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2004年から撮影しはじめたホームビデオ(ムービー)。
結婚、妊娠・出産、入園入学、卒園、旅行などなど、これまで撮りためた動画のファイル数は1,700本オーバー。容量を確認すると、約620GB分でした。
ホームビデオって、撮影してる時は「あとで編集して1本の映像にまとめよう!」とは思うものの、実際に編集したことなんて1度もありません…。
なので、たくさんのビデオはほとんど撮影しっぱなし。ほとんど日の目を見ることはありませんでした。
今回、息子が幼稚園を卒業&小学校に入学するので、これを機に手を加えてみることにしました。
一番簡単で見やすいのはGoogleフォトだが…規約に注意
撮影したデータはDVテープの頃のものはMOVに変換してパソコンに取り込み済み。内臓メディアやSDカードになってからのも合わせると、容量は全部で615.11GBでした。
これだけの大容量のものを見やすく整理するにはどうしたもんかと色々調べてみると、Googleフォトが一番簡単そうでした。
Googleフォトは、撮影した写真や動画の保管や整理にぴったりのサービス。スマートフォンの写真や動画を自動的にバックアップ、整理してくれます。容量はGoogle Oneと統合されていて15GBまでは無料。100GBは月額250円、2TBは月額1,300円、AIプレミアム2TBは月額2,900円で利用できます。
よし、Googleフォトにアップして使ってみよう!と思って最後に規約を確認すると…。
児童の性的虐待と搾取
児童の搾取や虐待にあたるコンテンツは、アップロードしたり、共有したりしないでください。これには、児童の性的虐待のすべての画像(漫画も含みます)や、児童を性的に表現したすべてのコンテンツが含まれます。Google はこのようなコンテンツを削除するほか、アカウントを無効にして全米行方不明・被搾取児童センター(NCMEC)および警察当局に報告するなどの適切な措置を講じます。このポリシーは、本サービスを通じてアップロードまたは送信されたあらゆるコンテンツにも適用される場合があります。
→ Googleフォト ヘルプ
これがちょっと気になりました。
別に上記に違反するようなことは何もないんですが、アメリカは児童ポルノなどに特に厳しい社会です。
撮影したビデオを確認してみると、赤ちゃんの頃のお風呂に入れてる映像とか、小さい時にパンツ一丁で遊んでるシーン、娘と息子がお風呂で遊んでるシーン、小学校の水泳大会、などなど裸や水着のシーンがいくつもありました。
性的な表現のものは何もないんですが、いろいろ調べてみると子供の上半身裸の写真がアップされてたアカウントが停止されたとか、ちょっと気になる内容が出てきました。
この映像をGoogleがどう判断するかは分かりません。
本当ならGoogleに全部のビデオファイルを確認してもらうのがいいんですが、そうもいかないので、少しでもアカウント停止になる可能性があることはしないことにしました。
あと、プライベートな映像を他社が管理するサーバにアップすることにも抵抗を感じました。
AirMac Extremeに外付けハードディスクを繋げてメディアサーバに
Googleフォトは諦めたので、今度はiTunesのホームシェアリングでホームビデオを共有する方法も検討しましたが、これだとiMacのiTunesを常に起動しておかないといけないので、即却下。
というわけで、自宅のネットワークにメディアサーバを作ることにしました。
うちのネットワークで使っているルータは「AirMac Extreme」です。
10年前のルーターをAirMac Extremeに買い替えたら自宅の環境が大幅改善【設定と結果】
AirMac Extremeに搭載されているUSBポートに外付けハードディスクを接続してファイル共有サーバ(NAS)として動作させることができます。
設置した最終形がこちら。AirMac Extremeの横に設置しました。ちょうどホワイトのHDDだったので見た目もバッチリ。
AirMac Extremeだけでなく、最近発売されているWi-FiルータにはUSBポートがついてるものも多いので、それでも同じようなことができると思います。
お使いのルータをご確認ください。
メディアサーバ設定の流れ
