空きまくってるレンタルサーバの容量を有効活用!iPhoneでも共有できる!
今使っているレンタルサーバは、『さくらのレンタルサーバ プレミアム』。月額1,543円で、容量200GBのプランです。本当はもう一つ下のスタンダードプランでもいいんだけど、サーバを移行する手間と、万が一のトラブルのことを考えると、なかなか踏み切れてません。
で、その200GBのうち、ホームページやらメールやらでどれだけの容量を使ってるのかというと...。
レンタルサーバのディスク使用状況を確認する
ディスク使用量は、さくらインターネットのコントロールパネルで確認します。
赤枠部分を見てみると、ディスクの使用量(使用率)は、
200GBのうち、たった6.81GBしか使ってない...
使用率では、わずか3.4%。
容量だけなら、10GBのライトプランでも足りるレベルです。
ここで、ちょっとだけ補足。愚痴っぽくなりそうなので、続きをご覧になりたい方は読み飛ばしてください。
このブログを開設した2005年に、さくらインターネットのレンタルサーバを契約しました。当時はスタンダードを契約。2008年には、本格的にブログを運営する目的でプレミアムプランにサーバを移行しました。2008年当時はスタンダードが3GB、プレミアムが10GBという少な〜いディスク容量でした。それから、年を追うごとにディスク容量が増量され、2014年の増量で今の容量に落ち着きました。2016年7月現在、スタンダードが100GB、プレミアムが200GBです。あれよあれよと言う間に、プレミアムプランが200GBになりました。そのうち、たった3.4%しか使ってないことを改めて実感すると、なんかとてつもなく無駄な気がしてきたな...。今度ちゃんと準備して、サーバ移転を考えてみようかなぁ。最近は常時SSLが気になってるので、エックスサーバーも調べてみようかなぁ。
今からさくらで契約するならスタンダードがいいでしょうね。ちょうどいいバランスです。
→ さくらのレンタルサーバ スタンダードのお申込みはこちら(公式ページ)
さて、この余りに余ったサーバを、どうにか有効活用する方法はないかと調べてみました。
その結果見つけたのが...
Mac用FTPソフトのド定番 Transmit 4の「Transmitディスク機能」です。
Transmitディスク機能を使って、サーバをFinderに簡単マウント!
まずは、簡単にTransmitの紹介から。
Transmit 4は、テキストエディタ「Coda」を開発しているパニック社のFTPソフト。FTPSやSFTP、WebDAVなどに対応し、大量のファイルでも高速でダウンロード・アップロードができるMac用のド定番アプリケーションです。
3,400円のシェアウェアですが、全体的にクオリティが高く安定しているので、これ使っておけば間違いないFTPソフトです。App Storeでも買えますが、ちょっと値段が高いので公式サイトで購入しました。App Store版はiCloudで登録したサーバを共有できます。公式サイト版はDropboxで共有できます。僕は普段からDropboxを使っているので安い方にしておきました。
ちなみに、WebDAVは使えないの?と思われた方。僕も最初そう思いましたが、さくらインターネットの場合、WebDAVに対応しているのは法人向けのマネージドサーバのみ。プレミアムは未対応でした。残念。
続いて、Transmitディスク機能について。
Transmitディスク機能は、お気に入りに登録しているサーバを、Dropboxのようなオンラインストレージ(外部ディスク)としてFinderにマウントしてアクセスできる機能。
初めて利用する際はインストールが必要です。
ダウンロードの際はこちらのページにアクセスして必要ファイルをダウンロードしてインストールします。
インストールが完了したら、Transmitを再起動します。
Transmitメニューバー(表示されない方はTransmitの環境設定で設定してください。「一般」の中にあります。)の中からマウントしたいサーバをクリック。すると...
おぉ!!!MacのFinder上に、サーバがマウントされました!スゲェ!簡単。しかもこれ、Transmitを起動してなくても利用できるんです。まさにDropboxのような感じ...ですね!
マウントされたディスクを開くと、内容が表示されます。どんどんファイルを入れましょう。200GBもあるからね。
試しに色々入れてみましたが、数MBの写真でも数秒でアップできました。まとめて1GBを超えるファイルたちをアップしようとしたら、途中でアップできなくなりました。これについては、少しずつ小分けにアップすれば問題なしでした。アップロードのスピードは、ちょっともたつく時もありますが、特に問題なしです。
日本語表記の気になる文字化け
上記マウントしたフォルダ内を見て「あれっ?」と思った方...。よく気づきましたね!そう、そうなんです。
フォルダ名が文字化け
してますよね。
この一つだけ文字化けしているフォルダ、実はさくらインターネットが提供している「さくらぽけっと」というアプリで作ったフォルダです。「さくらぽけっと」は、iPhoneやAndroidなどのスマートフォンで「さくらのレンタルサーバ」をオンラインストレージとして使えるアプリです。
僕みたいに、サーバ容量に余裕があって、それを有効活用したいって人には最適のアプリ、なんですが...。
左がさくらぽけっとのログイン画面。契約しているドメイン名とパスワードを入力すれば、「www」領域の一つ上の階層にある「sakura_pocket」というフォルダの中身が表示されます。
ここでiPhoneとMacの「さくらぽけっと」フォルダ内の中身を見比べてみます。
赤色がMacで作ったフォルダ。青がiPhoneで作ったフォルダ。
Macで作った日本語のファイル名やフォルダ名は、iPhone上では文字化け。
その逆、iPhoneで作った日本語のファイル名やフォルダ名は、Mac上で文字化け。
ん〜、これは正直言って、使えないですね。
Macで作ったファイルをiPhoneやiPadで確認したい場合は、ファイル名をアルファベットに変更する必要があります。そうするとちゃんと見えます。試しにエクセルファイルを作って確認してみましたが、iPhoneでも中身の日本語は文字化けせずに、ちゃんと確認できました。
問題は、ファイル名やフォルダ名の文字化けのみ。
これ、「さくらぽけっと」の文字コードを調整すれば、すぐ解決できそうなんですが...。
これ、ぜひ改修をお願いします!
まとめ
日本語の文字化けは正直使えませんが、それ以外は特に問題なくオンラインストレージとして使えそうです。
iMacでアップロードしたフォルダを、MacBook Airで確認しましたが、日本語ファイルも文字化けすることなく、ちゃんと表示できました。
Mac同士では日本語表示も問題ありません。
これで200GBのオンラインストレージの出来上がりです。
MacとiPhoneの日本語の文字化けについては、運用方法でどうにか解決できそうかなと。
「ファイル名に日本語を使わない」というルールを決めて、iPhoneでも確認する必要があるものについては、ファイル名をアルファベットにしておく。これだけ守ればiPhoneでも使えます。
iPhone単体では、iPhoneの空き容量がなくなってきた時のファイルの避難場所として使おうかなと。写真は「iPhone-Photos」、ムービーは「iPhone-Movies」というフォルダを作ってアップしておけば、iPhoneのディスク容量の圧迫を解消できます。
ん〜、なかなかいいかも♪
レンタルサーバの空き容量を持て余している方、ぜひお試しください。
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