RFマウント大三元レンズ『RF24-70mm F2.8』が壊れた。あなたはメーカーを責める?褒める?

RF24-70mm F2.8 L IS USM
壊れたRF24-70mm F2.8 L IS USM

あれ?ズームリングの動きが悪い...

2022年5月に購入したRFマウントの大三元標準ズームレンズ『RF24-70mm F2.8 L IS USM』。

まだ購入から1年も経過していないのに、

なんかズームリングの動きが悪いなぁ

と感じるようになりました。

写真撮影時には素早くズームリングを動かすのであまり意識してなかったんですが、動画撮影時にゆっくりと回そうとした時に完全に違和感を感じました。

ねっとりとした粘り気を感じ、じわーっとゆっくり動かすと引っかかって滑らかに動いてくれないんです。

一度、違和感を感じてからというもの、気になって気になって...。

購入したのはオンラインのカメラのキタムラ。近所にキタムラの店舗があったので1年の保証期間が切れる前に持っていくことにしました。

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壊れたRF24-70mmのズームリングの状態

修理前のズームリングの動きがどうだったのか、動画が分かりやすいと思ったのでYouTubeに動画レビューを公開してます。

何かにぶつけたり落としたりして壊れたわけではなく、購入から約1年間の間に、何かの原因で本来の動きではない状態になってしまったので『故障』と表現しています。

この動画では修理前と修理後の動作音も確認できます。

▼ RFマウントの大三元レンズ「RF24-70mm F2.8」が壊れた...故障箇所と修理にかかった日数と費用

キタムラの修理では直らなかった

まず、キタムラさんに領収書(お買い上げ明細書)と保証書と一緒にレンズを持っていきました。

店員さんにズームリングが滑らかに動かないことを伝えましたが、いまいちピンときていない様子。

店舗に同じRF24-70mm F2.8がなく、比較できないということで、もし修理に出しても「こういうもの」という判断で修理せずに戻ってくる可能性もあるとのことでした。

その後、3週間経過しても何も連絡がなかったのでキタムラさんに問い合わせたところ、ちゃんと修理対象として受付されてるとのことでした(キタムラさんは自社で修理しているわけではなく、外部の委託業者である株式会社UCSさんが修理されてます)。

それから1週間後、キタムラさんから修理が完了したということで、早速取りに行ってきました。修理で預けた期間は全部で約1ヶ月でした。

かなり時間がかかるので、仕事でどうしても使う必要がある場合は、カメラレンタルのサブスク「GooPass」などで1ヶ月レンタルしておくと安心です。


キタムラの修理から帰ってきたRF24-70mm F2.8
キタムラの修理から帰ってきたRF24-70mm F2.8。

キタムラ(UCS)さんの修理内容がこちら。

キタムラのレンズ修理内容
固定筒ユニットを交換し、関連箇所の調整が行われています。ファームウェアのアプデートもやってくれてました。ありがとうございます。


キタムラのレンズ修理内容 交換部品
交換部品は「固定筒ユニット」が1つでした。


キタムラさんの修理完成伝票にはUCSの修理完了報告書もありました
キタムラさんの修理完成伝票にはUCSの修理完了報告書も追加で1枚ありました。

修理完了後6ヶ月以内に同一箇所に同一故障が発生した場合は、再修理として無料修理してくれます。これはキヤノンさんの修理でも同じです。


キタムラさんの修理では完全に直ってなかった
よーし直ったぞー!と思ってズームリングを回してみると、あれ?、まだ引っ掛かりがある...。

修理に出す前よりは随分マシにはなってますが、修理前の引っかかり具合を100とすると、まだ30〜40ぐらい引っ掛かりが残ってるような状態でした。

んー、これがRF24-70mmの本来の動きなんだろうか?修理して戻ってきた状態だからこれが普通なんだろうなぁと、もうこれで諦めようかなと思ったんですが、このレンズの写りがすごく気に入ってたのでどうしても諦めきれず。

もう一度、キタムラさんに修理してもらうことも考えましたが、今のこの状態がベストだという判断で修理が完了してます。また同じ結果になると思ったので、今度はキヤノンさんにお願いすることにしました。

キヤノンの修理で完治しました!

キヤノンのホームページの「引取修理サービス(セルフ梱包)」から修理を依頼。

キヤノンの修理品回収運用箱
キヤノンから届いた修理品回収運用箱。


修理品回収運用箱の中身
修理品回収運用箱の中身。


修理品の梱包とご依頼方法
「修理品の梱包とご依頼方法」をしっかり読んで発送しました。保証期間内の修理の場合は、領収書と保証書が必要です。


キヤノン 修理中のステータスを確認できるのはありがたい
キヤノンにレンズを発送後、受付情報はWEBで確認できます。これは便利でした。

キヤノンの修理は約3週間ほどかかりましたが、ステータスを確認できるので、まだかまだかと焦ることなく待つことができました。

請求金額も書かれてます。別途費用がかかる場合は事前に連絡があります。

今回は保証期間内の修理だったので、連絡はなしで、費用は往復の送料のみで2,750円でした。届いた時に配送業者さんに現金で支払いました。


キヤノンから届いた修理品
キヤノンから届いた修理完了後のRF24-70mm。とても丁寧な梱包でした。


EOSのポストカードも付属
EOSのポストカードも付属。


心を込めてメンテナンスいたしました
「心を込めてメンテナンスいたしました。」この言葉は安心感がありますね。

さて、僕のRF24-70mmは完全に直ったのか?

今回のキヤノンのメンテナンス内容がこちら。

キヤノンの処置内容
案内筒ユニット、フィルター筒、コロ×3、を交換し、関連箇所をグリスアップされてます。

キタムラとは修理内容がちょっと違いますね。


交換部品は案内筒ユニット、フィルター筒、コロ×3
交換部品がこちら。

それぞれのパーツがどんなものなのか不明ですが、キタムラさんの「固定筒ユニット」との違いが気になるところ。

さて、今度はきちんと直ったのかとドキドキしながらズームリングを回してみたところ...

キヤノンの修理で直ったRF24-70mmのズームリング
はい、ほぼ完全に直ってました!

ズームリングの回転の向きを切り返した時に、かすかに粘り気を感じますが、ゆーっくり回した時の引っ掛かりは完全に無くなりました。

あー、良かった!やっぱり修理はメーカー修理に限りますね。

最初からキヤノンさんにお願いしておけば、無駄な時間もかからなかったなーと。

あなたはメーカーを責める?褒める?

これで直らなかったら、RF24-70mmはもう手放そうかなと思ってたので、喜びもひとしおです。

心を込めてメンテナンスしていただいたのが伝わってきました。

キヤノンさん、ありがとうございます。

上記動画を公開した時に「不具合があるレンズを販売してるのに「ありがとう」はないだろう」というコメントをいただきました。

まぁ、言いたいことは分かりますが、ものは使っていくうちに不具合や故障があるものだと思ってるので特にメーカーを責める気にはなりませんでした。

それよりも、何かあった時にきちんと対応してくれることが重要だと思ってます。今回のキタムラさんの対応はあまり良いものではないかったですが、キヤノンさんの対応には満足してます。

壊れたことの怒りよりも、直ったことの喜びの方が大きかったので、「ありがとう」という言葉が自然とできた感じです。

あなたは、今回のような場合、メーカーを責めますか?褒めますか?

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