腰痛に効く?アーロンチェア8年使用レビュー|Amazon購入の注意点

Anaznで購入したアーロンチェア

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腰痛がひどくなって、ついに、ハーマンミラーのアーロンチェア購入!

15万円(購入当初の価格)の出費です、はい。個人事業主の僕にとってはかなりのお買い物。久しぶりの大物です、えぇ。

Amazonのショッピングカートにポチッと入れるかどうか数日間悩んでたら、その背中をポンと妻が押してくれました。なんとも嬉しいお言葉。気になる方は最後のまとめをどうぞ。

さて、まずは、僕がこの高いアーロンチェアを買った理由と、8年使った感想をまとめてみました。

このエントリーもアーロンチェア(ポスチャーフィットフル装備 Bサイズ(→新しいモデル「リマスタード」はこちら)に座って書いてます。

超快適(^ ^)。

これまでに書いたアーロンチェア関連の記事も合わせてご覧ください。

 

僕がアーロンチェアを買ったわけ

単刀直入に言うと、

腰痛がひどくなったから

これに尽きます。ヘルニアじゃないですけど、年に数回、腰痛で1週間ほど動きが鈍ります。

腰が痛くなかったら、こんな高価な椅子は買いません。腰痛に悩んでないなら、買うなんてことさえ想像していなかったでしょう。普通のオフィスチェアやワーキングチェアで体に何のトラブルも起きていない人が羨ましい。

若い時は何ともなかった腰。やはり年齢には勝てず。徐々に弱ってくるんですね、人間の体って。

今年は4月に1週間ほど、ひどい腰痛に悩まされました。2年前にも何度かあったんですが、それがまた再来。普通に歩くこともできず常に前傾姿勢で腰をかばうように歩く。そのせいでその期間は背中やお尻の筋肉がバッキバキ。リビングで寝てしまった子供を抱っこして寝室まで連れて行くという父親の役目も果たせず…。当然、習慣にしてたスロージョギングもお休み。散々な1週間でした。

それが6月になってまた発生。午前中のデスクワークを終え、10年以上愛用していた木製のワーキングチェアから立ち上がろうとした瞬間…腰に違和感。

夕方、スロージョギングに出かけるも、徐々に痛みが出てきてついには走れなくなりました。前日まで腰には何の痛みもなかったんで、原因は椅子。または、僕の座り方にあるという結論に。

アーロンチェアの脊椎サポートイメージ
出典:The Benefits of Pelvic Stabilization
アーロンチェアの最大の特徴がこのポスチャーフィット機能

脊椎をぐっと押してくれるので、背骨の自然なS時をサポートし、猫背を解消。腰への負担が最小限に抑えられます。木製チェアからこれに替えれば、ほぼ一日中デスクワークしている僕の腰の負担も軽くなるはず。

そこから2日間、悩みに悩んで、ついにAmazonでポチッと購入!

試し座りもせずに購入することに抵抗がありましたけど、結果から言うとそんな心配は無用でした。

Amazonで購入するときの注意点 配送は熊本まで2日!

僕が住んでる熊本にはハーマンミラー社の販売ディーラーはありません。

熊本だけじゃなく、正規販売ディーラーがない県は多くあります。お近くの販売ディーラーは公式サイトの「ストア一覧」から探せます。
家具のご購入 – ハーマンミラー

中古なら熊本でもどこかに探せばあるかもしれませんが、中古や並行輸入品は12年間保証の対象外です。アーロンチェアの12年保証(ガスシリンダーは2年)では、正常な使用で不具合が発生した場合、無償で12年間も修理してくれます。そのためには正規ディーラーで購入しなければなりません。

というわけで、僕はAmazonで買いました。

Amazonで購入したアーロンチェアもしっかり保証対象です

Amazonは正規の販売ディーラーです。ちゃんとハーマンミラーのサイトにも載ってます。上記ページのキャプチャ画像は2025年1月14日に確認した「修理・アフターサービス」のトップページです。ちゃんとAmazon.co.jpで購入した場合でも保証してくれます。

Amazonで購入する際の注意点をひとつ。Amazonだけでなく他の通販でも同じです。

アーロンチェアには「Aサイズ」「Bサイズ」「Cサイズ」の3サイズが用意されてます。それぞれ、適切な身長と体重があります。以下のグラフを使って、あなたの身長と体重を照らし合わせてみてください。

