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大事に長く履きたいRED WING 875にシューキーパーを使ってみた。
20年以上前の学生の頃に履いてたレッドウイングの8875。
当時はバイク(カワサキのエストレヤ)に乗って大学に通ってたので、ほぼ毎日、冬はもちろん暑い夏も履いてました。革についての知識も皆無だったので、当然ながらノーメンテナンス。なので、1〜2年でソールがすり減ってボロボロになったのを覚えてます。革も汚れまくりでした。
ミッドソールまで削れてからはほとんど履かなくなり、レッドウイングのエンジニアブーツを買ってからは下駄箱で保管。2年ぐらい放置してたらカビがびっしり生えてたのでゴミ箱行き…。
ちゃんとメンテナンスすれば10年20年履ける靴なのに、すごくもったいないことをしたなと今更ながら反省。ただ、やっぱりミッドソールまで削れたら終わりですよね。
というわけで、2020年2月に購入したRED WINDG 875は、ガンガン使うのはもちろんですが、今度は大切にメンテナンスして使うためにシューキーパーを買ってみました。
シューキーパーの役目とは?
シューキーパー(シューツリー)とは、足の形に型どられた木製・プラスチック製のアイテムのこと。
脱いだ靴の中に入れておくことで、靴の型くずれを防ぐことができます。
木製のシューキーパーは使われている木の種類にもよりますが、1日履き続けて靴の中に溜まった湿気を吸収し、靴内を適度な湿度に調整してくれます。
また、湿気もなくなるので雑菌の繁殖も防ぐことができ、いやな臭いやカビも防いでくれます。
今回紹介するミレニアムブーツツリーは、アロマティックシダー(ヒノキ科の香木)が使われており、より吸湿性に長け、抗菌・防カビ効果も抜群です。
プラスチック製のシューキーパーは、価格も安く手に入れやすいです。安い分、吸湿や抗菌防カビ効果はないので、メンテナンス作業時など主に型くずれを防ぐ効果が欲しい時に使います。
レッドウイングのワークブーツにシューキーパーは必要?
レッドウイングのブーツはワークブーツなのでガンガン履いて育てるのが1番。ドレスシューズとは違って毎回お手入れする必要もありません。多少の汚れならそれも味!汚れを気にせずガンガン履くのがかっこいいんです。
また、履きジワが深くなって多少よれてるのも良い感じだったりします。なので、特にシューキーパーは必要ないと思われがちですが、僕がシューキーパーに求めているのは吸湿性と抗菌・防カビ効果です。
数日おきなど定期的に履く場合は、特にカビの心配をする必要はありませんが、その際に注意すべきなのが臭い。
レッドウイングはオイルドレザーを使っているので革靴と同様、スニーカーより格段に湿気がこもりやすい。なので、1日履いたら靴の中にはたくさんの汗による湿気がこもっています。それを放置しておくと雑菌が繁殖し、くさい臭いの原因になります。
木製のシューキーパーを脱いだレッドウイングに入れておけば、湿気を吸収して雑菌の繁殖を防いでくれます。
また、暑くなってくるとブーツを履く頻度が落ちるため、湿気の多い下駄箱に保管することも多くなります。そうなるとカビの発生に注意しないといけません。日本の梅雨は特に湿気が高いのでより注意が必要です。
その際に木製のシューキーパーを入れておくだけで、カビの発生を抑えることができるんです。
僕の場合、8年前にサラリーマンを退職して革靴を履く機会がほとんどなくなったため、木製のシューキーパーを入れて下駄箱に保管してるんですが、下駄箱に除湿剤を入れることなくカビや臭いが全く気にならない状態で保管することができてます(ただ、本格的な梅雨の時期には湿度が90%を超えることもあるので、さすがに除湿剤使いました)。
シューキーパーの圧力もそんなに強い方ではないので、特に靴が伸びて変形するなんてこともなし。革靴でもスニーカーでもブーツでも、大事にしたい靴にはシューキーパーは必須です。
というわけで、購入したブーツ用のシューキーパーがこちら。
ブーツ用のシューキーパー「ミレニアムブーツツリー」購入
今回購入したのがブーツ用のシューキーパー『マーケン ミレニアムブーツトゥリー メンズ 0025AC』。
アロマティックシダー(芳香杉)は、北米の中東部に生息し、高い防虫性と自然な芳香を持っている樹種です。
この木から作られたシュートリー(シューツリー)は、あなたの靴の湿気や嫌な臭いを取り除き、靴をフレッシュな状態に保つと同時に、靴の形を整えます。
靴の大きさに合わせてブーツツリーの大きさも変化します。875はDワイズの9ハーフ(27.5cm)を履いてるので43を買いました。
箱を開けるとアロマティックシダーの香りが漂ってきました。
手触り感もサラサラで良い感じ。ブーツ用のシューキーパーなので、かかと部分が高くなってますね。節もありますがキレイにヤスリがけされてるのでざらつくことはありません。
上から見るとちょっと細め?ただ、靴に入れるとバネが縮むのでもうちょっとコンパクトになります。
甲の部分。靴の大きさに合わせて多少縮みます。
グッと押すと長さが縮みます。バネの圧力はそこまで強くはないです。
底面には黄色いヤニがついてました。特にベタつくこともないし、無垢材ならではのものなので気にはなりません。
ドレスシューズ用のシューツリー(右)と比較。同じ27.5cm相当のものですが、ミレニアムブーツツリーの方が長め。その分、バネで縮む幅が大きい。
ブーツ用のシューツリーにはアキレス腱がありますね。
レッドウイング875にシューキーパーを入れてみた
875にシューキーパーを入れてみました。
特にヒモを大きく緩めることなく、スッと入ります。出し入れは結構スムーズです。
左がシューキーパー なしで右があり。
右の方がアキレス腱の部分がキレイに伸びてますね。
875は長く履いてるとかかと部分に大きなシワができて凹んだようになることが多いので、ブーツ用シューキーパーを入れることでそれを伸ばす効果もあります。
保管時の吸湿・抗菌・防カビ効果のほか、今回は定期的にクリーニング&オイルケアする予定なので、その時にも形崩れせずに隅々までブラッシングできますね。
ブーツ用のシューキーパーではダントツで評判が良いので使ってみましたが、確かに皆さんに支持されるだけありますね。
レッドウイングの靴を長持ちさせるためにも是非どうぞ。おすすめですよ。
追記:使い始めから3年4ヶ月が経過しました
この記事を書いてから3年と4ヶ月が経過。
靴箱のレッドウイング875はどんな感じになってるかというと…
いつもここに保管してます。シューキーパーを入れてるとはいえ、他の革靴もあるので梅雨時の靴箱には除湿剤は必須です。
履く頻度が月に1〜2回程度なので、まだまだきれい!シューキーパーも入れてるので型崩れ一切なしです。当然ながら、カビも発生していませんし、中も全然臭くない。靴の中が臭わないのは、特にシューキーパーのおかげです。
シューキーパーもちゃんと入れてます。このシューキーパー、3年経過してるのにまだ鼻を近づけるとアロマティックシダーの香りがほのかに香ります。
半年ぐらい前に入れてて、梅雨が終わったので確認したらこんなにたくさんの水が入ってました。
ドライペット最強!この除湿剤は何個あっても良いですね。またまとめ買いしておこう。