熊本城の大きな被害。重要文化財だから、元の材料を拾い集めて作り直すのが前提...気の遠くなる作業に。
震災8日目の朝。今日も水は出てない。雨のせいで市内の山沿いの地域に避難準備情報が発令されてる。避難勧告じゃないので雨の状況を見て避難しようと思う。
さて、4月14日の前震後に公開した熊本城の被害状況。
その後、4月16日午前1時25分に起きた恐ろしいほどの揺れをもたらした本震で、熊本県は大きすぎる被害を受けました。熊本城もそのうちの一つ。昨日、やっと自宅の片付けがひと段落したので、再び歩いて撮影してきました。
前震後以上にたくさん飛び交っていたのがヘリコプター。
ドクターヘリが待機できるヘリポートを備えた国立病院機構熊本医療センターがすぐ近くにあるので、ドクターヘリをよく見かけました。その他、自衛隊やメディアのヘリなど、ひっきりなしに飛んでました。
前回公開したのは24枚でしたが、本震後の状況が凄まじかったので、37枚を追加して合計61枚を公開しました。
熊本城再建の役に立てばいいけど...。
平成28年熊本地震 しゃちほこがなくなった熊本城の被害状況 [ 写真61枚 ]
熊本城の石垣「武者返し」は元に戻るのか?
熊本城を撮影してて思ったのが、武者返しの石垣が本当に元に戻るのか?ということ。
熊本城をぐるっと回ってみましたが、おそらく外だけでなく場内の石垣も相当崩れているはず。
大きな石だと1つで100kgはあろうかという石を、どうやって組み直すのか?
テレビで広島大大学院の三浦正幸教授が、「国の重要文化財なので、修復は元の材料を集めて組み直すのが原則だ」という趣旨のコメントをされてました。
マジですか...。途方もない手間とお金がかかるのは間違いありませんね。
大阪城や安土城の石垣を作ったのが、戦国時代から続く石工専門集団「穴太衆(あのうしゅう)」の末裔、穴太衆頭15代目の粟田純徳さんもこんなコメントを出されてます。
「元の形に戻すのは難しい。石組みの伝統技術を持つ職人が不足し、石垣だけで修復に10年はかかるのでは」
崩落「熊本城」修繕に10年間100億円!崩れた石垣組み直す職人がいない : J-CASTテレビウォッチ
さらに余震が続いたら100億円どころじゃ済まなくなるな。
どうなる?熊本城。
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