まずは、ちょうど余っていた1TBの外付けハードディスク(上記写真の白い箱)があったので、そこにホームビデオのファイルを全部コピーします。
iPhoneで撮影したもの、以前使ってたパナソニックのHDC-TM90で撮影したもの、最近購入したソニーのFDR-AX55で撮影したもの。2004年からの思い出がここに詰まってます。
620GBのコピーに、約8時間ほどかかりました。
これをAirMac Extremeに事前にUSB接続しておきます。
Macで「AirMacユーティリティ」を起動し、AirMac Extremeの「編集」をクリック。
ディスクの項目を開き、「パーティション」に先ほど接続した外付けHDD「Movie HD」が表示されました。
「ファイル共有を使用」にチェックを入れます。
「共有ディスクのセキュリティを保護」を「ディスクパスワード」にしてパスワードを設定。右下の「アップデート」をクリックして、AirMac Extremeを再起動します。
Macで接続を確認する
まずはMacでちゃんと接続されたかを確認します。
なんでもいいのでフォルダを開くと、サイドバーの共有欄に「AirMac Extreme」が表示されてます。
それをクリックして、右上の「別名で接続…」をクリック。
「サーバ”AirMac Extreme”に接続しようとしています。」と表示されるので、「接続」をクリック。
先ほど設定したパスワードを入力。
無事に「Movie HD」が表示されました。
新しく撮影したビデオを追加したり、ファイルを整理するときはMacで簡単に行うことができます。
iPhoneやiPadでストリーミング再生するDLNAアプリ
iPhoneやiPadで共有サーバ(メディアサーバ)に接続するにはDLNA(Digital Living Network Alliance)クライアントアプリが必要です。
DLNAとは、テレビやレコーダー、パソコン、スマホ/タブレット端末など、機器やメーカーを問わず、LANを通じて、映像・音楽・写真をやりとりできるようにするためのガイドラインのこと。
今回、DLNAアプリを使うのは初めてだったので、いくつかある中でも有名な「PlayerXtreme Media Player」と「VLC for Mobile」を使ってみました。
PlayerXtreme Media Playerの設定画面。
「From PC/NAS」を選択肢、各項目を入力します。
Share Name:あとでわかりやすい名前でOK
Protocol:SMB
Address:AirMac ExtremeのIPアドレス
Domain:空欄でOK
Username:共有サーバを設定した時のMacのユーザー名
Password:上記で設定したパスワード
PlayerXtreme Media Playerのファイル一覧画面。撮影日やファイル名でソートも可能。
ただ、iPhoneで撮影したビデオがいくつか上下逆さまになる現象(上記右側の画像)が発生。有料版にすれば治る?治らないときはそれぞれ修正しないとダメですね。
また、無料版だと突然全画面広告が表示されるので、今後有料版にアップデートするつもり。
使い勝手は悪くないです。サムネイルが表示されるまで時間がかかるけど、使ってるうちに気がついたら全部表示されてました。
ただ、ファイル名をバラバラにしてしまっているので、全部撮影日でリネームするともっと使い勝手がよくなりそう。
次は、VLC for Mobile。
ファイルサーバとの接続設定はPlayerXtremeとほぼ同じ。
こちらは広告が表示される頻度が少なくていいんですが、
ご覧のように、サムネイルが表示されません。
ファイル名もカメラで撮影されたもののまんまなので、日付けも分からない。
これじゃ使いづらすぎるので、PlayerXtreme Media Playerを使うことにします。
まとめ
2004年から撮影していたホームビデオ。
14年経過してようやく日の目を見ることができました。
久しぶりに過去の自分や家族と対面し、あまりにも若くて髪の毛が多いことに驚愕。若いって素晴らしい。
娘や息子も、自分たちの小さな時の映像を食い入るように見てました。僕と妻が子供たちに注いだ愛情を、ようやくいつでも手軽に見られるようになりました。
今回は、ファイルサーバを使ってやってみましたが、ほかにいい方法もまだ模索中です。
何か情報があれば、ぜひ教えてください。