カメラとレンズ買ったらまず最初にやるべきピントテストとシャッタータイミングチェック

デジタル一眼レフでピントチェックしてる様子
デジタル一眼レフでピントチェックしてる様子

最初に動作チェックしてカメラとレンズの動きを把握する

上記写真は2011年に使ってたNikon D7000で、ピントチェック(フォーカスチェック)してる様子です。

この記事を最初に書いたのが2011年。当初はデジタル一眼レフ用が主流でしたが、2023年はミラーレス一眼が主流になりましたので情報更新です。

デジタル一眼レフやミラーレス一眼はもちろん、iPhoneやiPadなどのスマホやタブレットのカメラ、コンパクトデジタルカメラでも、今回紹介するピントテストとシャッターのタイミング(レリーズタイムラグ)を確認しておくことを強くおすすめします

せっかく狙ったところにフォーカスを合わせたつもりでも、実際はフォーカスがズレてることもたまにあります。レンズの種類や個体によってピントのずれがあるのは精密機械の定めです。カメラが原因の場合もあります。

また、ここだ!という時にシャッターを押したつもりでも、実際には意図したタイミングで撮れてないってこともよくあります。シャッタータイムラグの把握が大切です。

それでは、まずはピントテストから。

スポンサーリンク

前ピン・後ピン(まえぴん・あとぴん)とは?

ピントが被写体に合っていなくて、被写体の前後どちらかにズレていることを「前ピン・後ピン(まえぴん・あとぴん)」と言います。

狙った部分より手前にピントが合っていれば 前ピン
奥に合っていれば 後ピン

多少の誤差ならカメラのAF微調節機能でどうにかなりますが、大きなずれがないかをチェックします。スマホやタブレットでフォーカスがズレるってことはほとんどないと思うので、スマホやタブレットの場合はここは飛ばしてOKです。

Nikon D7000など、カメラによってはレンズ毎にAFを微調節する機能がついているので、大きくずれていなければその機能を使います。

もし以下のピントテストをやってみて大きくズレているようであれば、カメラとレンズどっちに原因があるのか分からないので、メーカーに問い合わせて修理してもらいましょう。

前ピン 後ピンの確認方法

前置きはこれぐらいにして、確認方法にいきます。

まずは、以下のサイトからチェックシートをダウンロード。

Focus test chart(PDF)

18ページのシートを印刷して、上記写真のように机におきます。三脚にカメラをセッティングして、出来るだけ45度の角度になるようにして、「Focus here」もしくは「This text should be perfectly in focus」の部分にピントを合わせます。

ファンダーもしくはモニターで拡大して確認しながらやるとやりやすいです。

できるだけ開放で撮影します。

とりあえず、手持ちのレンズ2本で試してみました。

レンズチェック35mmF2D
Ai AF Nikkor 35mm F2D

気持ち後ピンかなぁ。


レンズチェック タムロン90mmマクロ
タムロン SP AF90mm F/2.8 Di MACRO 1:1

こちらはほぼジャスピンでした。

手持ちのレンズではほぼ問題なし。35mm F2D が気持ち後ピンかなという結果になりましたが、これは許容範囲です。メーカーに連絡するほどのレベルではありません。

このほか、最近のメインカメラのEOS R5/R3でもレンズを組み合わせてやってみましたが、どれも特に問題はありませんでした。


レンズチェック ウソップ
▲ 35mm F2D でウソップのお顔にピント合わせ。ジャスピンかな。


長〜くつきあうデジタル一眼レフ。

最初にチェックしておけば、安心して使えますね。

10分もあればできますので、やったことがない方は是非!

シャッタータイミングチェック

ここだ!と思ってシャッターボタンを押しても、実際に撮れてる写真はタイミングがずれている。

そんな経験ありませんか?

カメラによって、このタイミングのズレ(シャッタータイムラグ、または、レリーズタイムラグと呼びます)が意外とあったりするので、購入してすぐにそのカメラのシャッターの感覚がどんなものか、自分のものにしておく必要があります。

この点に関しては、別の記事にまとめてますのでこちらをご覧ください。

スポーツ撮影前にチェック!シャッタータイムラグを把握して狙い通りの写真を撮る

プロが教える!オススメのデジタル一眼レフの教科書

デジタル一眼レフの腕をもっと上げたい!って方には、こちらの教科書がオススメ。

プロカメラマンの中井精也さんが書かれた『世界一わかりやすいデジタル一眼レフカメラと写真の教科書(改訂版)』。シリーズ累計20万部を突破した大人気シリーズです。

本の内容はさらっと読めるボリュームですが、付属しているDVDが素晴らしい。本と一緒に見ると、「あ〜、そういうことだったのね!」ということだらけ。優しい口調の中井精也カメラマンによる説明がとても分かりやすいです。「親指AF」や「置きピン」など、ぼんやりとイメージで分かってたつもりでしたが、これ見てようやくすっきりしました。ただ、ちょっと古い本なので新品がもう売ってません。DVDが見られないのは残念。

あと、『さあ、写真をはじめよう 写真の教科書』もおすすめ。東京工芸大学の写真学科に属する1年生の生徒たちが、1年間に学ぶ内容をベースにしているので、一通り必要な知識を構成立てて学ぶことができます。こちらの方が中井さんの本よりも、より写真の教科書って感じで、基礎からしっかり学びたい人にはこちらがおすすめです。

スポンサーリンク

この記事をシェアする

記事についてのご感想・ご質問、受付中!

分かりやすい記事になるように努めてますが、「こういうことを知りたかった」「ここについてもうちょっと詳しく教えて」など、当記事について質問や知りたいことがあれば以下のツイートボタンからお気軽にお送りください。自動的に記事URLが入りますのでそのまま質問内容を最上部に記入してください。できるだけ早く返信させていただきます(質問が多い場合はお時間をいただくことがあります)。

ご質問は無料。質問はもちろん、「役に立った!」「面白かった!」など、お褒めの言葉だともっとうれしいです!

記事を少しでもより良いものにするためにご協力をお願いいたします。

このブログ「スーログ」を購読する

この記事が気に入ったら
「いいね!」しよう。
最新記事をお届けします。

● 最新記事をRSSで配信中です。feedlyへの登録はこちらから。

twitterでの情報発信、YouTubeで動画レビューも公開してます。チャンネル登録もよろしく!