僕の身長は171cm、体重は81kgなので、Bサイズにしておきました。

あとはフル装備にするかライト版にするかですが、ライト版はもう廃盤になったので、どのモデルも前傾姿勢になっても背もたれが付いてきて腰をサポートをしてくれる「前傾チルト機能」は付属してます。

カートに入れて確定するまでかなり時間がかかりましたが、そのあとは早かった。翌朝の午前中には大阪から発送。その翌日に熊本の自宅に配達されました。

ポチッとしてから2日後に到着です。あぁ、Amazonプライム会員でよかった(発送が早い)。

お昼過ぎに佐川急便の方が、デッカいダンボールをゴロゴロと荷台に乗せてうちの玄関まで運んでくれました。

アーロンチェア、でかい梱包の開封から設置まで

アーロンチェアは完成した形でそのまま配送されます。家で組み立てる必要はないですが、その分でっかい!

到着したアーロンチェア 梱包がデカイ
自宅の玄関に到着した僕のアーロンチェア。サイズ測ったら、70cm × 75cm × 100cm(たて×よこ×高さ)もありました。でかいダンボールだ。

ダンボールにはHermanMillerの文字が
ダンボールにはHermanMillerのロゴと文字が。かっこいい。

上のダンボールを外したアーロンチェアの梱包
カッターでPPバンドを切り、梱包の上の部分をパカっとオープンしたらまた箱が。しっかり梱包されてます。

ダンボールを取り除くとビニールを被ったアーロンチェアが!
ダンボールを取り除くとビニールを被ったアーロンチェアがおった!

梱包から取り外したアーロンチェア
そのビニールをそーっと外す。ずーっと前から憧れてたアーロンチェアと初めてご対面。あぁ、あのアーロンチェアがうちの玄関にあるなんて、感激!超感激!

この時もちょうど腰痛中だったんだけど、喜びで痛みが吹っ飛びました( ^ω^ )

本体重量20kgのアーロンチェア。2階まで持ってあがれるか不安でしたが、背中と座面の間に手を入れて持ち上げると安定するので、そこまで重くないです。

脚にかぶせてあったビニールを外し、2階に運んだアーロンチェア
脚にかぶせてあったビニールを外し、ゴムで吊り下げられてた保証・取扱説明書と冊子を取り外せば座る準備終了。ちゃんと組み立てられてるので、セッティングは楽です。あとは自分の体に合わせて座面の高さやリクライニングの硬さなど細い調整をします。

10年以上使った無印良品のワーキングチェア
ちなみにこれが10年以上使ってた無印良品のワーキングチェア。壊れたら買い換えようと思ってたら10年以上も使い続けることになりました。本当に丈夫な椅子です。

リクライニングもないシンプルなワーキングチェア
リクライニングもないシンプルな構造。これの座面にクッションを敷いて使ってました。3時間もするとお尻と腰が痛くなったのを覚えてます。今考えると、よくこれで一日中作業してたなと…。アーロンチェアに座った今は、もう戻れない。

アーロンチェアと無印良品のワーキングチェア 大きさ比較
椅子のジャンルが違うから比較するのもアレですが、やっぱりアーロンチェアはかっこいい。安心感もありますね。無印の椅子もシンプルでいいんだけど、これじゃ腰も痛めるなと。

アーロンチェアの型番や製造番号、製品保証書番号を探してみました。

HarmanMillerの刻印
目立つところでは、背もたれの上に「HermanMiller」のロゴが刻印されてました。

座面の裏にB4の刻印
座面の裏に「B4」の刻印。意味は不明。Bサイズってことかな?

