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Parallels(パラレルズ)のWindows7&Windows11で「かな/英数」の切替えが面倒くさい…
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Windowsアプリなので当然ながらWindows環境がないと使えません。これまでは、無料で使える仮想ソフトのVirtualBoxにWindows7をインストールして使ってましたが、どうも動きが遅い。なんとかごまかして使ってましたが、ここ最近はフリーズすることが多くなり作業に支障が出るようになってました…。
これじゃ仕事にならん!というわけで、有料でかなり評判の良い仮想化ソフト『Parallels Desktop』を購入し、Winodows7をインストールしてみたら…なにこの快適さ!
起動はむちゃくちゃ速いし、コヒーレンスモードでWindowsアプリがまるでMacアプリかのように扱えるし、MacとWindowsのファイル共有・移動も超簡単。4〜5万円の安いWindowsマシンを買おうかと思ってたけど、Parallelsで十分、というか、これじゃないとダメ!というほど気に入ってしまいました。Macをメインで使っててWindows環境が欲しい方には超オススメの仮想化ソフトです。
そんな素晴らしいParallelsですが、キーボードの入力にちょっと問題が。
Parallels for Macのキーボード問題
MacのハードでWindowsを動かすので、Windowsを使う時にはもちろんMacのキーボードを使います。
MacのキーボードにはWindowsのキーボードにある「半角/全角」キーがありません。そのため、ParallelsでWindowsを使う時には、「かな」「英数」を言語バーでいちいち切り替えることになります。
これはかなり面倒くさいので、Windowsを使う時もMacと同じように、スペースキーの左右にある「英数」と「かな」キーで「かな/英数」の切替えができるように設定しておきました。
Windows 7のIMEでキー設定を変更する
今回設定した環境は以下の通り。
- iMac(27インチ Late 2012)
- Parallels Desktop 12 for Mac(通常版)
- Windows 7 Home Premium Service Pack 1
まず、ParallelsにインストールしたWindows 7を起動。
言語バーのMicrosoft IMEで「ツール」をクリックし、「プロパティ」を開きます。
「Microsoft IME のプロパティ」ウィンドウが表示されるので、その中の「編集操作」タブの「変更」をクリック。
「Microsoft IME 詳細プロパティ」ウィンドウが表示されるので、「キー設定」タブの「*キー」で「ひらがな」を探します。見つけたら「入力/変換済み文字なし」の列にある「ひらがなキー」を選択し、「変更」をクリック。
「機能選択」ウィンドウが表示されるので、「IME-オン」を選択して「OK」をクリック。これで、かなキーでひらがな入力ができるようになりました。
次は、「Microsoft IME 詳細プロパティ」ウィンドウで、「*キー」の「無変換」を探します。「かな切替」を選択し、「変更」をクリック。
「機能選択」ウィンドウで、「IME-オフ」を選択して「OK」をクリック。英数キーで英数入力ができるようになりました。
これで、ひらがなと英数字の切り替えが簡単にできるようになりました。
基本的にはこれで大丈夫だと思いますが、Parallels Desktopをcoherence(コヒーレンスモード)で使った場合、英語キーボードが邪魔して「かな/英数」の切り替えがうまくいかないことがあります。
対応方法は下記「英語キーボードは消しておくと確実」を参照ください。
Windows 11でのキー設定方法
最初に記事を公開してから時間が経ちましたので、新しい環境での設定方法を補足しておきます。
- M1 MacBook Pro 14インチ
- Parallels Desktop 18 for Mac
- Windows 11 Home
この環境でかなキーと英数キーで切り替えができるように設定して使ってます。
Windows 11ではシステムが大幅に変更されていますので、下記の手順で上記の「Microsoft IMEのプロパティ」を表示させて設定します。下記手順に従って設定箇所まで辿り着いてください。
- 設定
- 時刻と言語
- 言語と地域
- 日本語「・・・」言語のオプション
- キーボード Microsoft IME「・・・」キーボードオプション
- 全般
- 下の方の「互換性」にある「以前のバージョンのMicrosoft IMEを使う」をオン
- その下の「詳細設定」の「詳細設定を開く」
ちょっと階層が深いですが、これで設定が可能です。
「以前のバージョンのMicrosoft IMEを使う」をオンにして、その下の「詳細設定を開く」をクリック。
編集操作の「変更」ボタンをクリックすると、前述のWindows7と同じ画面が表示されるので、同じようにキーの設定を行います。
キー設定を標準(初期設定)に戻す方法
上記で設定したキーを標準(初期設定)に戻したい場合は、
「Microsoft IME のプロパティ」で「全般」タブにある「標準に戻す(S)…」をクリックします。
「この機能を実行するとMicrosoft IME の設定がすべて標準状態に戻ります。実行しますか?」と表示されるので、「はい(Y)」をクリック。
「この操作はキャンセルできません。実行しますか?」という最終確認が表示されるので、「はい(Y)」をクリックすれば、初期設定に戻ります。
英語キーボードは消しておくと確実
Parallels Desktopをcoherence(コヒーレンスモード)にしてると、英語キーボードが邪魔して「かな/英数」の切り替えがうまくいきませんでした。
初期設定では、日本語のキーボードと英語のキーボードがインストールされているので、英語キーボードは削除しておきました。
言語バーにある「▼」をクリックして「設定(E)…」を選択します。
「テキストサービスと入力言語」ウィンドウで「全般」にある英語キーボードを選択します。選択すると右にある「削除」ボタンが押せるようになるので、そのまま削除します。
これで日本語キーボードのみが表示されるようになるので、「かな/英数」の切り替えが確実にできるようになりました。
Windows11の場合は場所が異なる
Windows 11の場合はこれまた仕様が変更されてるので、方法は異なります。
- 設定
- 時刻と言語
- 言語と地域
- 日本語「・・・」言語のオプション
- 「キーボード」の項目で「キーボードレイアウト」を「日本語キーボード(106/109キー)」に変更
あとは、Windowsを再起動したら使えるようになります。
ParallelsのWindowsで、日本語入力の切り替えでお悩みの方はぜひお試しください。