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こんにちは、スーログの高野です。今回は、2025年4月に発売されたスマートグラス「RayNeo Air 3s」を詳細にレビューします。3万円台という手頃な価格ながら、201インチ相当の仮想ディスプレイと高品質な音響システムを備えた本製品は、スマートフォンやパソコン、ゲーム機と接続して、移動中や自宅で大画面のエンターテインメントや作業環境を提供します。
この記事では、動画レビューの内容をもとに、製品の特徴、メリット・デメリット、をまとめてみました。これから購入を検討してる人は、ぜひ最後までチェックしてください。
RayNeo Air 3s レビュー動画
00:00 RayNeo Air 3s 概要
00:46 開封&本体と同梱物チェック
03:45 対応デバイス
04:17 装着感
04:55 Macに接続してみる
06:49 iPhoneに接続してみる
07:45音質とウィスパーモード
08:12 特徴まとめ
09:28 AmazonプライムビデオとNetflix
09:53 Nintendo Switch
10:39 Xreal Air 2 Proとの比較
11:44 実際に使って気になった点
13:13 価格とまとめ
主な特徴
主な特徴を確認しやすいようコンパクトにまとめました。
- 201インチ相当の仮想スクリーン: RayNeo Air 3sは、目の前に広がる大画面で映画やゲームを没入感たっぷりに楽しめます。
- OLEDディスプレイ: 5000ニットの高輝度で、屋外でも鮮明な映像を提供。HueView™技術により、DCI-P3 98%の広色域と200,000:1の高コントラストを実現。
- 120Hzリフレッシュレート: アクションシーンやゲームの動きが滑らかで、快適な視聴体験を保証。
- 眼精疲労軽減: ブルーライトカットやちらつき低減設計で、長時間の使用でも目に優しい。
- デュアル対向音響チャンバー: 低音から高音までバランスの取れた音質で、従来モデル比200%の音響性能向上。
- ウィスパーモード2.0: 音漏れを抑え、公共の場でも周囲に配慮して使用可能。
- 内蔵スピーカー: 4つのスピーカーで、クリアで迫力のあるサウンドを提供。
- 軽量設計: 人間工学に基づいた前後バランスで、長時間装着しても疲れにくい。
- 調整機能: ノーズパッドやテンプルの角度を3段階で調整可能で、個人に合わせたフィット感を実現。
- スタイリッシュな外観: RayNeoのロゴが入った高級感のあるデザイン。
- 幅広いデバイス対応: スマートフォン(iPhone、Android)、タブレット、PC、ゲーム機(Nintendo Switch 2、Steam Deck、ROGハンドヘルドなど)に接続可能。Nitendo SwitchやNintndo Switch2で使うにはJoyDockが必要です。
- 専用アクセサリー: JoyDockやHDMIアダプタを使用することで、バッテリー駆動時間や接続性を向上。
- 空間写真・ビデオ: iPhoneで撮影した空間コンテンツを専用アプリで視聴可能。
開封と同梱物:コンパクトで実用的なデザイン

コンパクトなハードケースに収められた本体は、持ち運びやすさを考慮した設計です。ケースを開けると、RayNeoのロゴが刻まれた光沢のある本体が現れ、質感の高さに驚きました。同梱物は以下の通りです。
- 専用ハードケース:ケーブル収納スペース付きで、携帯に便利。
- USB-Cケーブル:映像信号対応で、多様なデバイスに接続可能。
- ノーズパッド(2サイズ):フィット感を調整可能。
- クリーニングクロス:指紋や汚れを簡単に拭き取れる。
- マニュアルおよびクイックスタートガイド:多言語対応で初心者にも親切。
- デモ用レンズフレーム:度付きレンズへの交換に対応。
保護フィルムが貼られたレンズ部分を剥がす際、新品のデバイス特有の満足感がありました。全体的に、付属品は実用性が高く、ユーザーの利便性を考慮した構成です。
デザインと装着感:軽量かつ調整可能

本体のデザインは3万円台とは思えないぐらいの出来栄え。光沢のある仕上げとRayNeoのロゴもなかなか良い感じ。人間工学に基づいた重量バランスにより、装着感は非常に軽快でとても軽く感じます。長時間の使用でも疲れにくいです。テンプルの角度は3段階で調整可能で、ノーズパッドの交換により個人に合わせたフィット感を実現しています。
操作はシンプルで、右側に輝度調整ボタン、左側に音量調整ボタン、中央にメニューボタンを配置。両サイドには計4つのスピーカーが内蔵されており、音質も問題なし。
ただし、使用開始から5分ほどで、右側のUSB-C端子部分がやや温かくなることを確認しました。左側はほぼ影響がないものの、長時間使用や高温環境では発熱が気になる可能性があります。
使用感:鮮明なディスプレイと没入感のあるサウンド
パソコンに接続した際、201インチ相当…とまではいきませんが、それなりに大きく感じるディスプレイが目の前に広がり、非常に鮮明に映し出してくれます。HueView™技術によるDCI-P3 98%の色域と200,000:1のコントラスト比は、色彩の鮮やかさと細部の明瞭さを際立たせます。輝度調整ボタンで明るさを最大にすると、「文字がかなりはっきり見える」状態になり、作業環境としても十分なクオリティです。
