Kindle Colorsoft 各シリーズの違いは?日本で待望のカラー電子書籍リーダーが登場

New Amazon Kindle Colorsoft 葬送のフリーレン

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Amazonは2025年7月24日、Kindleシリーズ初のカラーE-inkディスプレイを搭載した「Kindle Colorsoft(キンドルカラーソフト)」「Kindle Colorsoft Signature Edition(キンドルカラーソフト シグネチャーエディション)」「Kindle Colorsoft Kids(キンドルカラーソフト キッズモデル)」を日本で発売開始しました。カラー表示により、マンガや絵本、グラフィックノベルの表紙や挿絵が鮮やかに再現され、紙の本のような色彩豊かな魅力をデジタルで楽しめます。

この記事では、日本での発売日、価格、特徴、colorsoftの各シリーズの違いを詳しく解説します

Kindle Colorsoft 名前の由来は?

「Colorsoft(カラーソフト)」という名前の由来についてAmazonから公式な説明は出ていませんが、名称の意味や意図は次のように推察できます。

  1. カラーになったけど、あくまで「Kindleらしいやさしさ」はそのまま:一般的なタブレットの「ギラギラしたカラー表示」とは違って、「光を反射せず、優しいトーンの色合い」が特徴。その「優しい色合い(=soft color)」を言葉を逆にして「Colorsoft」としたネーミングと思われます。
  2. 「ColorKindle」や「Kindle Color」ではなく差別化が必要だった:旧機種や他社製品(Booxなど)との名称被りを避けるため、Amazon独自の印象的なブランド名を採用。「Colorsoft」という造語的名称は商標上のオリジナリティを保つ意味もありそうです。
  3. 読書専用機のコンセプトを壊さないためのブランディング:“タブレットではなく読書端末”であることを強調するため、「soft」「gentle」「readable」などのイメージを内包するネーミングが好まれた可能性があります。

「Colorsoft」は、「カラーでありながら、やさしく落ち着いた読書体験を保つ」というコンセプトを象徴するAmazonの造語と思われます。Kindleシリーズらしい「控えめで読みやすい」印象を、名前からも伝えようとしているブランディング戦略の一環ですね。

発売日と販売サイト

Kindle Colorsoftシリーズは2025年7月24日にAmazon.co.jpで販売開始され、ビックカメラやヤマダデンキなどの家電量販店では8月1日から順次販売されています。米国での発売(2024年10月30日)から約9か月遅れの日本上陸で、夏休みや新学期の需要を狙ったタイミングです。初期の米国発売時に報告された画面黄ばみ問題は、日本発売前に改善済みとされています。

カラー電子ペーパーによる表示は4096色対応で、白黒Kindleでは再現できなかった表紙やマンガのカラーを楽しめる点が魅力となっています 。

New Amazon Kindle Colorsoft ガンダム

Kindle Colorsoftシリーズの価格

Kindle Colorsoftシリーズの日本での価格(税込)は以下の通りです:

モデル価格ストレージ主な特徴
Kindle Colorsoft39,980円16GBブラック、USB-C充電、カラーE-inkディスプレイ
Kindle Colorsoft シグネチャーエディション44,980円32GBメタリックブラック、自動輝度調整、ワイヤレス充電
Kindle Colorsoft キッズモデル42,980円16GBAmazon Kids+ 12か月分、キッズカバー(ファンタジーリバー)、2年保証

価格はKindle Paperwhite(2024年モデル、約22,980円~)より高めですが、カラー表示の付加価値により、マンガや絵本愛好者に適しています。

Kindle Colorsoftシリーズ 主な特徴と違い

各シリーズの違いを簡単にまとめると、国内販売モデルは1年間のメーカー保証付きで、延長保証プランも任意加入可能。キッズモデルは標準より長い2年間保証が付属します。

3機種はいずれも基本的な性能・機能(防水や高速ページめくり、フロントライトなど)は共通で、シグニチャーエディションはストレージ容量倍増・明るさ自動調整・ワイヤレス充電対応が特徴。一方、キッズモデルは通常モデルに児童書読み放題サービス(Amazon Kids+)と専用カバー、長期保証などがセットになった子供向けモデルです。

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Kindle Colorsoft

Kindle Colorsoftは、従来のKindleの機能に加え、カラー表示を実現したモデルです。主な特徴は以下の通り:

  • 7インチカラーE-inkディスプレイ:7インチAmazon Colorsoft ディスプレイでカラー150ppi、モノクロ300ppiを表示。マンガや絵本の表紙、挿絵、カラーページを紙の本のように鮮やかに再現。
  • 防水設計(IPX8):最大2メートル(淡水)で60分耐久。プールサイドや浴室での読書に適する。
  • バッテリー駆動時間:最大8週間(使用状況による)。USB-C充電対応。
  • カラーでのハイライト:イエロー、オレンジ、ブルー、ピンクの4色でハイライト可能。色ごとの検索でメモ管理が容易。
  • 高速パフォーマンス:酸化物バックプレーンでページめくりやピンチズームがスムーズ。
  • ストレージ:16GBで数千冊の書籍を保存可能(マンガは容量を多く使用)。
  • その他の機能:色調調節ライト、ページの白黒反転機能、Kindleストアへのアクセス。

