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これは新鮮な体験!普段と同じようにメガネをかけてるだけなのに、BGMが聞こえる!
今回紹介する『ラグジュアリーオーディオメガネ Fauna』は、ほとんどの人に合うクラシカルな「ウェリントン」タイプと、エレガントな「フォックスタイプ」の眼鏡に極小スピーカーとウーファーが搭載されたオーディオファッションアイテムです。
要は、普段使いできる定番デザインの眼鏡にスピーカーがくっついてるアイテムです。
結論から言うと、オーディオグラス系のガジェットは初体験だったんですが、これが予想をはるかに超えて不思議で良かった!(サイズが小さかったことについては後述してます)
普段、メガネと一緒にイヤホンやヘッドホンを使ってるなら、耳に異物を突っ込んだりイヤーパッドで覆われたりすることなく音が聞こえてくることに感動するはず。
正直なところ、音質はまだまだ物足りないけど、音質よりも快適さの方が上回るという初めての体験でした。
Faunaオーディオメガネ 特徴
Faunaオーディオメガネのパッケージ。
特徴は以下の通り。
最大の特徴はデザイン性と高品質な素材を使ってるところ。高級ブランドのメガネやサングラスに引けを取らないフレームやレンズが使用されてます。
- 特許取得の極小MEMSスピーカーとウーファーが搭載されたウェアラブルデバイス(高級仕様のメガネ/サングラス)
- 耳を塞がないオープンイヤー設計、全く新しいリスニング体験
- 従来のガジェットの常識を超える、洗練されたラグジュアリーなデザイン
- Faunaの発祥はヨーロッパのオーストリア。レンズはドイツのZEISS社製、フレームはイタリア製のアセテート使用
- 1回の満充電で最大4時間使用可能(付属の充電ケースを使えば最大20時間以上の連続再生が可能。30分間充電で約2時間の再生に対応)
- タッチコントロール対応
- IP52の防水防塵規格に対応
- レンズ交換可能
- アジアンフィット(鼻盛り加工・鼻あて加工・先セル調整)に対応。※別途自分でメガネ店への持ち込み・郵送にて対応
クラウドファンディングのMakuakeでの受付は終わりましたが、4月9日から一般販売前で最後の先行予約キャンペーンが30日間限定で行われてます。
今回はメーカー様よりご提供いただいてのレビューですが、忖度なく思ったところを正直にまとめてます。
FAUNAオーディオグラス レビュー
USB-Cで充電できるメガネケース。デザインも質感も申し分なし。
ウェリントンタイプのメガネ「Memor Havana」。
このほか、同じくウェリントンタイプのサングラス「Spiro Transparent Brown」と、フォックスタイプのメガネ「Levia Black」と同サングラス「Fabula Crystal Brown」と、バリエーションは全部で4つ。
ZEISS社製のブルーライトカットレンズに、フレームはイタリア製のアセートを使用。滑らかな手触りで高級感もあります。
右側のテンプルの外側に小さなマイクがあります。音声は良くも悪くもなく普通です。聞き取りにくい感じもなかったです。
普通のメガネよりテンプルは太めですが、スピーカーとウーファーが入ってることを考えるとかなり細めです。
鼻あてパッドはかなり低め。僕の鼻にはスカスカで全くフィットしませんでした。日本人には鼻盛り加工は絶対に必要です。
先セルの根元にスピーカーがあります。サブウーファーはここのちょうど真裏にあります。
レンズには四角形のロゴが小さくプリントされてました。
装着感…日本人には無加工じゃ無理かも
まずは装着感から。
最初に装着した瞬間「うわっ、これ僕の顔には合わないかも」と言うのが瞬間的に分かりました。
最初に気になったのが鼻あて部分。
左がFauna(欧米人向け)で、右が普段から愛用してる僕のメガネ(日本製:アジア人向け)。
鼻あて部分の高さが全く違います。
鼻あてを鼻に当てるように装着すると、目とレンズが近すぎてまつ毛がレンズに当たります。快適に使うなら鼻盛り加工や鼻あての増量は必須です。
ちなみに、近所のメガネ屋さんに持って行って見てもらったところ、この鼻あてはかなり低い部類とのこと。海外のメガネを持ってきて鼻盛り加工を依頼するお客さんもたまにいるとのことでしたが、こんなに低い鼻あては珍しいとおっしゃってました。
ちなみに、今回うかがったメガネ屋さんでは、鼻盛り加工を依頼した場合、作業するところに送って対応してもらえるとのこと。ただ、日数的に2〜3週間、価格は6千円ほどかかります。
そのほか、鼻パッドなどシールタイプのものもあり。それだと1000円ぐらいで対応も可能ということでした。
ちなみに、レンズ交換もできるとのことで、価格は約5千円ほどでした。
