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ビデオ用照明の明るさを知りたくて照度計を買ってみた
- ビデオ用LEDライトを買いたいけど、どれぐらいの明るさのものを買えば良いのか分からない。
- ルーメン?ルクス?明るさの単位もよく分からない…
という経験ありませんか?
僕も動画を撮影するようになってからLED照明を何個も買いましたが、どれぐらいの明るさのものを買えば良いのか分からず何度も失敗しました。無駄なお金の使い方だったなと後悔してます。
今考えると、最初の一台を購入した後に照度計を買って「今使ってる照明が○○○ルクスだから、今度買う照明は○○○ルクスは要るよな」といった感じで「現状把握 → 次買う照明の候補をしっかり見定める」というようにすれば良かったなと。
というわけで、これからまた撮影用のLED照明を購入するときのために、手軽に使える照度計を買ってみました。
シンワ設計のデジタル照度計 レビュー
今回購入したのは日本のメーカー、シンワ測定株式会社の照度計『シンワ測定 デジタル照度計 セパレート式 78747』です。
スペックはこちら。
- 測定範囲:0~40000ルクス
- 分解能:0.1ルクス
- 測定周期:2回/秒
- 受光部:フォトダイオードセンサー
- 連続使用時間:約200時間
- 電源:9V乾電池 1本
- 本体サイズ:表示側130X72X30mm
- 本体サイズ:受光側:106X57X26mm
- 重さ:210g(電池含む)
セパレート式なので、液晶表示を見ながら受光部を光源に向けることができるので、最適な位置で測定が可能です。
測定レンジ切り替えスイッチは3段階に切り替えが可能。
測定中の最高値を固定表示するピークホールド機能も付いてます。
プラスチックのケースと説明書。
ケースの中身。スポンジで照度計部分がくり抜かれてます。持ち運ぶ時も安心ですね。
照度計本体と9V乾電池。「今どき四角の9V乾電池?」と思って調べてみたら、Amazonでは2011年から販売されてるロングセラーモデルでした。
持った感じは軽くて全体的にプラスチックが使われてるので高級感はありません。どちらかというと安っぽい感じです。
側面と背面を覆っている黒いゴムカバーを外して、背面から電池を入れます。
電源を入れて受光部を露出させて計測します。測定する明るさに応じて「測定レンジ切り替えスイッチ」を3段階から選びます。
測定レンジを「10-40000」にして計測すると、画面に「240」と表示されました。この時の単位は「× 10Lux」なので「2400ルクス」ということになります。
照度計を買って良かったこと
ちょっと前の動画ですが、Aputure Amaran 200Dを買った時に照度計を使ってみました。
▼ 2021年おすすめのビデオ撮影用LEDライトAputure Amaran100d/200d!SL60Wから買い替え&明るさ比較
ファームウェアアップデート後のファンノイズの音も測定してます。
W数と照度(ルクス)の関係を同時にチェックしました。
Godox SL60WとAputure Amaran 200Dの比較です。
それぞれのスペック上の明るさはこちら。
- Godox SL60W:100%照度 1m 4,100Lux
- Amaran 200d:Bare Bulb (105°) 1m 8,200Lux
このスペックで実際に1m離れた距離で計測した数値がこちら。
※ソフトボックスはAputure LightDome mini IIを使用。
- Godox SL60W:2,130Lux
- Amaran 200d:5,350Lux
今まではSL60Wもかなり明るいと思ってたんですが、Amaran 200Dを使ってみると明るさのレベルが全く違いました。
また、実際に使う場合は光を柔らかくするためにソフトボックスは必ず使うんですが、ソフトボックスを付けて80%の明るさでも4000ルクスを軽く超えてる(上記写真)ので、Amaran 200Dは僕にとっては十分すぎる明るさだということが分かりました。
照度計があることで、普段撮影する時にどれぐらいの照度があれば良いのかが具体的に分かるので、照明機材購入の目安になります。
どれぐらいの明るさのLED照明が必要か知りたい方は、まず照度計を使ってみると良いですよ。