ワークチェアのシリンダーを自分で交換してみた【GropSpica Pro篇】

ワークチェアのシリンダーを自分で交換してみた【GropSpica Pro篇】
GropSpica Proのシリンダーを交換する方法

座面調整で上下の動きが遅すぎる…

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さて、そのGrowSpica Proですが、メーカーさんに問い合わせたところ、ごく稀にシリンダーの初期不良があるようです。座面の高さを調整する際、レバーを引いても座面が滑らかに上下しない症状があるらしい。

万が一、不良品に当たった場合はすぐにメーカーに連絡してください。サポートもしっかりされてるので、安心して対応してもらえると思います。

というわけで、今回は、偶然にも私がレビューした個体に初期不良の症状が出てきたので、これはちょうど良いということで自分でシリンダーを交換することにしました

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シリンダーの修理方法は2通り

私の場合、レビューした時にちょっと座面調整の上下の動きが悪いなーと思ってたんですが、それが次第に悪くなってきまして、

さすがに、これはちょっと変だ

と感じるように。

そこでメーカーさんに問い合わせると、

  1. 引き取り修理
  2. シリンダーのみ送付

の2通りで対応していただけるとのこと。もちろん作業費用は無料。配送料も無料です。

1.引き取り修理は、一旦椅子をメーカーさんに送付してメーカーさんで修理。修理が完了したら自宅に送ってもらうというもの。配送と修理である程度の日数が必要になります。

2.シリンダーのみ送付は、交換用のシリンダーを送ってもらい、自分でシリンダーを交換する方法。GrowSpica Proは自分で組み立てて使うワークチェアなので、組み立て手順は分かってます。問題は分解できるかどうか。シリンダーはベースと座面にガッチリとハマってるのでこれを外すには手間がかかりますが、うまくいけば1〜2時間で終わります。

そのほか、今後、サポート体制が充実してきたら出張修理も可能になるかもしれないので、初期不良かなと思った際には、まずサポートに連絡してみてください。

今回は、配送と修理作業で手元にワークチェアがなくなるのが嫌だった(ほかに仕事で使える快適な椅子がない)ので、自分で交換することにしました。

用意するもの

自分でシリンダーを分解する際に必要なのは…

  1. ゴムハンマー
  2. 2×4の短めの角材(高さ4〜5cmの短めの木)
  3. 作業用手袋

この3つ。

ゴムハンマー
これがゴムハンマー。僕は『大五郎の頭部重量が約225gのもの』を使いました。長く使うならもうちょっと大きいものでも良いですが、今回のシリンダー交換のみであればこれぐらいの大きさで良いと思います。

『2×4の短めの角材』については、外れ方によって要不要が分かれます。シリンダーがベース(脚)側から外れた場合は不要です。下記レビュー動画を見ていただければその意味が分かります。

あと、作業用の手袋は特になくても出来ますが、あれば手を痛めることがないのであると安心です。

シリンダーの外し方 レビュー動画

シリンダーを外している様子をYouTubeにアップしました。

サクッと方法を知りたい方はまずこちらをどうぞ。

▼ GrowSpica Pro シリンダーを自分で交換する方法!

シリンダーの外し方とポイント

全体の作業工程はこんな感じです。

  1. 床を傷つけないように毛布など厚手の布を敷く
  2. ベースをできるだけ床から浮かしたいので座布団を2枚敷く
  3. 椅子を倒す
  4. ゴムハンマーでベースを根気強く叩き続ける
  5. 本体側かベース(脚)側、どっちかが外れる
  6. 本体側が外れた場合
    1. 2×4の角材を毛布の上に置く
    2. ベースからキャスターを外す(キャスターが邪魔になるので)
    3. ベースをしっかり持ち、シリンダーの底面を角材に体重をかけて打ち付ける(勢いよく外れる場合があるので注意してください。)
  7. ベース(脚)側が外れた場合
    1. 座面底面にあるカバーをネジを回して外す
    2. 挿さってるシリンダーの周囲の硬い部分をゴムハンマーで根気強く叩き続ける

最初のシリンダーの外れ方、本体側かベース(脚)側かによって作業が異なります。

用意するもので紹介した角材は、最初に本体側が外れた場合のみ必要になります。事前に用意するのは難しいと思いますので、代用品の目星をつけておくと対応できます。


ゴムハンマーでベースを叩く
作業工程4。ベースをゴムハンマーで叩きます。ベースの素材は鉄ではないですが、かなり硬い素材なのでゴムハンマーでかなりガンガン叩きましたが傷ひとつつきませんでした。

ポイントは、とにかく根気強く叩き続けること

叩くことで振動が伝わってちょっとずつシリンダーが緩んできます。焦らずじっくりやりましょう。ちゃんと外れます。


本体側のシリンダーが外れた
作業工程6。今回は本体側から外れました。


シリンダー底面を叩きまくったけど効果なし
まず最初にシリンダー底面を叩きまくったんですが、ほとんど効果なし。かなりガッチリ固定されてます。


角材にシリンダーの底面を打ち付ける
作業工程6-3。角材にシリンダーの底面を打ち付けます。ここに来るまで四苦八苦しましたが、ベースを持って打ち込んだら約15秒ぐらいで外れました!

ポイントは体重をしっかり掛けること。

上記動画では勢いよくシリンダーが外れてますが、床に毛布を敷いてたおかげで何も傷つかずに済みました。ちゃんと床を保護しておくのも大事なポイントです


座面底のカバーの外し方
作業工程7-1。座面の底にはカバーがあるので、赤矢印のネジ(向こう側にもある)を回してカバーを外します。

あとは、シリンダー周りの硬い部分をゴムハンマーで叩いて外すだけです。ここも根気強く叩くのがポイントです。


シリンダー交換で動きが改善!

交換用のシリンダー
交換用のシリンダー。

あとはこのシリンダーに交換するだけ。


シリンダー交換で上下の動きがスムーズになりました
シリンダー交換後、ドキドキしながらレバーを倒すと、超スムーズに上下動できてひと安心!

やはり原因はシリンダーでした。

これが本来の動きか!と、とても感動しました。

初期不良に当たると貧乏くじ引いたような気になりますが、今回のように自分でやれることが増えたので、個人的には良かったかなと。

動画やブログでも紹介することができたので、同じような症状の方の参考になれば嬉しいです。

今回はGrowSpica Proのシリンダー交換でしたが、同様の構造のワークチェアやオフィスチェアであればちょっとは役に立つと思います

参考になったって方は是非シェアをお願いします!

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