キャビネットのキャスターが劣化しまくってたのでエラストマーに交換してみた

キャスターの車輪ゴムが劣化ビフォーアフター

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劣化してボロボロになったキャスターの車輪を交換する

世の中、Apple Vision Proの話題で持ちきりですが、こちらは久しぶりにDIYをやってみました。

DIYといっても、もう10年以上使ってるフランフランのキャビネットのキャスターを交換しただけなんですが、これが超快適になったのでご紹介。

エラストマー車、なかなか良い感じ。

ボロボロになったウレタンの車輪

ボロボロになったウレタンの車輪
もう10年以上前に購入したフランフランのキャビネットのキャスター。素材はおそらくウレタンです。

数年前ぐらいからキャビネットを動かすたびにガタガタするようになり、時間の経過とともにウレタンがボロボロと崩れるようになりました。そのため、ちょっと動かすのも難しいような状態になり、動かせなくなって困ってました。

ウレタン(ポリウレタン)の特徴

  • ウレタンは、ポリウレタンとも呼ばれ、化学的にはエステルまたはエーテルのウレタン結合から構成されています。
  • 強靭で弾力性があり、耐摩耗性が高い特性があります。
  • 良好な耐薬品性や耐油性を持ち、一般的には比較的硬い素材として知られています。
  • 荷重に対しても比較的良好な耐荷重性があります。

キャスターの留め方

キャスターを交換する前に、どうやって取り付けてあるのかチェックしておくと安心です。

キャスターの留め方 ネジ止め
うちの場合、特に確認もせずに交換用のキャスターを買ったのでサイズが違ってちょっとひやっとしました。

エラストマーのキャスターに交換

交換用のキャニスターはエラストマーにした
今回用意したエラストマーのキャスター『TRUSCO(トラスコ) TYGシリーズ 自在 エラストマー車 50mm TYGE-50』。これを4つ購入。1個につき約270円ぐらいと超安い!

エラストマーの車輪のスペック
今回購入したTYGE-50のスペック。

  • 車輪の直径:50mm
  • 素材:エラストマー
  • 荷重:25kg/個
  • 穴径:6.5mm
  • 取り付け高:65mm
  • 取付ピッチ:46×35mm

エラストマーの特徴

  • エラストマーは、弾性体の一群で、天然ゴムや合成ゴムなどが含まれます。
  • 天然ゴムの主成分はイソプレンであり、合成ゴムは化学的に合成されたポリマーです。
  • エラストマーは非常に柔軟で弾力性があり、変形しやすい特性があります。
  • エラストマーは一般的に静電気を発生しにくく、衝撃を吸収する特性があります。

ウレタンとエラストマーの車輪はどう違う?

キャスターの車輪において、ウレタン製の車輪は一般的に滑りやすく、静音性があります。

一方、エラストマー製の車輪は衝撃吸収性に優れているため、不整地や段差の多い場所での使用に適しています。

どちらを選択するかは、具体的な使用状況や要件によります。

うちの場合は特に段差もないですが、ウレタン製の耐久性が10年ちょっとだと分かったので、エラストマーの耐久性が知りたくなったので今回はエラストマーにしてみました。

実際に使ってみましたが、そんなに明確な使い心地に違いはありませんでした。

キャスターを自分で交換する

キャビネットをひっくり返して作業する
作業はキャビネットをひっくり返して作業しました。事前に収納してたものは外に出しておきます。

左が旧、右が新しいキャスター
左が旧、右が新しいキャスター。取付ピッチが違うのを初めてここで知りました。一辺のピッチ幅は同じでしたが、もう一辺の長さが短かったです。

なんとか2つの穴で装着は可能でした
なんとか2つの穴で装着は可能でした。

六角ネジ2本で取り付けたキャスター
六角ネジ2つで取り付けたキャスター。意外としっかり固定できて一安心。

実にスムーズに動くエラストマーのキャスター
実にスムーズに動くエラストマーのキャスター。特にガタつくこともなく、とてもスムーズに動きます。

ロックはありませんが、見た目もシンプルになりましたし、気軽にキャスターを動かせるようになったので掃除もしやすくなりました。

耐久性は気になりますが、これからまた10年以上は持ってくれると思いますので、また何か変化があればレビューします。

台車交換時の注意点

今回、初めて自分でキャスターの台車を交換してみましたが、土台のピッチ穴の幅が違って焦りました

なので、事前に面倒ではありますがキャビネットの中身を一度全部移動させて、キャビネットをひっくり返して取り付けてあるキャスターの形状とピッチ幅を確認しておきましょう

あと、キャスターに使われてる素材も、このほかにゴム車輪やナイロン車輪もありますので、事前にチェックしておくと、購入時にどれにしようか迷わなくて済みます。

キャスター素材の違いまとめ

キャスターに使われている4つの素材の違いはこちら。お好みの用途に合わせてお選びください。

● ウレタン
  • 弾力性があり、耐摩耗性が高い。
  • 良好な耐薬品性や耐油性を持つ。
  • 一般的に比較的硬い素材。
● エラストマー
  • 柔らかく弾力性があり、衝撃吸収性が高い。
  • 摩擦が良好で、滑りにくい性質がある。
  • 室内での使用や静かな動作が求められる場所に適している。
● ゴム
  • エラストマーの一種で、柔らかく弾力性がある。
  • 衝撃吸収性が高く、振動を軽減する。
  • 静音性があり、滑りにくい。
● ナイロン
  • 強靭で硬く、耐摩耗性が高い。
  • 高い荷重に対しても耐久性があり、滑りにくい。
  • 工場や倉庫などでの重い機器の移動に適している。

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