あとはガスシリンダーの上に特許番号がズラーッと羅列されてました。これ以外には、本体に刻印している文字はなし。
本当にこれは『アーロンチェア ポスチャーフィットフル装備 グラファイト/クラシック Bサイズ AE113AWBPJG1BBBK3D01』なのかと不安になったのでもっとよく見てみると…ちゃんとありました。

型番と製品番号と製品保証書番号
ガスシリンダーの部分の下にシールが2つ貼られてました。型番と製品番号と製品保証書番号が書かれてました。後から気がつきましたが、製品番号と製品保証書番号は保証書にも同じシールが貼られてます。

保証・取扱説明書と冊子と注意書き
付属品はこの3つ。保証・取扱説明書と冊子と注意書き。冊子には日本語訳がないので、取扱説明書を読みました。書いてあることはほぼ同じです。あとは、Amazonにログインして領収書をプリントアウトして一緒に保管しておきましょう。

アーロンチェアをデスクに設置完了
長いこと無印の椅子があった場所にアーロンチェアが!おぉ!カッコ良い!!!床には前から使ってたチェアマットを傷がつかないように敷いています。

ファーストインプレとまとめ【動画あり】

使い始めてから約1週間。この椅子に座っていると、仕事にかなり集中できます
というのも、

腰への負担が少なく、足のむくみも減り、おまけに肘掛もあるので肩こりも軽減されました

腰痛時に座ってもほとんど痛みを感じることなくデスクワークができます。腰の痛みも2日ほどでかなり軽くなりました。
アーロンチェアには腰痛を治す機能はありません。腰の負担を軽減してくれるポスチャーフィット機能と前傾チルト機能のおかげです。椅子に深く腰掛ける癖がついてきたので姿勢も良くなったかも。

椅子を変えるだけでこんなに仕事に集中できるのかと、目から鱗が飛び出てます。

実際に座ってみてよかったのが、背もたれと座面に使用されている「ペリクル」というメッシュ素材。

アーロンチェアのペリクル素材
適度な弾力があり、お尻にかかっている体重をうま〜く分散してくれます。何時間座っててもお尻が痛くなりませんし蒸れることもない。これは「クラシック」のペリクル。スタンダードなモデルです。

腰痛があるときは、痛すぎて普通の椅子やソファに座れないので、ずーっとこの椅子に座ってました。おかげで腰痛の治りも早かった。

あと、地味にいいのがアームパッド(肘掛)の素材。

アーロンチェアのアームパッド
ビニール素材かなと思ったら、ほのかに本革の香り漂う皮革でした。天然なのか人工なのかは不明。

肘置きは肩こりの軽減にも役立ちます。本をじっくり読む時に重宝してます。

意外だったのが脚の部分。

アーロンチェアの脚の素材はアルミダイキャスト
写真で見てた限りではプラスチックとかカーボンとか軽い素材なのかなと思ったら、アルミダイキャストというしっかりした素材でした。重厚感があります。足の裏を載せてもびくともしません。頑丈すぎてビビります。

アームパッドと脚の素材と質感を見てもらうために動画をのっけておきます。

▼ アーロンチェア (Aeron Chairs) アームパッドと脚の素材と質感

まだ使い始めて間もないですが、満足度は100%を軽く超えてます。値段も高いですが、満足度も高かった。

最後に、迷い続けてた僕の背中をポンと押してくれた妻の一言をご紹介。

「何をそんなに迷ってるの?毎日使うものだったらいいじゃない。」

この一言で僕の心にあった「本当に買っていいのか?」という気持ちが吹き飛んだのは言うまでもない。

ただ、この言葉を聞いた時は神か!と思いましたが、数日後、この言葉の裏が判明…。それはまた別の機会に。あ〜、もっと高いもの買わされそうだ〜。

腰痛がないってとっても快適!アーロンチェアいいよ。おすすめの椅子です。

あまりにも気に入ったんで、iPhoneのロック中の壁紙もアーロンチェアにしといた。

iPhoneの壁紙もアーロンチェア
絵になるわ、アーロンチェア。

購入から8年で腰痛はどうなった?