これにより、書店の棚のようなカラフルな表紙やマンガのカラーページが楽しめます。

Kindle Colorsoft Signature Edition

Signature Editionは、Kindle Colorsoftの全機能に加え、以下の特徴を備えます。

  • 32GBストレージ:マンガやグラフィックノベルを多く保存可能。
  • 自動輝度調整:環境光に応じてディスプレイの明るさを自動調整。
  • ワイヤレス充電:充電の利便性を向上。

Kindle Colorsoft Kids

子ども向けに設計されたKidsモデルは、読書習慣の育成をサポートします。Kindle Colorsoftの全機能に加え以下の特徴が追加されているモデルです。

  • コンテンツ:Amazon Kids+ 12か月分(約2,000冊の子ども向け書籍、例:「学研まんが NEW日本の伝記1 織田信長」)が含まれ、広告やアプリ内課金なし。
  • 保護機能:キッズカバー(ファンタジーリバー)と2年間の限定保証で、落下や破損に対応
  • 教育機能
    • バッジ機能:読書目標達成で「本の虫」などのバッジを獲得。
    • おすすめの本:読書履歴に基づく本の提案、検索機能で簡単に見つけられる。
    • 辞書機能:単語をタップで意味を調べ、単語帳に保存可能。
    • Word Wise:英語の難しい単語に簡単な説明を表示。
    • ベッドタイム設定:保護者が読書時間を管理。
    • キッズ向け壁紙:子ども向けデザインの壁紙。

ペアレントダッシュボードでコンテンツ管理や進捗確認も可能です。

海外での評価

Kindle Colorsoftは海外で2024年10月に発売され、以下のような評価を受けています:

  • 高評価
    • 革新性:The Vergeは「マンガやコミックのカラーページが紙の本のように鮮やかで、デジタルで本を選ぶ楽しさが向上」と評価。E-ink Kaleido 3技術による4,096色の表示は、Kobo Clara ColourやBoox Go Color 7に比べ、色の鮮やかさやコントラストが優れているとされる(The Verge: Kindle Colorsoft Review)。
    • 読書体験の向上:WIREDは「絵本やグラフィックノベルの色彩が際立ち、E-inkの目に優しい特性を維持」と称賛。子ども向けコンテンツや学習用途での没入感が高まったと評価(WIRED: New Kindle Models)。
    • 実用性:CNETは「カラーでのハイライトや高速ページめくりが学習や読書メモに便利」と述べ、特に学生や研究者に推奨(CNET: Kindle Colorsoft Review)。
  • 課題
    • カラー解像度:カラー表示の150ppiはモノクロの300ppiに比べ粗さが目立つ。特に高精細なコミックやイラストで顕著(The Guardian: Kindle Colorsoft Review)。
    • 初期不良:米国発売時に画面下部の黄ばみ問題が報告され、一時出荷停止。Amazonはファームウェアアップデートで改善し、日本発売時には解消済みとされる(Mashable: Kindle Colorsoft Preorder Details)。
    • 価格:CNETは「Paperwhiteより100ドル高い価格は、ビジュアルコンテンツを重視しないユーザーには割高」と指摘。
  • 総評:海外メディアは、カラーE-inkの革新性を高く評価し、マンガや絵本愛好者に推奨。初期課題は改善され、安定したパフォーマンスで好評(TechRadar: Kindle Colorsoft Hands-on)。

Kindle Colorsoftと他のモデル比較

モデル価格(税込)ディスプレイ主な特徴
Kindle Colorsoft39,980円7インチカラーE-ink
150ppiカラー、300ppiモノクロ
16GB、USB-C充電
Kindle Colorsoft Signature Edition44,980円7インチカラーE-ink
150ppiカラー、300ppiモノクロ
32GB、自動輝度調整、ワイヤレス充電
Kindle Colorsoft Kids42,980円7インチカラーE-ink
150ppiカラー、300ppiモノクロ
16GB、Amazon Kids+ 12か月、キッズカバー、2年保証
Kindle Paperwhite(2024)22,980円~7インチモノクロE-ink
300ppi
高速ページめくり、防水
Kindle Scribe56,980円~10.2インチモノクロE-inkノート機能、スタイラスペン対応

購入方法

Amazon.co.jpにてすぐ購入可能です。セールやキャンペーンで価格が変動しますので、最新の価格は下記リンクからチェックしてください。

まとめ

Kindle Colorsoftシリーズは2025年7月24日にようやく日本でも発売されました。価格は39,980円~44,980円(税込)。カラーE-inkディスプレイでマンガや絵本の表紙・挿絵が紙の本のように柔らかな鮮やかさで楽しむことができます。海外ではカラー表示の革新性が称賛され、海外で発生していた初期課題も日本では改善済み。ビジュアルコンテンツ愛好者や子どもの読書習慣育成に最適です。

個人的には、2024年10月に販売が終了した物理ボタン搭載のKindle Oasisを愛用してます。物理ボタンのおかげで非常に使いやすいので、物理ボタン搭載モデルの復活を待ってる状況です。おそらく復活はないでしょうね。

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