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今まで使った4Kプロジェクターの中で最も良かった!
今回紹介する4K UHDプロジェクター『BenQ GK100』。
どんな人におすすめかというと…
- 映像の美しさはもちろん、よりおしゃれな4Kプロジェクターが欲しい
- 動作音が静かなプロジェクターを探してる
- 設置場所が狭いから短焦点が良いなぁ
映像が美しく・おしゃれで・静かで・短焦点のプロジェクターを探してるなら、GK100はピッタリ。
今まで4Kプロジェクターは2台ほど使ってきましたが(BenQ HT3550iとXGIMI HORIZON Pro)、個人的には今回のGK100が一番好みでした。
もくじ
GK100 動画レビュー
YouTubeに動画レビューを公開してます。
起動時間や動作時間など写真では分からない部分もレビューしてますので、合わせてご覧ください。
▼ ホワイトキューブ型の本格的な4K短焦点プロジェクター『BenQ GK100』レビュー
GK100の特徴
GK100の特徴はこちら。
- HDR10およびモーションエンハンサーMEMCサポートによる4K UHD解像度(3,840×2,160)
- カラー精度はBenQ CinematicColor技術によりRec.709の色域を98%カバー
- 短焦点で投写比は0.8(投影距離が約1.77mで100インチ)
- 8度の角度調整可能なヒンジとオートフォーカス、自動垂直台形補正機能で素早い設置が可能
- パールホワイトのキューブ型デザイン。優しいナイトライト付き
- iPhone、Android、Windows、Macなど複数のOSでワイヤレス投影が可能
- treVoloサウンド技術の高音質10Wスピーカーを2基搭載
- プロジェクターを単体のスピーカーとして使えるBluetoothスピーカーモード搭載
- HDMI 2.0経由のオーディオリターンチャンネル(ARC機能)
- 運転音(通常/エコ):29/27dBAの静音設計
- 光源はLEDで長寿命
- 投影方式はDLP
- 輝度は1,000ANSIルーメン
- サイズ:幅195mm × 奥行195 mm × 高さ224mm、重さ4.1kgで持ち運びにも便利
BenQ公式ページにも詳しい記載がありますので合わせてご覧ください。
HDR10対応で映像が美しいのはもちろん、LED光源で長寿命、短焦点なので設置スペースも少なくて済みます。
ビジネスのイメージが強いこれまでのプロジェクターとは大きく異なるホワイトパール色&キューブ型デザインを採用し、リビングや部屋の一角に置いても違和感のないシンプルなデザインに仕上がってます。
BenQについて簡単に説明しておきますと、パソコンのモニターやデスクライトなどのLED照明でご存知の方も多いと思いますが、プロジェクターでもかなり有名です。マーケットシェアは12年連続でNo.1、日本市場では3年連続で4KプロジェクターNo.1と、プロジェクターならもう間違いがないメーカーさんです。
このGK100は、2020年度グッドデザイン賞を受賞、オーディオビジュアルグランプリ(VGP2021 Summer)では金賞を受賞してます。
光源はLEDで20,000時間の長寿命。さらに、安全を考慮したブルーライト軽減機能により、目に優しい間接光を投写することで目の健康にも配慮されてます。
8度の角度調整ができるのも良いですね。ナイトライトも優しい光でほっとします。
設置方法はとても簡単
本体がコンパクトで軽いので設置はとても簡単。
設置したい場所に置いて、コンセントにつなぐだけ。
USBドングル。
付属のワイヤレスハードウェアキーです。Wi-FiやBluetooth接続を使う場合は背面ポートに挿入して使います。
背面ポート。
左から、WiFiドングル・LAN端子・HDMIが2つ・USB-Aが2つ・SPDIFとAudio OUT・USBI-Cです。
USB-Aはプラグ&プレイに対応、USB-Cがディスプレイポートとしてパソコンやタブレットなどと接続すれば有線でも投影できますし機器の充電も可能です。
あと、オーディオアウトもあるのでオーディオシステムも使えます。
付属の電源アダプター。これに電源コードを挿してコンセントに繋げばセッティング完了です。
使いやすいリモコンも付属。音量や電源、設定などはこれで操作します。
一般的な白い壁紙に投影します。専用のスクリーンがなくてもかなりキレイに映りました。
投影距離は2.2mで120インチに投影できます。短焦点なので設置スペースが狭くてもより大きく映し出せるのも気に入っているポイント。
起動時間と動作音
まずは起動時間。
電源ボタンを押してからホーム画面が表示されるまでの時間を計測しました。
まず、電源ポート接続後の起動時間は「52.17秒」でした(※動画は1秒24フレームで撮影)。
次に、スタンバイモード(電源OFFで電源LEDが青く点灯してる状態)だと「44.03秒」でした。
一旦、電源を抜くと起動時間が若干長くなるようですね。
起動時間は速くもなく遅くもなく、プロジェクターでは一般的なスピードでした。
次に動作音。
メーカー公称値の動作音は、通常時29dBAと書かれてます。29dBはかなり静かなので、使ってみるまで半信半疑でしたが、これ、本当に驚くほど静かでした。
