当サイトのリンクには一部プロモーションを含みますが、一切その影響は受けず、公正・中立な立場で制作しております。
キッチンのゴミ箱上のスペースがもったいない…
先日、コーヒー豆を引くための電動ミル『カリタ ネクストG』を買いました〜!
自宅でコーヒー豆を挽いて飲むようになってから2年9ヶ月。
コーヒー豆を挽くのはもう毎日の習慣になったし、ポーレックスコーヒーミルで手挽きでゴリゴリと1〜2分間回し続けるのが面倒になってきたので、ちょっと奮発して買ってみました。
これが大正解!
静電気除去装置が搭載されてるので微粉も飛び散らないし、音も静かで手間なく均一に豆を挽けるのがもう便利で仕方ありません。
ゴミ箱上のスペースを有効活用したい
大満足の電動ミルなんですが、唯一気になるのが設置スペース。
本体はコンパクトなんですが、さすがに手挽きミルのように引き出しに収納するわけにもいかない。
キッチンの収納棚の上に置いてるんですが、トースターや炊飯器が鎮座してるのでネクストGを置くと空きスペースがなくなって圧迫感が気になるようになりました。
そこで気がついたのがゴミ箱上のスペース。
ゴミ箱の上にも物が置けるようにラックを作れば、炊飯器を移動して収納棚の上には余裕が生まれるはず!
左の緑色の物体がネクストG。トースターと炊飯器も置いてるのでスペースに余裕がありません。
というわけで、木材でゴミ箱上ラックをDIYしてみました。
ゴミ箱ラックDIYで用意したもの
用意したものは以下の5点。ネジやインパクトドライバーなどは除きます。
- 木材
- 木材を塗るブライワックス
- コーナークランプ2つ
- 木工ダボと6角軸ダボ錐
- ジョイントポンチ
1.木材
まず、どんな形にしようかと軽く手書きでイメージして、必要な木材の数とサイズを書き出します。
木材は、壁一面の棚をDIYした時と同じマルトクショップさんに注文しました。
マルトクショップさんでは、指定した無垢材や集成材をミリ単位で切り出してくれるのでとても助かってます。
DIYは好きですがノコギリしか持ってないのできれいに自分で切り出すのは難しすぎ。いつもカットは業者さんにお願いするようにしてます。
今回はメルクシパインの集成材を全部で5枚注文しました。
なかなかきれいな木目です。厚さが2.5cmあるのでかなりしっかりしてます。ブライワックス(ジャコビアン)を薄めに塗って使います。
かかった費用は木材のみで1万円ほど(送料込み)でした。
近所のホームセンターで買ってカットしてもらうことも考えましたが、パイン集成材しか置いてなかったのと、厚さも2cm以下しかなかったのでマルトクショップで買いました。
2.木材を塗るブライワックス
うちのDIYでは、ほぼこのブライワックス(ジャコビアン)を使って塗装してます。
ブライワックスは水に弱い(濡れた箇所を拭くと若干色が移ります。白く変色することもあり。)のであまりキッチン周りでは使わない方がいいんですが、ゴミ箱上のラックなのでほとんど水に濡れることはないので採用しました。
水で濡れる可能性があるならブライワックスではなく、色付きのウレタンニスを塗るのがおすすめです。
ブライワックスを塗る時には、手が汚れないようにゴム手袋とウエス(今回は古い靴下)も用意します。
3.コーナークランプ2つ
板を2枚、直角にして固定するためにコーナークランプも買いました。
『SK11 コーナークランプ 固定板幅 70mm以下』。70mm以下の板に対応してます。
ほんとは4つあった方がいいんですが、これから頻繁に使うかどうか分からなかったので、とりあえず2使ってみました。
結論から言うと、今回は2つでも十分対応できました。
4.木工ダボと6角軸ダボ錐
天板は表面にネジ止めしてネジ山が見えるのが嫌だったので、今回はダボを使うようにしました。
『木工ダボ』。直径8mm、長さは25mmのもの。
あと、ダボの穴を空けるために『大西工業 6角軸ダボ錐(NO.22) 8mm用』も買っておきました。
5.ジョイントポンチ
ジョイントポンチ(マーキングポンチ)とは、ダボを差し込む天板の底面に、ダボ穴の位置を正確に出すためのものです。
『ジョイントポンチ 8mm』。
今回は、木工ダボ・ダボ錐・ジョイントポンチを別々に買いましたが、3つがセットになった『大西工業 6角軸ダボ錐マーカーセット 8mmセット』なども売ってます。