ただし、初期設定では文字サイズが小さく感じる場合があり、ディスプレイ解像度の調整が必要です。また、3DoF(空間固定表示)には非対応のため、頭の動きに合わせて画面が動きます。じっくりと固定した姿勢で使用するのが最適で、激しい動きでは見づらくなる点は留意が必要です。
iPhoneに接続し、YouTubeやAmazonプライムを視聴したところ、普通に画面がしっかりと映り、見え方も問題なし。非常にクリアに視聴できます。縦画面でも適切に横表示されるミラーリング機能は、操作性と視認性の高さを両立。YouTubeの動画やAmazonプライムの映画を再生すると、没入感のある大画面体験が得られ「色味が鮮やか」と実感しました。
一方、Netflixは「ビデオ再生不可」のエラーが表示され、視聴できませんでした。Netflixを視聴するにはJoyDockが必要です。YouTubeやAmazonプライムは問題なく動作するため、ストリーミングサービスの互換性には注意が必要です。
Nintendo Switchに直接接続を試みたところ、画面は表示されませんでした。レビュー動画でも触れてますが、Switchでの使用には別売りのJoyDockが必要です。JoyDockを活用することで、バッテリー駆動時間の延長やテレビモードでの快適なプレイが可能になり、特にNintendo Switch 2での利用も期待されます。この点は、ゲーム用途を検討するユーザーにとって重要な考慮点です。
音響システムは、従来モデル比200%の性能向上を謳うデュアル対向音響チャンバーを採用。4つの内蔵スピーカーによるサウンドは、「非常にバランスが良く、聞きやすい」と感じました。映画や動画視聴において、クリアで迫力のある音質を提供します。
ウィスパーモードを有効にすると、高音域が抑えられ、「音漏れが軽減される」印象です。公共の場での使用を想定し、「周囲に人がいる場合はウィスパーモードを推奨」とナレーションで述べた通り、カフェや電車でも配慮した利用が可能です。さらに、イヤホンを接続すれば音漏れの心配は皆無で、プライバシーを確保できます。
メリットとデメリット
実際に使ってみて感じたメリット(良い点)と気になった点(デメリット)がこちら。
- 優れたコストパフォーマンス:3万円台で201インチの仮想ディスプレイと高品質音響を提供。映画や動画視聴に最適。
- 快適な装着感:軽量でバランスの取れた設計により、長時間使用でも疲れにくい。
- 幅広い互換性:多様なデバイスに対応し、生産性向上やエンターテインメントに活用可能。
- 高音質:内蔵スピーカーとウィスパーモードで、公共の場でも使いやすい。
- 発熱:長時間使用時に右側の接続部が温かくなる。真夏日は気になるかも。
- 指紋汚れ:フレームやレンズに皮脂が付きやすい。クリーニングクロスで簡単に拭き取れるが、頻繁なメンテナンスが必要。
- 一部サービス非対応:Netflixの視聴不可や、SwitchでのJoyDock必須など、互換性に制限。
- 3DoF非対応:空間固定表示がなく、激しく動くと画面が見づらい。
他のスマートグラスとの比較:XREAL Air 2 Pro
レビュー動画内で比較対象として挙げているXREAL Air 2 Pro(2023年11月発売、59,980円)との違いを、以下の表にまとめます。
項目 | RayNeo Air 3s | XREAL Air 2 Pro |
---|---|---|
発売 | 2025年4月 | 2023年11月 |
価格 | 3万9999円 | 5万9980円 |
解像度 | 同等 | 同等 |
リフレッシュレート | 120Hz | 120Hz |
重量 | 軽量 | 軽量 |
音響 | デュアル対向音響チャンバー | 標準 |
3DoF | なし | あり |
眼精疲労軽減 | あり | なし |
RayNeo Air 3sは、約2万円安価でありながら、音響性能や眼精疲労軽減設計で優位性があります。一方、3DoFを求める場合はXREAL Air 2 Proが適しています。初めてスマートグラスを購入するユーザーにとって、RayNeo Air 3sはコストと性能のバランスが優れた選択肢です。
結論:RayNeo Air 3sは誰におすすめか
RayNeo Air 3sは、3万円台で高性能なスマートグラスを求めるユーザーに最適な選択肢です。201インチの鮮明なディスプレイと高品質な音響は、映画や動画視聴、PC作業に優れた没入感を提供します。軽量で快適な装着感は、移動中や出張先での使用にも適しており、「新幹線や外泊中のホテルで重宝する」と実感しました。
一方、発熱や指紋汚れ、Netflix非対応、SwitchでのJoyDock必要性など、いくつかの制約も存在します。これらを許容できるユーザーであれば、コストパフォーマンスの高さを十分に享受できるでしょう。特に、以下のような方におすすめです。
- 大画面で映画やYouTubeを楽しみたいエンターテインメント愛好者。
- 移動中や出張先で生産性を向上させたいビジネスパーソン。
- 手頃な価格でスマートグラスを試してみたい初心者。
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