久しぶりの当たり小説「マリアビートル」伊坂幸太郎

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マリアビートル 伊坂幸太郎
マリアビートル
伊坂 幸太郎 (著)
久しぶりにワクワクドキドキ&読んでて(ちょっと)爽快感漂う作品だったので本をご紹介。
伊坂幸太郎さんのマリアビートルです。


ホントは中身について書きたいんですけど、あんまり書いてネタバレになるとまずいので、アマゾンの商品説明を載っけておきます。

元殺し屋の「木村」は、幼い息子に重傷を負わせた相手に復讐するため、東京発盛岡行きの東北新幹線”はやて”に乗り込む。狡猾な中学生「王子」。腕利きの二人組「蜜柑」&「檸檬」。ツキのない殺し屋「七尾」。彼らもそれぞれの思惑のもとに同じ新幹線に乗り込み―物騒な奴らが再びやって来た。『グラスホッパー』に続く、殺し屋たちの狂想曲。3年ぶりの書き下ろし長編。
マリアビートル (角川文庫)Kindle本

最近はビジネス書よりも小説の方を読むことが多く、このマリアビートルの前編(といってもいいのかな?)グラスホッパーも読んでいたので、「あ〜、これあいつか!」とか思い出しながら楽しく読み進められました。
「殺し屋たちの狂想曲」なのになぜ爽快感を感じたのかというと、これを読む前に読んでた「青の炎」「Cの福音」極めつけはホラーの「黒い家」がどうにもこうにも・・・表現や描写はもちろん、ストーリー自体も目を背けたくなるような部分が多かったから。
その反面このマリアビートルは、前作のグラスホッパーもそうでしたが、登場人物ごとの目線で進められるストーリーと、小気味よいセリフや殺し屋なのに憎めないキャラクターたち、予想外の登場人物、などなど、前作を上回る力作じゃないかなと。
長編小説にもかかわらず、次々に展開するストーリーのおかげで、どんどんと読み進めたくなる作品でした(ホントは、一気に読むのが惜しくて、毎日ちょっとずつ読み進めました♪)。
久しぶりの当たりの小説でした。
まだ読んだことがない方は是非。Kindleだとずいぶん安く読めるのでおすすめです。

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