます。
内側に白いディフューザーを取り付けます。
さらに一番外側にも白いディフューザーを取り付けます。これで準備完了。
実際に、ビューティーディッシュやディフューザーを付けたり外したりして影の具合を試し撮りしてみましたが、一番光が柔らかくなったのはすべてを付けた状態でした。
ビューティディッシュがあると、ディフューザーだけの時よりさらに光が柔らかくなります。
ディフューザーの直径が95cmのものより小さくなったため、光の柔らかさがちょっと落ちるかなと思ったんですが、ビューティーディッシュのおかげで理想の光になってくれました。
マウント部分を除いた黒い部分の高さは約22cmほど。ちょうどいい奥行き感です。
直径95cmのGODOX ソフトボックスと比較
左が直径95cmのGodoxのソフトボックス。左がNeewerの直径60cmのもの。
実際は直径35cmしか違わないんですが、こうやってみると倍以上大きく感じます。
ディフューザーの面積もこんなに違います。撮影場所が広いなら、大きいディフューザーを使いたいんですが、ここまで大きいと狭い場所では使えません。
直径60cmのソフトボックスの実力は?
狭い部屋の片面をこのように撮影台にして使ってます。直径60cmぐらいなら狭い仕事部屋でも圧迫感はほとんど感じません。これはいい!
1/125秒、f2.5、ISO 1000。
自然光のみで撮影するとこんな感じ。
1/125秒、f2.5、ISO 250。
ソフトボックスをつけた定常光ライトで撮影するとこんなに明るく撮影できます。ビューティディッシュなしだと、もうちょっと光が硬くなってしまったたので、常につけるようにしてます。
影を見ると一目瞭然ですが、ソフトボックスのおかげで影がほとんど消えてます。それもとての自然な感じです。違和感は一切ありません。
ISO感度を下げられるのもいいですね。
定常光ライトで撮影する際のメリットは、モニターに写った通りの露出で撮影できるということ。
ストロボで撮影するとモニターに写ってる絵と撮影写真に大きな差があるんですが、これなら露出を間違って撮り直しなんてこともありません。
動画で撮影するときも同様。被写体を明るく持ち上げることができます。
これだけ明るく撮影できるのはすごくいいですね。しかも自然な光!
まとめ
Profotoのビューティーディッシュの模倣品ですが、かなり良くできてます。
Bowensマウントで汎用性があり、インナーディフューザーもつけることでさらに光が柔らかくなります。
アルミ製の金属皿と内側のディフューザーが触れてたので、照明オンで皿が熱くなって内側のディフューザーが焦げたり燃えたりしないかなと不安になりました。
実際に数時間ライトを点けっぱなしにして試してみましたが、布が燃えるほど金属皿は熱くならなかったので一安心。
本家の方は2万円を超えてますが、約4千円でこの柔らかな光を手に入れられたので大満足です。
写真や動画撮影で優しい光を手に入れたい方、おすすめですよ。
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