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ルンバi3+ ファーストインプレッション!
ロボット掃除機の国内出荷台数が400万台を突破したアイロボット。
今回は、その中でも2021年2月26日に発売開始された最新のロボット掃除機「ルンバi3+」のファーストインプレッションです。
アイロボットさんのファンプログラムの企画で、ルンバのモニター・ミーティングに参加しています。
モニター期間は2021年2月下旬〜4月18日まで。
まずは1週間ほど使ってみたので、人生で初めてロボット掃除機を使った感想をまとめてみました。
もくじ
- まずは結論!ベッドの下が掃除しにくいなら買い
- ロボット掃除機はどんな家庭におすすめ?
- ルンバ比較 i3 i7 s9+ e5 671 の違い
- ルンバ i3+の特徴
- ルンバ i3+ 開封レビュー
- 初めてロボット掃除機を使ってみた感想
- クリーンベースがない2階の掃除は?
- iRobot Homeアプリで掃除結果を確認
- ルンバi3 掃除後の汚れ具合
- 動画レビュー
- 良い点と悪い点 まとめ
まずは結論!ベッドの下が掃除しにくいなら買い
初代ルンバが発売されたのが2002年。
年々改良されるとともに販売台数もグングン伸びまして、2013年には国内出荷累計台数が100万台、世界では1000万台を突破。
出荷台数はその後も伸び続け、2018年には国内で300万台、2020年には400万台を突破(世界では3,000万台)。まだまだ天井知らずに売れ続けているルンバです。
そんな大人気のルンバ(ロボット掃除機)を2021年まで買う気にならなかった理由がこちら。
- ロボット掃除機の紹介映像を見ると、広い部屋で使われてることが多い。なので、家具が多くて狭い自分の家で使えるようなものじゃないと思ってた
- フローリングと絨毯の段差を乗り越えられないと思ってた
- 階段とか大きな段差があると落ちるから使えないと思ってた
- ロボット掃除機が当たって家具が壊れると思ってた
- 吸ったゴミを毎回捨てるのが面倒くさそうだと思ってた
総じて、自分の家では使えないとばかり思ってたわけです。
それが実際に使ってみると、この考えがもう過去のものだったと言うことを痛感。このロボット掃除機へのマイナスイメージは、ルンバi3+ですべて解決されてました。
今回、初めてロボット掃除機を使ってみて何度も驚かされたんですが、その中でも一番感動したのが普段手が届きにくいところをささっと掃除してくれる機動力。
ルンバi3は高さが9.2cmしかないので、リビングにあるチェストやベッドの下にスイスイと入っていってゴミをきれいに吸い取ってくれます。
特に、ベッドはシングルとダブルベッドをくっつけて、夫婦と小学校低学年の男の子と3人で寝てるので、奥はクイックルワイパーや掃除機でも届かなかったんです。
なので、数ヶ月に1回、埃が溜まってきたらベッドを動かして掃除してたんですが、ロボット掃除機のおかげで毎日簡単に掃除できるようになりました。
ベッドの下の掃除がしに食いならロボット掃除機は買いですよ。
ロボット掃除機はどんな家庭におすすめ?
毎日、家をきれいに保つのは大変。
ハウスダストやホコリ、髪の毛は至る所に落ちてます。
なので、何でも口に入れてしまう赤ちゃんがいるご家庭には、スマホアプリのボタン一つで掃除ができる(スケジュールもアプリで管理可能)ロボット掃除機は特におすすめ。
さらには、ハウスダストに伴うアレルギーや花粉症など、部屋を常にクリーンにキープしたい方にもおすすめです。
そのほか、毎日の床掃除をもっとラクにしたい方はもちろん、ベッドの下など手が届きにくく毎日の掃除がしにくいお家にもぴったりです。
うちの場合はルンバi3+が来てから、手が届きにくかったベッド下の掃除と、妻が毎日2回やってた1・2階のクイックルワーパーの掃除をルンバに任せるようになりました。
クイックルワイパーの掃除は、1回5分で1日2回=1日合計10分。1年だと3,650分=60.8時間。10年だと608時間=25.3日分。
単純計算ではありますが、ロボット掃除機1つで約25日分を自由に使うことができるようになりますね。
ルンバ比較 i3 i7 s9+ e5 671 の違い
いろんな種類のロボット掃除機が販売されてるので、初めての時はどれを買えば良いのか分かりません。
なので、2021年3月17日現在、アイロボットストアで販売されている、s9+、i7+/i7、i3+/i3、e5、671のスペックや機能を比べてみました。
ロボット掃除機の日本でのシェアは約7割がルンバなので他社製のものはここでは比較対象にしていません。
