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落下してガチガチに外れなくなったレンズフィルターを外す!
撮影後、机の上に置いていたα6600。そのままパソコン作業してたらα6600に繋いだままのケーブルに手が引っかかり、その拍子に床に落下。
特に「ガチャーン!」という破壊音は聞こえず、「ゴトッ」という低い音だったので大丈夫だろうと確認してみたら、上記画像のようにレンズフードが見事に変形してました。
レンズはCanonの100mmマクロ。
付属のレンズフードが長かったのでハクバのメタルレンズフードをつけてたんですが、高強度なアルミニウム合金製が見事に歪みました。
落下でレンズフィルターが外れなくなった
100mmマクロにつけてたメタルレンズフード。落下した箇所が見事に歪んでます。
床には5mmほどの小さな穴が開きました。
レンズフードを回したところ、凹んでる場所が異常に固くなってたものの、なんとか外せました。
続いて保護フィルターを確認したら…
普通ならピタッとハマってるレンズフィルターですが、矢印部分が浮いてました。
いつも通り手で回して外そうとするも、ビクともしない。
接着剤で止めたんじゃないかなというぐらい固い。0.1mmも動きません。
この時点でかなり焦りだしました。
ただ、レンズとカメラだけは正常に動作したので一安心です。
あとはじっくりと方法を探りました。
保護フィルターを外すためにやったこと
デジタル一眼レフカメラを使うようになってから14年。
カメラを落下させてレンズフィルターが外れなくなったことは未経験だったんですが、ネットで調べてみたら意外とよくあることみたいですね。
というわけで、フィルターが外れなくなった時の対策としていくつかやってみました。
- フィルターの縁に輪ゴムをぐるっと巻いて回す
- ゴム手袋を両手につけて回す
- 滑り止めシートを使って回す
結果は、全部無理でした。
一番力が効果的に力が伝わったと感じたのは、滑り止めシートを使って回した時。
でも、これでもビクともしませんでした。
マジどうなってんのかというぐらい固い。
翌日、両腕が筋肉痛になるほど試しましたがダメでした。
ネットで調べてたら、カメラ屋さんに持っていったら無料で外してくれたっていう方もいましたが、わざわざ持っていくのもちょっと面倒。
というわけで、特に急ぐ必要もなかったので自分でやれる最終手段として「フィルタールーズ(フィルターレンチ)」を買ってみました。
Amazonで購入したら翌日に届きました。
フィルタールーズを試してみる
これが今回購入した『ETSUMI フィルタールーズL 60~77mm用 2枚セット E-5035』。
Canonの100mmマクロのフィルター径が67mmなのでLを買いました。
カメラやビデオのレンズに取り付けたフィルターが固く締まって、取り外しができなくなった時に使うもの。専用の工具です。
フィルタールーズの使い方。
2個入りですが、レンズに装着したフィルターが外れにくい場合は1つでOKです。
2個使う時は、重ねて装着した複数のフィルター同士を外すときだけです。
フィルタールーズはプラスチック製です。
内側にはフィルターをつかむための溝が刻んであります。
フィルタールーズ一発で外れた!
フィルタールーズを保護フィルターに合わせます。
フィルタールーズをギュッと押し当てる。
フィルタールーズの取手をしっかり握って回します。
あんなに固かった保護フィルターが一発で外れました!
取手がプラスチック製で細いのでなかなか力が入りにくいですが、力をしっかり込めると回りました!
取手が細いので掌がちょっと痛くなりましたが、なんとか外れて一安心。
テープとかタオルを巻いておくとより回しやすくなります。
レンズ保護にフィルターとフードは必須
今回、レンズフードを付けてたおかげで、レンズが壊れずに済みました。
レンズフード付けてなかったら、レンズに直に衝撃が加わってレンズ本体も壊れてたかもしれません。
いや〜、やっぱりレンズフードと保護フィルターは付けておくべきですね。
取り外した保護フィルターとメタルレンズフードを他のレンズに付けてみようと試してみましたが、ダメでした。
ネジの部分はぱっと見は問題なさそうですが、やっぱりどこか歪みが出てるようできちんと最後まで回りません。
ともに買い直して元どおりです。
初めてフィルタールーズを使ってみましたが、さすがに専用の工具だけあって、一発で外れました。
外れた時のあのほっとする感覚。今でも忘れません。
落下させなくてもたまに固く締まって外れないフィルターもあるので、ひとつ持っておくと安心です。