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キングジムがパソコンを開発!
キングジムの公式YouTubeチャンネルに11月29日にアップされた「なにを出すんだ!キングジム」というタイトルの動画。
「小さい方が持ちやすい」「大きい方が打ちやすい」「必要なものは付いている」という特徴を持つ新製品の内容がついに明らかになりました。
ポータブックのティーザー広告動画
YouTubeの動画は削除されましたので、キャプチャでご紹介。
発表前は「一体なんなんだ?新しいポメラか?」と想像がかなり膨らみましたが、発表後に改めて見てみると「なるほど!その通り!」と腑に落ちる内容になってます。
小さい方が持ちやすい。
大きい方が打ちやすい。
必要なものは付いている。
その新製品が、フルサイズ(75%)をコンパクトにたためるパソコン『ポータブック(PORTABOOK)』です。ポタブックでもポターブックでもないですよ、ポータブックです。
そのポータブックの特徴がこちら。
- 8インチのノングレア液晶でチラつきなし
- 「スライドアークキーボード」で75%のキーボードを小さく畳んで収納
- 持ち運びに便利なA5手帳サイズ
- 約5時間駆動のバッテリー搭載
- タブレット用モバイルバッテリーから充電可能
- USBやSD、さらにHDMI/VGAなどフルサイズ規格のインターフェイスを搭載
- OSは最新のWindows10 Home 64ビット
- 1年間有効のOffice 365サービスが付属
ポータブックを商品化した理由にグッときた
キングジムの好きなところは、ニッチな市場向けの商品を開発しているところ。
例えば、文字を入力することだけに特化したポメラなんか、かなりニッチな市場むけの製品にもかかわらず、初年度で販売目標の3倍にあたる9万台を販売。累計販売台数は20万台を突破し大ヒットとなってます。
そして今回発表されたのが、成熟しまくったパソコン市場に投入されたポータブック。なぜニッチな市場とはまったく正反対の市場に向けて、なぜ折り畳めるパソコンを開発したのか、公式ツイッターでいいこと言ってました。
開発本部長「現在のビジネス環境では、ITツールは欠かせないもので、話題の中心はスマートフォンやタブレット端末の新製品や、それらを活用した新サービスであることは言うまでもない」
— キングジム (@kingjim) 2015, 12月 8
開発本部長「しかし、スマートフォンやタブレット端末のような技術革新や開発競争の激しいホットな商品は、キングジムの参入は難しい。一方で、パソコンはビジネスツールとしては中心的な存在だが、商品としてはコモディティ化していて、目新しい商品の登場が少なくなっているのではないか」
— キングジム (@kingjim) 2015, 12月 8
開発本部長「今回、キングジムがこのポータブックを商品化した背景には、このようなパソコン市場の成熟化が挙げられる」
— キングジム (@kingjim) 2015, 12月 8
開発本部長「各社の商品の差が少なくなってきたこのタイミングであれば、ターゲットや使用シーンを絞って商品を作りこむ、というアプローチをすることで、後発であっても市場参入の可能性があると考え、約2年前に開発を着手した」
— キングジム (@kingjim) 2015, 12月 8
ターゲットと使用シーンを絞りまくった結果、こういう形のパソコンが出来上がったというわけです。
そして、開発本部長の次の言葉にグッときてしまいました。
開発本部長「『ポータブック』は、スペック至上主義的な商品ではない。また、ビジネスの未来を変えるような商品でもない。でも、明日の出張は変えられるかもしれない、そんな商品」 pic.twitter.com/z2Q23kt0WS
— キングジム (@kingjim) 2015, 12月 8
「ビジネスの未来は変えられないが、明日の出張は変えられるかもしれない」
いいですねぇ、この姿勢。大好きです。
レッドオーシャンの中で生き抜いていくには、巨大な企業が狙わないようなニッチな市場を自分で探し出し、そこに適切かつ独創的な商品を提供していく。
これは、うちみたいな小さなブログが生き続けるために必要な戦略戦術と全く同じことをおっしゃっておられますです。これは心に響きましたね〜。いわゆる琴線に触れるってやつですね。
今が買い時!ポータブックの価格
2016年2月12日に発売された当初は9万円前後で販売されてましたが、時の経過とともに、2024年にはAmazonでは3万円台で買える価格になってます。
レビューを見たら、価格が安くなったので2023年に購入されてる方もいるようです。
価格が安くなってる今が買い時ですよ!