今回レビューしているのは、ピンクの背景のi3+/i3です。
スマホなど横幅が狭い場合は、横スクロールすると見られます。
パソコンのマウスで横スクロールする方法は、shiftキーを押しながらマウスのホイールを回してください。
s9+ | i7+/i7 | i3+/i3 | e5 | 671 | |
---|---|---|---|---|---|
吸引力 | 約40倍 | 約10倍 | 約10倍 | 約5倍 | 約1倍 |
清掃パターン | |||||
清掃範囲 | フロア全体 | フロア全体 | 複数の部屋 | 一部屋ずつ | 一部屋ずつ |
稼働時間 | 自動充電&再開 (必要な分だけ充電) |
自動充電&再開 (必要な分だけ充電) |
自動充電&再開 | 最大90分 | 最大90分 |
ゴム製のデュアルアクションブラシ | ◎ (30%ワイドに) |
○ | ○ | ○ | – |
洗えるダスト容器 | ○ | ○ | ○ | ○ | – |
クリーンベース対応 | ○ | ○ / – | ○ / – | – | – |
PerfectEdgeテクノロジー | ○ | – | – | – | – |
iRobot Homeアプリ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
間取り表示 | ○ | ○ | ○ | – | – |
スマートマッピング | ○ | ○ | – | – | – |
進入禁止エリア設定 | ○ | ○ | – | – | – |
家具を認識 | ○ | ○ | – | – | – |
標準価格(税込) | 186,780円 | 142,868円/109,868円 | 99,800円/69,800円 | 49,800円 | 43,780円 |
s9+やi7などのハイエンドモデルとの大きな違いは、スマートマッピング・進入禁止エリア設定・家具を認識といった機能ですね。
それらの違いだけで4万円以上の価格差があるので、自分に必要な機能と価格のバランスを考えて購入するものを決めると良いでしょう。
ルンバ i3+の特徴
ルンバ i3+は、アイロボットの最新のテクノロジーを豊富に搭載してます。
主な特徴はこちら。
- ゴミを浮かせてパワフルに吸引し、微細なホコリや花粉はフィルターで除去
- センサーで移動距離を把握しながら各部屋を移動し、無駄なく直線的効率的に床を清掃
- バッテリー残量が少なくなると自動で充電して中断したところから再開
- 奥が低くなっている家具の下など狭い場所への進入を回避
- ゴミが特に多い場所を検知して、キレイになったと判断するまで集中的に掃除
- インテリアになじみやすいファブリック調(布地調)のグレーボディ
- デザイン性を追求しただけでなく、指紋が付きづらく、ホコリも気にならない質感に
- 最大60日分のゴミを収納するクリーンベース(自動ゴミ収集機)を搭載(i3+のみ)
- iRobot GeniusやImprintリンクなど アプリで想像を超える清掃体験を実感
- 清掃する部屋の選択やスケジュール設定などの細かなカスタマイズが可能
- GoogleアシスタントやAmazon Alexaを使うことで、話しかけるだけでルンバを操作することが可能
ベースモデルの671の約10倍の吸引力や、微細なホコリや花粉をフィルターで除去してくれるのもうれしいポイント。
あと、以前のモデルで立ち往生することが多かったようで、i3では奥が低くなっている箇所には入らないようになってます。助け出す手間が減ったようです。
ルンバ i3+ 開封レビュー
大きめのダンボールで届きました。このダンボールとほぼ同じ下記ダンボールがぴっちり入ってました。
ルンバ i3+のパッケージ。
箱を開けると「はじめに」と書かれた紙が入ってました。これで全体の流れを把握することができます。
- 箱から開封してロボットを用意する
- ホームベース(クリーンベース)を設置する
- ホームベースをコンセントに接続する
- ルンバをホームベースの充電用接続部の位置に合わせて置くと、ルンバが起動する
- iRobot Homeアプリをダウンロードしてロボット掃除機を最新のソフトウェアに更新する
- 清掃を開始する
全体的にそんなに難しくはないので15分もあれば全部終わります。
一番時間がかかるのは「5」のiRobot Homeアプリとの接続です。注意点としては、お家のWi-Fiに接続する際に5GHz帯だと繋がりにくいので、できれば2.4Ghz帯の方がおすすめです。
あと、最新のソフトウェアに更新するのも大切です。
オンラインミーティングでアイロボットの担当の方のお話を聞く機会があったんですが、2020年8月の大型アップデートで過去のモデルも色々と改善されてるようです。
