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レビュー動画見るたびに買う気がなくなった…
- 発表当初は約5万円という価格の安さ
- スタンド付属の縦型カメラだけど横動画が撮影できる
という、今までになかった撮影体験を手軽に楽しめそうだ!と思ってPowerShot V10を予約しました。
キヤノン初のVlogカメラ PowerShot V10 登場!思わず予約した!
製品発表と同時にYouTubeには大量のレビューが公開され、日本語や英語に関係なく、片っ端から見まくりました。
最初は、
- お!軽くて撮影しやすそう!
- スタンド便利そう!
と好印象だったんですが、徐々に感じるようになったのが、画質の悪さ。
iPhoneより画質悪そう
1インチセンサーなので、スマホよりも画質は良いはずなんですが、屋内で撮影された映像がなんか綺麗じゃない。屋内はノイズ多め。
屋外での画質はキレイなんですが、手ぶれ補正がGoProなどのアクションカメラと比べても見劣りする。
手ぶれ補正を強くするたびにクロップされるので、自撮りする場合は顔が画面の大半を占めるような大きさになってしまう。
約5万円という価格なので多くを求めてはいけないのは分かりますが、正直、BMPCCやEOS R3/R5/R7/R10などを使って動画撮影してきた僕の場合は、やっぱり画質が物足りないと感じました。
音声も、R7/R10などのカメラと比べてもあまり良い音とは感じませんでした。
コンパクトで軽くてスタンドも搭載というのはすごく魅力的ですが、僕にはちょっと合わないかなという感想に行きつきました。
- ● 不満に感じたこと
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- センサーがスマホより大きいので、解像度はiPhoneより良いかもしれないが、絵の美しさはiPhoneの方が好きでした(好みの問題かも)
- ログ撮影ができないので、自分好みに編集もできない
- 手ぶれ補正はGoProなどのアクションカメラに大きく劣る
- 手ぶれ補正を強くするたびにクロップされる
- 熱問題があり、最大解像度の4K30P IPBで撮影すると13分ちょっとで停止してしまうようです
- アクションカメラのような防塵防滴は非搭載
- カメラのレンズが剥き出しなのですぐ汚れそう
- ● 良さそうな点
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- 軽くてコンパクトなのでポケットに入れて持ち運べる
- スタンド内蔵で自立させてすぐ撮影できる
レビュー動画を見れば見るほど、僕には不要なカメラだなと感じるようになりました。
上記不満点を解消しようとすると価格は軽く見積もっても10万円は超えそうなので、そうなると訴求力も半減するでしょう。価格を考えるとこのスペックで行くしかなかったんだと思います。
というわけで、キヤノンオンラインショップの予約はキャンセルしました。
PowerShot V10はどんな人向け?
あらためて、PowerShot V10はどんな人に向けた製品なのか、メリットとデメリットをまとめると…
- ● PowerShot V10のメリット
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- 手軽にサクッと動画や写真を撮影できる
- 自撮りしたい人向き
- スタンド搭載で三脚を別で持ち歩く必要がない
- ● PowerShot V10のデメリット
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- 画質にこだわる人には不十分かも
- ログ撮影やRAW撮影には対応していない
- レンズカバーがないのでレンズが汚れそう(傷への耐性は多少はあると思う)
という感じになるんじゃないかなと思います。
手軽にサクッと動画や写真を撮影したい人で、自撮りしたい、画質はそこまで重視しない、という人にはかなりおすすめできるVlogカメラです。
一方、画質や高度な撮影にこだわりがある人の場合は、サブのサブぐらいの位置付けの超お手軽Vlogカメラとしてであれば、買うメリットもありそうです。
僕にはGoPro9やカメラもレンズもある
手持ちの機材をあらためてチェックしてたらこれが目に止まりました。
GoPro HERO9。
PowerShot V10のようなスタンドは非搭載ですが、コンパクトで軽くて、明るい場所の画質が良く、手ぶれ補正が優秀で、防塵防滴で衝撃にも強い。
今買うと約4万円ちょっと。最新版のGoPro HERO11は約7万円。GoProは2〜3世代ぐらい前のモデルでも十分すぎるスペックなので、僕にはこれで事足ります。iPhone 12 miniもありますし(iPhoneは今年後半のiPhone 15への買い替えを考えてます)。
あとは、コンパクトなミラーレスのEOS R7もあるし、Vlogカメラとして使おうと思ったら今の機材で十分だってことをあたらめて再認識させてもらった感じです。
あなたはPowerShot V10、買いますか?