次に気になったのが幅の狭さ。
Faunaのレンズの幅(内側)は、約13.5cm。
一方、僕が普段つけてるメガネは…
幅(内側)は約16cmほどあります。
その差、2.5cm。
たった2.5cmですが、これが快適な装着感に大きく影響します。
まず、装着してる当然ながら締め付けられるので、こめかみあたりが時間の経過とともに不快感がどんどん増してきます。さらには痛みも伴うことも。
なので、かなり頑張っても装着時間は30分ぐらいが限界ですね。そもそも、メガネを我慢して装着する意味が分かりません。
鼻あてはなんとかして加工ができそうですが、この幅自体はちょっとどうしようもなさそうなので、購入を考えてる方は事前に自分に合ったメガネの幅を調べることを激しくおすすめします。
音質
音質に関しては個人差があるので参考程度にしておいてください。
ちなみに、イヤホンカテゴリ・ヘッドホンカテゴリで紹介してるものをメインで聴いてます。
正直言って期待してたほど音は良いと感じませんでした。
音質は、普通にAirPodsなどのイヤホンの方が断然良いです。
全体的に中域〜高音域はよく聞こえるけど低音が寂しい。ウーファー搭載ということだったので、ズーンという低音を期待してただけにちょっと残念。
ただ、耳のすぐ近くで鳴ってるので、音自体はハッキリ聞こえます。音の明瞭さとか音の広がりはなかなか良い感じ。
音楽もそうだけど、ポッドキャストやラジオの声もきれいに聞こえます。
個人的には、音楽をがっつり堪能するという目的ではなく、BGMとして流したり、ポッドキャストやラジコをBGM代わりに聴くのに向いてると思いました。
実際に使ってみた感想
faunaジャパンのホームページに「BGMのあるライフスタイル」というコピーがあるんですが、この言葉そのまんまです。
普段と同じようにメガネをかけてるだけなのに、BGMが聞こえるのは不思議な体験。なかなか新鮮で楽しい。
ある程度ボリュームを上げてても周囲の状況が分かるのは良いですね。
仕事部屋で作業してる時に、ドアの外から家族が呼びかけても普通に聞こえるし、配達など誰かがピンポーンしてもすぐ分かる。配達の場合は、イヤホンやヘッドホンを外す必要がないので、そのままささーっと玄関までスムーズに行けるのも良い。
イヤホンやヘッドホンををつけてると、耳の中が痒くなったり耳の周りが蒸れたり、髪型が崩れたりするけど、Faunaはメガネなのでその心配もなし。
ペアリングや操作性も問題なし。
詳しい使い方は公式動画をどうぞ。
動画レビュー
YouTubeにレビュー動画も公開しました。
▼ ながら聴き最強デバイス「FAUNAオーディオメガネ」レビュー
まとめ
最後に、良かった点・気になった点・どんな人におすすめ?のまとめです。
良かった点
- 耳を塞がずに音楽やラジオなどを楽しめる。
- 普段と同じようにメガネをかけてるだけなのに、BGMが聞こえるのは不思議な体験。なかなか新鮮で楽しい。
気になった点
- 幅が狭い。調整もできない。普段使ってるメガネより2.5cmほど狭いので圧迫感がきつすぎ。装着時間は長くても30分ぐらいが限界。
- 外国の方向けの製品なので鼻あてが低い。鼻あてを鼻に当てようとするとレンズとかなり近くなるのでまつ毛が長い人だと当たりそう。
- アジア系の人の場合、鼻もり加工してくれるメガネ屋さんに依頼する必要がある。うちの近所ではどこも店舗でやってくれるところはなくて、作業するところに送って対応できるとのこと。ただ、日数的に2〜3週間、価格は6千円ほどかかる。鼻パッドなどシールタイプのものもあり。それだと1000円ぐらいで対応も可能。
- MacでもiPhoneでも動画やゲームの時は映像より音声が若干遅延する→音楽やラジオ、ポッドキャストなど音声だけのものに向いてる。
どんな人におすすめ?
- 普段つけてるメガネの幅が14cmぐらいまでの人なら違和感ないと思う。
- 耳を塞がずに音楽やオーディオブック、映像を楽しみたい人。
- IP52の防水防塵規格にも対応してるので、小雨やランニングなどの水分がついても安心。※完全防水ではないので水没は無理です。
初めてのオーディオグラス系のガジェットだったので、かなり期待してましたが、サイズが合わなかったのが一番痛かった。
サイズがピッタリだったら絶対買いのアイテムです。普段つけてるメガネからBGMが聞こえるのは本当に不思議で使い勝手は良いです。特に、メガネの人で普段からイヤホンやヘッドホンで音楽やラジオをBGMとして小さな音量で聴いてるような人には超おすすめできます。
購入を考えてる方は必ずサイズのチェックをお忘れなく。
デザインや品質自体は文句なしのハイクオリティなので、ちょっとどうにかして快適に使える方法がないかしばらく模索します。(良い方法が見つかったらまたブログで紹介します)