アイロボットはユーザーの声をたくさん取り入れて、アップデートによりどんどん進化するようです。何か問題や改善点などがあればSNSなどでどんどん発信したり、アプリでサービスセンターに問い合わせすると、問題解決の近道になりそうです。
ルンバ i3+のパッケージ一覧。
クリーンベースと本体、説明書類とクリーンベースの電源コード。ダストカットフィルターと交換用紙パックが予備で1つずつ付属してました。
天板はファブリック調でなかなか質感が高い。中央部分もマットな仕上がりで、天板がホコリにまみれても汚れが目立ちにくくなってます。指紋の皮脂汚れなども目立たなくて良いですね。
底面はかなりメカメカしい感じ。
デュアルアクションブラシは簡単に取り外せます。左上のエッジクリーニングブラシも取り外して交換可能。
ダスト容器も簡単に取り外せます。クリーンベースがないi3の場合は、これを掃除の後に取り外してゴミを捨てる必要があります。
ダストボックスは水洗い可能です。水洗いする際は横に付いてるダストカットフィルターは取り外して行います。(フィルターも水洗いすると本来の機能が失われるのでご注意を)
クリーンベースの紙パック。取り出すときに穴が自然と閉じるようにデザインされてます。ゴミを捨てるときに中身が飛び出すことがありません。素晴らしい。
横にある空気口。掃除が終わると毎回自動的に本体のゴミがクリーンベースに吸い上げられます。その際に、かなり大きな音と同時に、この空気口から空気がブワーッと出てきます。
クリーンベースの背面。電源ケーブルを巻き取れるようになってます。
クリーンベースを電源につないでルンバを置くとルンバが起動します。あとはiRobot HomeアプリでWi-Fiなど必要な設定を行います。
アカウントを持ってなかったので「アカウントを作成」しました。
あと、赤矢印の部分。「ロボットに接続中」の右にあるクルクルがずーっと回ってたので、終わるまで待ってたんですが一向に終わる気配がない。
なので、ルンバの右側にある矢印をタップしたら普通に設定を進めることができました。このクルクルはちょっと紛らわしかった。
ルンバを自宅のWi-Fiネットワークに接続します。うちの場合は5GHz帯より2.4GHz帯の方が接続が安定してました。
初めてロボット掃除機を使ってみた感想
初めてロボット掃除機を使ってみた感想は…
うわっ!これどこでもガンガン走るじゃない!
でした。
フローリングと絨毯の段差なんて屁のカッパ。まるで何もないかのようにスムーズに進むし…
驚いたのがこれ。
イケアのリクライニングチェア「ポエング」の段差。
かなり激しめの段差なのに、あっさりと乗り越えたのにはかなり衝撃を受けました。これ、オフロードのラジコン並みです。
高さ9.2cmと薄い本体なので、リビングに置いてるチェストの下もスイスイ進む。
ダイニングテーブルの椅子の脚。これだけ密集してる隙間も、自分が入れるスペースを見つけてグイグイ進みます。
ベッドの下の手が届かないところも簡単に掃除してくれます。
ここって毎日掃除できないからホコリの温床になってました。ベッド下を毎日掃除できるようになったのが一番うれしいかも。
クリーンベースがない2階の掃除は?
1階の掃除が終わって、こんなに自由自在に低いところをグイグイ攻めて掃除してくれるなら2階もやってほしい、と思ったので2階でもやってみました。
とはいえクリーンベースは1台。1階のリビングに設置したので2階にはクリーンベースはありません。
どうしたもんかと思いましたが、とにかく2階に持っていってクリーンボタンを押してみました。
2階の寝室に持っていったルンバ。
そのままルンバのクリーンボタン(アプリの「清掃する」をタップでも可能)を押すと、お掃除スタート。
1階と同じように部屋と廊下を満遍なく掃除してくれました。
センサーが反応して階段には落ちないので2階でも安心して使えます。
ひととおり掃除が終わると本体のランプが青色になります。その状態で1階のクリーンベースに戻るのか?とちょっとだけ思いましたが、当然、階段を自分で降りて戻るわけもなく…。
どこに行くのかと思ったら、2階で掃除をスタート地点まで戻って「ピンピンピロリーン」とお掃除終わりの音が鳴りました。アプリにも掃除が終わったと通知が来ました。
あとは、1階のクリーンベースの近くに持っていって本体の「ホームボタン」を押せば、クリーンベースに戻りダストボックスのゴミが吸い取られてお掃除終了です。
2階への持ち運ぶ手間はかかりますが、特に大した手間でもないのでこれで毎日掃除してもらってます。
iRobot Homeアプリで掃除結果を確認&ゴミも目視で確認
