
この「E」マークってなんなの?
Apple MusicやiTuesに表示されてる「E」のマーク。
SpotifyやAmazon Musicなど他の音楽サービスでもこのマークはよく見かけます。
音楽サブスクがまだ始まってない時は、レンタルCDを取り込んで聴いてたのであまり見かけませんでしたが、Apple Musicを契約して聴くようになってから頻繁に見かけるようになりました。
不思議なのが、洋楽の曲ではたまに見かけますが、邦楽ではあまり見かけないんですよね。というか邦楽では見たことないかも。
ちょっと気になったので、「E」がどういう意味なのか調べてみました。
(※この記事は、2017年12月に公開した記事を修正・加筆し、2023年の最新情報に更新したものです。)
「E」は保護者が適性を判断するためのロゴマーク
Apple MusicやSpotifyなどで「E」が表示されてる楽曲を再生したり詳細情報を確認しても特に何も説明がない。
MacのiTunesで曲の情報を見ても何も記載がない。
唯一ロゴマークにリンクが貼ってあったのがiTunes Store(2017年当時)。
そのリンクをクリックすると、こんなページが表示されました。
このロゴ、海外のCDジャケットにプリントされてるのをよく見かけますね。
「Parental Advisory Explicit Content」は、不快な言語表現や暴力的な言葉使い、性的描写、薬物使用など、未成年にとって不適切だと考えられる曲につけられるロゴマーク(KinKi Kidsの曲に同じ名前の曲がありますが、それとは違います)。
「E」は「Explicit Content (エクスプリシット コンテンツ)」(露骨な表現)の頭文字です。
「Parental Advisory(ペアレンタル アドバイザリー)」は「親への勧告」という意味。つまり、「E」が付いてる曲は子供にとって良くない表現があるから、大人がちゃんと考えて聴かせるかどうか判断しろってことですね。聴かせる場合はきちんとその表現について説明やフォローが必要だってことです。
曲の中で使われる言葉やフレーズ、サウンド、描写は、アーティストが意味や背景を色々と考えて作り上げたもの。一部分だけを取り上げて「いかがわしい」「暴力的だ」と判断するんじゃなくて、それをちゃんと理解した上で判断する必要があります。
言葉には様々な意味がある。
だから歌詞には何通りもの解釈がある。
さらに優しさや鋭さなどその曲が表したいサウンドがある。
「Parental Advisory Explicit Content」は、いろんな情報が詰まった曲を正しく伝えるためのガイドラインです。
「E (Explicit)」が表示されてる曲の中身は?
例として「E」が表示されてるアルバム「Party Work」の「Quit」という曲をチェックしてみました。
その歌詞を見てみると...
赤線の部分がどうもその原因のようですね。
何気なく英語の歌を聴いてますが、知らない間に不適切な表現を耳にしてることが多々あります。ただ、幸か不幸か、ヒアリングがちゃんとできないので今の所はほとんど実害はありません。
子供がこれから成長して、もし英語の曲を理解できるようになったら「E」マークについてもちゃんと説明しておきたいと思います。
SpotifyやAmazon Musicにも表記あり
この記事を最初に書いた2017はApple Musicしか利用してませんでしたが、2023年ではSpotifyもAmazon Music Unlimitedも使ってるので、どうなってるのか確認してみました。
左がSpotifyで、右がAmazon Music Unlimitedです。
Spotifyは曲名ではなく、歌手名の頭に「E」マークが配置されてます。これだと歌手自体がそういう人だと勘違いしてしまいそうですね。
一方、Amazon Music Unlimitedは、曲名の最後に「Explicit」と単語できちんと表記されてます。さらにその後にEマークも配置されてます。こちらの表記の方がしっくりきます。
Eマークが邦楽についてない理由
これは単純に、ペアレンタル・アドバイザリー自体がアメリカの音楽作品にのみ適用されるから。
なので、日本の曲には掲載義務がないんです。
たまに日本のヒップホップの曲などで意図的にこのロゴが貼ってあるジャケットを見たことがありますが、一種のステータスとして使ってる人もいるようです。
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