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EOS R6とTS-E24mm F3.5L IIで撮影テスト
価格.comの最安値でも20万円もする高級レンズCANON『TS-E24mm F3.5L II』。遠近感とピントの合う範囲をコントロールできるアオリ機構を搭載したマニュアルレンズです。
今回、100mmマクロレンズを修理してもらった時に、キヤノンフォトサークルのメンバーになりまして、キヤノン製品を無料で借りられるモニター制度があったので募集してみました。
その結果、約20万円もする高級レンズを約20日間貸してもらえることになったので、じっくりと使ってみました。
アオリレンズとは?
アオリレンズってどういうものなのか、簡単に説明しますと…
- アオリ撮影とは、チルト・シフトなどを用いた撮影方法の総称
- チルト撮影ではピントの合う範囲の角度を調整することができる(ブツ撮りで手前から奥まで商品全体にピントを合わせるなど)
- シフト撮影では写す範囲を並行に移動することができる(主に建築写真で使用され、広角レンズを使うと建物の上部がすぼむの修正するなど)
例えばチルト撮影では…
一部分にしかピントが合ってない写真。これをF値を変えずにチルト調整すると…
奥から手前までピントが合った写真が撮れます。
シフト撮影では、うちのiMac Proをシフト調整せずに普通に撮影すると…
ほんのちょっとだけiMacの上がすぼんだ感じになります。
これをシフトつまみを調整して撮影すると…
iMac上部のすぼみが修正され、まっすぐな写真が撮れます。
このように、ブツ撮りや建築写真を目的にするなら欠かせないレンズ、というわけです。
ただ、かなり特殊なレンズなので、一度も使わずに20万円をポーンと出すのは怖いので、こうやって無料でレンタルできるのはすごくありがたい。
レンタルしたTS-E24mm F3.5L II
キヤノンフォトサークルでお借りしたTS-E24mm F3.5L II。ポーチも年季が入っていい感じにくたびれてますね。
キノコ?おわん?のようなフードが付いてました。
全体的にかなり年季の入ったTS-E24mmレンズです。
チルトダイヤル。
サイドについてるレボルリングロック解除レバーで、チルト・シフトともに回転させて方向を変えることができます。レボルビングの範囲は±90°です。
こんなにレンズがズレます。面白いですね。
マニュアルレンズですが、フォーカスリングが太いのでピントはすごく合わせやすかったです。
シフトダイヤルを回すと、こんな感じにズレます。
太宰府天満宮で試し撮り
太宰府天満宮で試し撮りをしてきたので、いくつかピックアップして紹介します。
短焦点レンズだけあって、解像感が高く写りもいい感じ。
24mmの広角なので広い絵を撮影できます。
厄晴れひょうたん。ちょうど紅葉がはじまったぐらいで紅葉がきれいでした。
太宰府天満宮の池。この写真を噴水部分だけにピントを合わせてみると…
チルトダイヤルを調整してこんな不思議な写真も撮影できます。
まとめ
ずーっと気になってたアオリレンズのTS-E24mm F3.5L II。
価格が20万円以上する高額レンズだったので、未使用で購入するのはかなり勇気が必要でした。
こんな高いレンズを無料で約20日間も借りられるのはとてもありがたかったです。(写真を1枚、会員専用WEBサイトで任意で投稿し、アンケートに答える必要はあります)
本気で建築写真やブツ撮りに力を入れるなら必須のレンズだということが分かりました。が、今の僕には今すぐ必要なものではないので、購入はしないつもり。
キヤノンフォトサークルでは、このほかRF70-200 F2.8LやEOS Rなどいろんなレンズやボディを定期的にモニター募集してるので、また気になったものがあれば積極的に利用するつもり。
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