掃除が終わるとiRobot Homeアプリで掃除結果を確認できます。
掃除の間取りがこちら。お掃除できた場所が緑色で、掃除できなかったところが白色で表示されてます。
約21平米を約42分で掃除できました。
概ね掃除性能については満足です。ただ、段差が大きなところだと、ちょっとガツンガツンと前後することがあって、そういうところにちょっとゴミが残ってることがありました。
立ち往生するとランプは赤色に点灯。ポールハンガーの脚と奥にあるラックの間に挟まって動けなくなってました。
この状態になると、アプリに「ルンバが助けを求めています」と通知が来ます。
場所を移してクリーンボタンを押せば掃除が再開されます。
2階の掃除をした後のゴミの量。
寝室と娘の部屋のベッドの下は最近掃除してなかったので、これだけゴミが取れました。2回目からはゴミの量はグッと減りました。
なんのかけらか不明ですが(おそらくチェストのキャスターのパーツ)、こんなに大きなゴミも吸い込みます。
どこかで失くして行方が分からなくなった小物なんかも吸い込みそうなので、ゴミを捨てる際は中身を確認した方が良さそうですね。
ルンバi3 掃除後の汚れ具合
掃除が終わったあとにふと床を見てみると、鬼滅の刃のチェック柄が…
一番ホコリが多かったベッドの下にこれが残ってたので、どうやらホコリがタイヤに付着して、それが残ってしまったようです。ホコリが多すぎたみたいですね。
底面を見てみると、すごいホコリまみれでした。タイヤだけでなくデュアルアクションブラシの周囲も真っ白。
前面のセンサーにも大量のホコリが付着してました。
次回の掃除の時に本体の汚れが飛び散るのを防ぐために、ちゃんと雑巾で全体を拭き上げておきました。
動画レビュー
YouTubeに動画レビューをアップしました。
ルンバの動作がより分かりやすいです。購入をご検討の方はぜひご覧ください。
▼ ルンバ i3+(Roomba i3+) 初めてのロボット掃除機がやってきたー!
良い点と悪い点 まとめ
初めてロボット掃除機を使ってみましたが、生活が良い感じに変わりそうな予感がしてます。常に床がきれいなのはとても気持ちが良いです!
特に、手の届かないベッドの下がいつもキレイなのはとても爽快。
そのほか、ファーストインプレッションとして感じた良い点と悪い点は以下の通り。
- ● ルンバi3+の良い点
-
- 吸引力が671の10倍
- カメラはないけどセンサーで効率よく掃除が可能
- 本体がファブリック調で指紋やホコリが目立ちにくい
- クリーンベースで最大60日間もゴミ処理しなくて良い
- 気軽に掃除できなかったベッドの下を毎日掃除してくれる
- 毎日10分のクイックルワイパー掃除がなくなる。10年だと608時間=25.3日分の節約に!
- 事前に掃除の邪魔になりそうなものを動かす→動かすもの自体にも埃が溜まってた→掃除がはかどる
- アプリに同じIDでログインすれば別のスマホやタブレットでも情報を共有できる。同じIDなので新しく設定する手間もない
- ペットが来たみたいで家族みんながちょっと盛り上がる
- 家族の会話のきっかけにもなる
i3+の良い点だけじゃなくロボット掃除機の良い点も混じってます。ロボット掃除機、かなり気に入りました。
- ● ルンバi3+の悪い点
-
- 段差があるところを何度も乗り越えようとガンガン動く時にゴミがちょっと落ちる
- 事前に掃除の邪魔にならないように小物を避けておく手間はかかる。1分ぐらい→のちのち面倒くさくてやらなくなる可能性大
- ポールハンガーなど乗り越えるときの音がうるさい→進入禁止エリアにできない。i7など上位機種の進入禁止エリアの設定が欲しくなる
1週間ほど使ってみたファーストインプレッションはこんな感じで、かなり大満足です!
アイロボットの中でもi3+は、吸引力が10倍もあるし、カメラはないけどセンサーで移動距離を把握しながら無駄なく直線的効率的に掃除してくれます。さらに、より立ち往生もしにくくなってるし、ファブリック調になってお洒落になっただけじゃなく、指紋やホコリも気にならない質感なのも良いですね。
さらに、クリーンベースも付属してるので、面倒なゴミ処理も最大60日間やらなくて良いのもうれしいポイントです。
ハイスペックすぎず、かといって低スペックすぎない、初めてのロボット掃除機にはバランスがちょうど良いと思います。
モニター期間があと1ヶ月ほどあるので、返却前に1ヶ月レビューとしてまた感想をまとめる予定です。
気になる方はぜひブログの購読をお願いします。
ロボット掃除機、実際に使ってみるとほんとにいいものでした。未体験の方はぜひどうぞ。
2021.4.14追記:1ヶ月レビューアップしました。
ルンバi3+を買う前に知っておきたい3つのこと