室温27℃だと、2mほど離れた場所ではほとんど動作音が聞こえないぐらい静かです。動作音が大きいプロジェクターだと、静かなシーンでファンの音が気になって雰囲気が台無しになるので、この静粛性は素晴らしいですね。
ただ、33℃ぐらいの真夏日にエアコンなしで使ってみたら、ちゃんとファンが回って気になる程度の動作音にはなりました。
ホーム画面と設定
ホーム画面。メニューの一番上にはAndroid、iPhone、Windows、Macの投影方法が並んでます。
Androidを内蔵してますがAndroid TVではないので、動画配信サービスを利用する場合は、Fire TVやChrome Castなどのセットトップボックスを使う仕様となってます。
あとはブルーレイやDVD、プレステやNintendo Switchなどを接続して使う、というものですね。
YouTubeやNetflixを視聴する際は、Fire TVなどのアプリを使うと視聴できます。
ちなみに、120インチの前に約172cmの人間が立つとこれぐらいの大きさ。120インチは大きいです。
iPhoneの画面をミラーリング。GK100と同じネットワークに接続してるデバイスで画面ミラーリングをすれば、簡単に投影可能です。
設定項目はかなり多いですがキレイに並べられてるので分かりやすい。
ディスプレイはかなり細かく設定を調整できるようになってます。見え方にこだわりがある人も、自分好みの設定に追い込めます。
Bluetooth接続でワイヤレスイヤホンやワイヤレススピーカーを接続可能。AirPods Proとも簡単にペアリングできました。
Bluetoothスピーカーモードで、GK100を単体のワイヤレススピーカーとしても使うことができます。スピーカーは音が良いので、これはなかなか使えそう。
画質と音質チェック
画質と音質チェックは、YouTubeにアップしてる自作の4Kサンプル映像を使いました。
GK100でYouTubeやNetflixを観るために使ってるのがFire TV Stick 4K。
ただ、背面のHDMIポート周囲の形状が狭いので(Fire TVの形式によっては)そのままじゃ差し込めません。
なので、Fire TV Stick 4Kに付属のHDMI延長ケーブルを使います。
単板DLP方式による3,840×2,160の解像度。輝度1000ANSIルーメン、コントラスト比100,000:1というホームシアターシステムのようなスペックなので、画質はとってもキレイ。
人肌もキレイに描写してくれてます。映画やドラマも視聴しましたが、映画館で観るようなシアター級の高画質を自宅で堪能できるのは嬉しいですね。
音質も10W×2基のスピーカーで音質も良く、音圧も十分。半分ほどの音量でかなり大きな音が出ます。
プロジェクターとしてだけでなく、Bluetooth接続の外部スピーカーとしても使えるのも嬉しいポイント。
iPhoneとペアリングしてリビングで音楽を楽しむこともできます。
YouTubeとNetflix
GK100単体ではSmart YouTube、Spotifyのアプリが使えますが、YouTube公式アプリやNetflix、Amazonプライムビデオは使えません。
なので、YouTube・Netflix・Amazon Prime VideoはFire TV Stick 4Kを接続して視聴してます。
別途、Fire TVやChromeキャストなどのセットトップボックスが必要です。
実際に使ってみた感想 良い点と悪い点
まず、良かった点は4つありまして、
- 映像がきれい
- 短焦点で設置場所が省スペース
- 動作音が静か
- 本体のデザインが可愛いいのでインテリアとしても見栄えが良い
の4点です。
4Kプロジェクターなのでやっぱり映像が綺麗ですね。1000ANSIルーメンなのでちょっと暗いかなと思ってましたがコントラストが素晴らしく、実際に使ってみると十分な明るさでした。発色も鮮やかなので非常に気に入りました。普通の白い壁紙に投影してますが、十分にキレイです。
短焦点のプロジェクターは初めてだったんですが、設置スペースが少なくて済むのは良いですね。
ファンの音も小さいのでスピーカーから出てくる音の邪魔になりません。
本体もコンパクトな大きさと可愛いキューブ型のデザインなので、使わない時も部屋のインテリアとして見栄えが良いです。Bluetooth接続で外部スピーカーとして使うときにもこの見栄えの良さが生きてきますね。
次に、気になった点としては、ほとんどないんですけど、敢えてあげるなら、起動時間がちょっと遅いことぐらいですかね。
それ以外は大満足のプロジェクターです。
個人的には、色々プロジェクターを使ってきましたが、これが一番気に入りました。
短焦点ってやっぱり良いですね。リビングだけでなく6畳ぐらいの部屋でもファンの音も小さいし、デザインも可愛くてコンパクトなので気軽に使えるのも良かった点です。
どんな人におすすめ?
冒頭でも書きましたが、
- 4K映像で本格的な美しさのホームシアターが欲しい
- おしゃれでインテリアに合うデザインのプロジェクターが欲しい
- 動作音が静かなプロジェクターを探してる
- 設置場所が狭いから短焦点が良い
という人にはかなりおすすめできるプロジェクターです。
価格は2021年9月20日現在で約19万円で販売されてます。最新価格はこちらをチェックしてみてください。
まだまだ自宅で過ごす時間が減りそうにないので、より高性能&コンパクト&おしゃれなプロジェクターで快適動画ライフを送ってみるのも良いですよ。かなり快適です。