要注意！フィルター自動お掃除機能付きエアコンフィルターは突然破れる恐れあり

フィルター自動掃除機能付きのエアフィルターは動くから破れます…
リビングで使用中のエアコン「富士通のインバーター冷暖房エアコン AS-Z56C2」。
9年前に購入してまだまだ現役バリバリなんですが、つい先日、本体の黄色いお知らせランプが約2秒に1回点滅してエアコンが使えなくなりました。
原因は何なのか説明書を確認すると…

黄色ランプ点滅はフィルターが原因

黄色ランプ（お知らせランプ）が速い点滅（約2秒に1回）をしてる場合の原因は…
ダストボックスやエアフィルターが確実に取り付けられていないことをお知らせしてます（富士通の場合です。メーカーや機種によって変わる場合がありますので、詳しくはお使いのエアコンの説明書をご覧ください）。
この場合、エアコンのパネルを開いてダストボックスやエアフィルターが確実に取り付けられているか、確認します。
うちの場合は、エアフィルターがダストボックスの中でぐにゃっと折り曲がってエアフィルターが動かない状況になってました。
フィルター自動掃除機機能が付いているタイプなので、ダストボックスないで定期的にフィルターが動いてホコリを取ってくれるんですが、経年劣化でプラスチック部分が割れて（ヒビが入った）スムーズにエアフィルターが動かなくなったのが原因のようです。

破けたエアフィルターの応急処置

これが破れたエアフィルター。

プラスチック枠が割れてフィルターの網が破れてしまってます。
この状態ままではもう使えないので、応急処置としてヤマトのビニールテープで割れてる部分と破れてる部分が広がらないように仮押さえ。
これで当面は使えました。
後述してるように、エアコンはフィルターなしで使うのは厳禁なんです。
一応、テープで補強した状態で使えましたが…

フィルターのプラスチックの枠部分にはいくつもヒビが入ってます。
これだとまたいつ破けるか分からないので交換品をソッコーで発注しました。
フィルター自動掃除機能が付いてないエアコンでは、フィルターが動くことがないのでフィルターが破けるなんてことはあり得ません。フィルター自動掃除機能付きエアコンならではのトラブルでした。

エアコンはフィルターなし運転はダメ！

フィルターが破れた際に、まず試したのがフィルターなしで運転できるのかということ。
ちょうど真夏の季節だったので、エアコンなしで過ごすのはかなり辛い。
なので、フィルターを外した状態で運転してみたら普通に使えました。
なーんだ、このままフィルターの交換品が届くまでフィルター無しで使えば良いじゃないかと思ったんですが、これは大間違いです。
エアコンフィルターの役割は、部屋の中の空気を取り込んだ際に空気に含まれる埃やゴミをキャッチしてくれること。フィルターがなければ、部屋の埃やゴミがそのままエアコン内部に侵入し熱交換器や各機器の細部に詰まってエアコン自体の故障の原因になります。
数時間ぐらいならフィルター無しで運転しても故障の原因にはならないとは思いますが、万が一その際にホコリをたくさん取り込んでしまうと後々の故障の原因になります。
そのため、エアコンを運転する際は必ずフィルターは装着した状態で行うようにしましょう。

なかなか売ってないエアフィルター交換品

同じ型番の製品を探したんですが、さすがに9年前の製品なのでAmazonではどこにも売ってない。
かろうじて楽天市場で見つけることができました。

2枚とも劣化してたので2枚注文しました。

型番は9318860XXX。上が新品で下が9年もの。

左が9年もので、右が新品。定期的に水と中性洗剤で洗ってたのでそんなに汚れてないと思ってましたが、こうやって新品と比較すると9年分の汚れがしっかり残ってたようです。

ダストボックスに取り付け。

エアコンにセット。
当然ですが普通に問題なく使えました。
ふー、これで一安心です。

9年間使ったエアコンフィルター。定期的に洗ってましたが、こんなに汚れてました。

まとめ

2013年に購入して今までノントラブルでしたが、やはり9年も使ってると経年劣化でガタが出始めました。
今回はエアフィルターが原因でしたが、突然使えなくなるので予備の確保は大切ですね。特に10年ぐらい使ってると交換品自体の販売先を見つけるのも大変になります。
今回、フィルターが破けてから近くの家電量販店に駆け込みましたが、どこも在庫でエアフィルターを置いてるところはありませんでした。
注文を受けて取り寄せになるとのこと。
ほんのちょっと破けた状態なら今回のようにビニールテープで応急処置できますが、破け方がひどい場合は再利用は難しそう。
フィルター無しでエアコン運転するのは壊れる確率がグンと上がるので、5年以上使ってる場合は予備を確保しておくことをおすすめします。