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アメリカでWi-Fiアシスト機能による訴訟が起きてます!
2015年9月にリリースされたiOS 9の新機能「Wi-Fiアシスト」機能。これは何なのかというと、「Wi-Fiの接続状況が悪いときに自動的にモバイルデータ通信を使用する」というもの。要はWi-Fiの電波が悪いときには3G回線で接続するってことです。
Appleはユーザに対して、常に快適なインターネット通信を利用できるようにこの機能を搭載したはずなのに、2015年9月のサービス開始当初、逆に訴えられるという結果になってます。
飼い犬に手を噛まれるとはこういうことか。
Wi-Fiアシストで訴訟事件発生
Twitterでつぶやいたら、かなりクリックされたのでブログでも取り上げてみました。
「iOS」の新機能「Wi-Fi Assist」をめぐりユーザーがアップルを提訴 https://t.co/CQfMtCrcus
— タカノカズト (@skegoo) 2015, 10月 27
Appleは9月半ば、iPhoneおよび「iPad」向けに「iOS」最新版をリリースし、「Wi-Fi Assist」という新機能を導入したが、それが顧客からの不評を買っている。「iOS 9」ではWi-Fi Assistが知らないうちにデフォルトで有効になっており、その結果、iPhoneをWi-Fiに接続しているはずが、多額のモバイルデータ通信料を請求されたと多くのユーザーが苦情を訴えている。
→ 「iOS」の新機能「Wi-Fi Assist」をめぐりユーザーがアップルを提訴 – CNET Japan
Wi-Fiに接続されていると思ってたら、いつの間にか3Gで通信されてて、携帯キャリアからの請求見て初めて知った!なんだこの金額!という感じでしょうか。
フロリダ州エッジウォーター在住のWilliam Scott Phillips氏とSuzanne Schmidt Phillips氏は同機能を知らなかったため、自分たちや同様の請求を受け取ったユーザーの支払いを肩代わりする義務がAppleにあると主張している。原告側は集団訴訟を目指している。訴状によると、影響を受けたユーザーの損害額は合計で500万ドルを超えるという。
すごいですね、この心理。「知らなかったから損した!→賠償だ!」なんて、あまり僕の頭の中にはない思考回路なのでかなり新鮮でした。裁判起こすよりも、常日頃からiPhoneのアイコンがちゃんとWi-Fiになっているのかを確認する方がずっと楽なのに。裁判して勝つ確信がるんでしょうか?
今回のアメリカの訴訟のように、使った分だけ請求されるプランは日本ではほとんどなくなったので、同じような訴訟は日本では起きないでしょう。
訴訟しないで済むように、Wi-Fiアシストをオフにする方法
キャリアや格安SIMの契約で、毎月のデータ通信容量が少ないプランにしている場合は、Wi-Fiアシストをオフにした方がいいかもしれません。キャリアによって詳細は異なりますが、大体の場合、契約している容量を超えると通信速度制限がかかり、当月末までの通信速度が遅くなります(最大128kbpsなど)。
Wi-Fiアシストをオフにするには、「設定」アプリ→「モバイル通信」の最下部にある、
「Wi-Fiアシスト」をオフにします。(上記画面はオンの状態)
これで、Wi-Fiの接続状況が悪い時でも、勝手にモバイルデータ通信(3Gなど)に切り替わることは無くなりました。
毎月のデータ通信容量を気にしているなら設定しておきましょう。
どのアプリがモバイルデータ通信量が多い?
ちなみに、普段iPhoneを使ってて、
今月のデータ残量がものすごく減ってる…
という時ってないですか?そういう時って、どのアプリでデータ消費が多いのか知りたくなりますよね。
そんな時は、「設定」アプリ→「モバイル通信」に「モバイルデータ通信」の項目があるので、そこでアプリ毎のデータ通信量をチェックすることができます(そのiPhoneを使い出した当初からの積算です)。うちの場合は、音楽サブスクアプリが一番多いです。
データ量をリセットして再チェックしたい場合は、同項目の最下部にある「統計情報をリセット」でリセットすれば計測を0から再開できます。