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中古のカメラ買った時に1番気になるのがシャッター回数
先日、中古で購入したEOS Rのレビューの続きです。
外観や価格は前回の記事にまとめてます。
R5/R6ではなく中古のEOS Rを買った3つの理由
外観はとても満足のいく状態だったんですが、一番気になるのがシャッター回数。
デジタル一眼カメラのシャッター(メカシャッター)には耐久回数がありまして、以前僕が使ってたEOS 6D mark2だと10万回。その場合、シャッター回数が10万回を超えるとシャッターが壊れる可能性が高くなるというわけ。
まぁ、使い方によっては耐久回数未満でも壊れることはありますが、一般的にカメラの寿命はこの耐久回数が目安とされてます。(シャッターユニットごと交換することも可能ですが、費用は高い)
EOS Rのシャッター耐久は20万回。
プロのカメラマンの方だと月に数千枚撮影することなんてザラなので、もしそういう個体に当たったら10万回とか超えてるよなぁ…など、ドキドキしながら調べてみました。
シャッター回数を調べる3つの方法
シャッター回数を調べるには、
- キヤノンの点検・クリーニングサービスの「あんしんメンテ」を利用してサービスセンターに持ち込むか
- 「あんしんメンテ」でカメラを郵送で送る
- サードパーティ製のアプリで調べる
この3通りがあります。
キヤノンサービスセンターは僕が住んでる九州にはないし、あんしんメンテでもシャッター回数が分かるのが「プレミアム」の11,000円からなので、今回は一番安いアプリで調べる方法にしました。
シャッター回数を調べるのに使ったのが、macOSとiOS版がリリースされている『ShutterCount』というアプリ。
これ以外にも無料版のアプリなどもいくつかありましたが、EOS Rに対応したものが見当たらなかったので、有料ですが評判の良いShutterCountアプリを使いました。(WindowsやAndroidで調べる方法をご存知の方はTwitterで教えてください)
Mac版とiOS版がありまして、価格はMac版が610円でiOS版が730円。
今回は安いMac版を使いました。
ShutterCountの使い方と対応カメラ
これがShutterCountのMac版の画面。
カメラとMacを有線またはWi-Fiで接続すれば上記画面が表示され、
- カメラモデル名
- シリアルナンバー
- オーナーネーム
- シャッター回数
シャッター回数を含めこの4つの情報を調べることができます。
対応のカメラは、Canon・Nikon・Pentaxで、機種によってパソコンとUSBケーブルで繋ぐもの、Wi-Fi/Ethernetで繋ぐもの、ファイルを読み込んで調べるもの、の3通りがあります。
ShutterCountアプリのVersion 4.4では、CanonだとEOS R・EOS Ra・EOS RPのほか、1DX mark3などにも対応してます。
詳しくはこちらの一覧をどうぞ。
ShutterCount Tech Specs — DIRE Studio
ShutterCount Mac版の注意点
今回、Mac版を使ったんですが、普段使ってるiMac Proの「macOS Catalina 10.16.6」では動作しませんでした(数値が表示されなかった)。
Version 4.4のシステム要件は、「macOS 10.10 or later required.」とのことだったので、Catalinaでも大丈夫だと思ったんですが、実際は無理でした。
うちのiMac Proの環境だからダメなのか、他のMacの10.16.6なら大丈夫なのかは不明です。
そのため、今回はサブマシンのMacBook「macOS Mojave 10.14.6」で試したところ、正常に動作しました。
6D mark2のシャッター回数を調べてみた
というわけで、まずは試しにEOS Rの下取りとして売ったEOS 6D mark2で試してみました。
6D mark2なので、miniUSB タイプBのケーブルでMacBook Airと接続。
約40秒ほど経過後(SDカードに写真データが大量に残ってたので、その読み込みで遅くなってたようです)…
シャッター回数が表示されました!20919回(21%)でした!パーセントで表示されるのもいいですね。
確かに、ファイル名を連番にしてて2回ほど9999を超えたので、この数値は正解です。
そのほか、計測履歴確認可能です。
500円ほど追加すればプラスパックを利用できます。シャッター回数のほか、時系列でシャッター数の履歴などをグラフで確認することができます。
中古 EOS R のシャッター回数を調べてみた
続いて、本命の中古EOS R。
USB-CケーブルでMacBook Airと接続。
すると、今度はすぐに表示されました(SDカードの中身がほとんど入ってなかったから)。
≦ 1000(0%)
は?これはどういう意味?
・・・と、これ見た瞬間、ちょっと固まってしまいましたが、これって1000回以下ってことですね。
再確認のために、一度ケーブルを抜いてもう一度やってみましたが、結果は同じ。
次に、300枚ほど試し撮り。
再び計測してみると…
≦ 2000(1%)
ちゃんと数値が変化しました。300枚ほど撮影したので、700〜900回ほどのシャッター回数だったようですね。
ちなみに、ファイル名を確認したら7千番台になってました。
なので、どうやら前オーナーの方はメカシャッターじゃなくて「サイレントシャッター」を多用されてたんじゃないかなと。
サイレントシャッターは電子シャッターなのでシャッター音が無音です。動きの速い被写体を撮影すると画像が歪むことがありますが、静かな環境で使いたい場合は通常撮影に使ってる人も多い機能です。
EOS Rのシャッター音って、ちょっと硬いというか甲高い音がするので、それが気になってサイレントシャッターを使ってたのかもしれませんね。
動画レビュー
YouTubeに動画レビューを公開しました。
合わせてご覧ください。
▼ EOS Rの中古を購入してシャッター回数調べた結果 [ USED EOS R Shutter Count ]
ShutterCountアプリを使った結果を、ぜひYouTubeのコメントで教えてください。
ほかの方の参考にもなると思いますので、よろしくお願いします。
まとめ
今回、初めて中古のカメラを買ってみたんですが、今回は当たりを引けたようで、ほっとしてます。とんでもないシャッター回数だったらどうしよう…と思ってましたが、良い品に出会えて良かった。
AFも速くて描写力も凄く気に入ってますが、一番感心したのが「タッチ&ドラッグAF設定」。電子ビューファインダーを覗いてる時に、液晶の右上をなぞるだけでAFポイントを移動できるように設定してるんですが、これが凄く使いやすい。
6D mark2の時は、ポチポチと十字キーで動かしてたんですが、EOS Rでは素早くストレスなくAFポイントを移動できるようになりました。
これはほんと素晴らしい!まじで買い換えてよかった!EOS R、かなりいいカメラですね。もう大好きになりました。EOS R6も予約しましたが、どうしようかなとちょっと本気で考えてます。
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