2016年6月に購入してから2025年1月で丸8年と7か月が経過しました。

結論から言うと、アーロンチェアのおかげで腰痛の発生頻度は確実に減りました。

以前はデスクワークをしていると、1〜2時間で腰が痛くなることがありましたが、アーロンチェアに座るようになってからは、「腰が痛くなる」という感覚が随分と減りました。これは事実です。

ただし、アーロンチェアによって腰痛が全く発生しないかというとそういうことはなく、年に1回ほどひどい腰痛が襲ってくることがあります。特に冬場など、長時間同じ姿勢を続けてしまった時に発生しやすいと感じています。

アーロンチェアでも腰痛が発生する原因を考えてみた

アーロンチェアに座っていると、確かに腰のサポートがしっかりしているので、通常の椅子に座るよりも負担は少ないです。しかし、使っていく中で気付いたのは、どんなに良い椅子でも座りっぱなしではダメということです。

例えば、3〜4時間座りっぱなしだと、どんな椅子に座っていても腰が固まる感覚があります。これは、椅子が悪いというよりも、体を動かさないこと自体が腰痛の原因になっていると感じます。

私が実践している対策:定期的に立ち上がる習慣

最近は、1時間に1回は立ち上がって軽く動くように意識しています。この時に役立っているのが、Apple Watchの「スタンド機能」です。

Apple Watchは、長時間座りっぱなしになると「立ち上がりましょう」と通知をしてくれるので、これが腰痛防止のリマインダーとして非常に役立っています。

デスクワーク中心の生活で運動不足も腰痛の原因に?

また、腰痛が発生する大きな原因として、デスクワーク中心で運動不足なのも見逃せません。

私は最近、腰痛予防のために週に最低でも3回はウォーキングをするように心掛けています。軽い運動でも股関節の柔軟性が高まり、腰への負担が軽くなるのを実感しています。

アーロンチェア以外の過ごし方も変えたことで腰痛が改善

アーロンチェアに座っている時間だけでなく、日常生活全体で腰への負担を減らす工夫もしています。以下に、実際に取り入れた具体的な改善ポイントをご紹介します。

ベッドのマットレスを交換

以前は柔らかいマットレスを使っていましたが、これをニトリの「腰を支えるマットレスに交換しました。このマットレスは寝返りがしやすく、寝ている間の腰への負担が軽減されました。

柔らかいソファに座るのをやめた

リビングにある柔らかいソファも、長時間座っていると腰のS字カーブが崩れてしまい、腰痛の原因になることが分かりました。

そこで、IKEAの「ポエングという椅子に座るようにしたところ、硬い座り心地と自然な腰のサポートが非常に楽だと感じています。

腰痛がかなりひどい状態の時でも、この椅子に座るとかなり楽に座ることができます。付属のクッションが薄く、土台の硬い木をしっかり感じることができるので安心感もあります。

もう柔らかい椅子に長時間座るのが怖いです。

ストレッチ習慣を取り入れる

お風呂上がりに、股関節や足腰のストレッチをするようにしました。これにより、腰周りの筋肉が柔らかくなり、翌朝の体の軽さが全然違います。

特に、私の場合は坐骨神経痛の症状があったので、それを改善するストレッチは欠かせなくなりました。

【まとめ】アーロンチェアだけでは腰痛は治らない。環境改善も必要!

最後にまとめると、アーロンチェアは腰痛対策に効果がありますが、椅子だけで腰痛が完治するわけではないと感じました。

アーロンチェアに座るだけでなく、以下のような生活全体の改善が必要です。

腰痛改善のために実践していること

  • 1時間に1回は立ち上がって軽く体を動かす
  • Apple Watchのスタンド機能を活用
  • 週3回のウォーキングで運動不足を解消
  • ベッドのマットレスを「腰を支えるもの」に変更
  • 柔らかいソファを避け、硬い椅子に座る
  • お風呂上がりにストレッチをする

こうした生活環境の改善と軽い運動習慣を取り入れることで、今のところ大きな腰痛は発生していません。

結論:アーロンチェアは腰痛対策の一つに過ぎない。総合的な対策が重要!

アーロンチェアは確かに素晴らしい椅子ですが、「これさえあれば腰痛が治る」という魔法の椅子ではありません。

結論としては、アーロンチェアでデスクワーク中の腰のS字カーブが崩れるのを最大限防ぐことも非常に重要な要素ですが、それ以外の環境改善や運動不足の解消も同時に行うことが必要です。腰痛に悩んでいる方は、ぜひアーロンチェアに加えて、生活習慣の見直しもしてみてください!そうすれば、私と同じように腰痛の発生頻度を大きく減らすことができるはずです。

「アーロンチェア+生活環境の改善」で、腰痛ゼロの生活を目指しましょう!

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