価格もお得なのでこっち買えばよかった。
木材をブライワックスで塗装する
まずは木材を塗装します。
今回はブライワックスのジャコビアンで仕上げます。
ブライワックスを使うことで、木製品の保護とツヤ出しが一度にできます。主原料には蜜ろうとカルナウバロウという自然素材が使われているので安心して使えます。
いろんな色が販売されてますので、お好きな色でどうぞ。
ウエス(今回は古い靴下)で全体に塗っていきます。薄く塗るのが好きです。
いい感じの色に仕上がりました。もっと濃くしたい場合は何度か塗り重ねればOKです。
余計なブライワックスを拭き取って半日ほど放置します。
ゴミ箱ラックを組み立てる
ゴミ箱ラックの完成予想図。縦横を間違えないように再確認します。
まずは背面の2枚の板をビス止めします。
今回は板の厚みが25mmなので、6角軸ダボ錐を使って12mmほど穴を開けてからビス止めしました。
ビス止めした穴はダボで埋めてもいいですが、今回は収納した時に外からは見えないのでこのままにしておきました。
背面の板2枚の取り付けが完了〜。
背面を全部板で埋めなかったのは持ち運びする際の持ち手になるかなと。あと板を2つに分けることでコストも抑えられてます。
天板はダボ繋ぎできれいに仕上げる
天板はビス止めじゃなく、ダボ繋ぎでつなげます。
まずは中心線を引いて出来るだけ中心からずれないように印をつけます。
あとは斜めにならないように真っ直ぐに穴を開けます。斜めになるとダボで繋ぐのが難しくなるので垂直をキープするように注意します。
心配な方は『ドリルガイド』を使ってもいいですね。
ダボ穴。今回は長さ25mmのダボを使うので、12.5mm以上の穴を開けるようにします。12.5mmより短いと繋いだ時に隙間ができるので、気持ち長めに穴を開けます。
ダボの半分のところに線を引いて、それが隠れればOKです。
ジョイントポンチを穴に入れます。
かなりギチギチで入りにくかったので、6角軸ダボ錐でちょっとだけグリグリして穴を広げたら入れやすくなりました。
上から天板を乗せて位置を決めたら体重をかけてグッと押し込みます。
天板の底面に小さな穴が開きました。
小さな穴を中心にして天板の底面にもダボ穴を開けます。
ジョイントポンチが取り外しにくい場合はマイナスドライバーなどで外します。グリグリやりすぎるとちょっと木材に傷がつきますが、隠れる部分なので気にしません。
ダボを挿して接着面に木工用ボンドを塗ります。
天板底面の穴をダボに差し込みます。
ちょっと体重をかけても入らなかったので、天板に傷がつかないようにタオルと長めの板を間にかませて4kgのダンベルで叩いたらきれいに入りました。
天板が隙間なくきれいにダボでつながりました。
ダボ繋ぎなので天板に穴は一切なし!すごくきれいに仕上がりました!
背面はこんな感じ。持ち運ぶときは背面のすき間に手を入れられるので持ちやすいです。
底面には滑り止めのゴムを貼っておきました。
ガタつきも一切なくいい感じに出来上がりました。
ゴミ箱ラック完成!
ゴミ箱ラックを設置します。背面に隙間があるので移動もしやすい。
ゴミ箱ラック完成&設置完了!すごくいい感じ!
炊飯器を上に移動。ゴミ箱もちょうどいい感じ!
ゴミ箱の上にもちゃんと空間があるので…
十分な広さで蓋を開けられます。
足で開けた時の目線はこんな感じ。
すごくいい感じ!ゴミ箱は一般的な大きさのものなので、もし壊れても問題なしです。
動画レビュー
YouTubeに塗装から組み立て、設置までの動画を公開しました。
より分かりやすいと思いますので、気になる方は合わせてご覧ください。
▼ キッチンのゴミ箱上を有効活用できる木製ラックをDIYしてみた
ゴミ箱ラックDIY まとめ
久しぶりのDIYだったんですが、ぴったりのサイズで作れるのはやっぱり最強です。
DIYする前は、既製品の1万円ちょっとするゴミ箱ラックを買おうかなと思ったんですが、デザインとサイズがイマイチでした。
その点、DIYなら自分の好きな木材・塗装・サイズで作ることができます。
初めてダボを使ってみましたが、これもなかなか良いですね。
天板に穴を開けてないので、見た目もスッキリして美しいのは素晴らしい。
ゴミ箱上のスペースを有効活用したい方、ぜひ参考にして作ってみてください。
ちょっと面倒ですがやってると楽しいもんです。