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Appleは2025年7月31日、2025年第3四半期(6月期)の決算を発表しました。売上高940億ドル(前年比10%増)、純利益234億ドル(前年比12%増)を記録し、6月期としては過去最高を更新しました。市場予想(約895億ドル)を上回る結果で、株価は時間外取引で2%上昇しました。
なぜすごいのか? 主要ポイント
- 記録的業績: 売上940億ドル、純利益234億ドルで、6月期として過去最高。EPSは1.57ドル(12%増)。
- 主力セグメントの成長: iPhone(446億ドル、13%増)、Mac(80億ドル、15%増)、サービス(274億ドル、13%増)が二桁成長。
- グローバルな強さ: アジア太平洋(20%増)、日本(13%増)が特に好調。中国は4%増で回復。
- 戦略的対応: 関税コストを8億ドルに抑え、AI投資を拡大し将来の成長を確保。
過去の業績との比較
以下の折れ線グラフは、2010年Q3から2025年Q3までの四半期売上高(青線)と2010年から2024年までの年間売上高(赤線)を示します。2025年Q3の940億ドルは、6月期として過去最高であり、2025年Q1(1243億ドル)に次ぐ高水準です。

セグメント別動向
iPhone
iPhoneは売上446億ドル(13%増)、全体の47%を占め、主力製品の地位を維持。iPhone 16シリーズ、特に16eの好調さが成長を牽引し、累計出荷台数は30億台を突破。中国の家電補助金により、都市部で販売上位3位を独占。関税懸念による「前倒し購入」が売上の1%(約8.2億ドル)を押し上げました。
Mac
M4 MacBook Airの需要でMacは80億ドル(15%増)を記録。企業向けでも6月期として過去最高を達成。Appleシリコンの魅力がアップグレード需要を喚起しました。
サービス
サービスは274億ドル(13%増)、売上全体の29%を占め、App StoreとiCloudの有料アカウント増加が過去最高売上を記録。Apple TV+は81のエミー賞ノミネートを獲得。
iPadとウェアラブル
iPadは66億ドル(8%減)、ウェアラブルは74億ドル(9%減)。新モデル不在が影響したが、Apple Watchのアップグレード需要は堅調でした。
地域別動向
売上は全地域で増加。アジア太平洋(20%増)、日本(13%増)が特に好調で、中国は4%増で回復。MacBook AirとMac miniが中国でトップセラーを記録。
戦略と課題
関税コストは8億ドルで、生産の71%をインドに移す戦略が効果を発揮。AI投資は「大幅に拡大」し、Private Cloud Computeデータセンターの構築を加速。ティム・クックCEOは「AIは生涯で最も深い技術」と強調。
今後の展望
Appleは関税やAI競争に対応しつつ、iPhoneやサービスの成長で強さを発揮。2025年Q3の記録的業績は、長期的な成長トレンドを支える基盤を示しています。次なる展開に注目です!
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