当サイトのリンクには一部プロモーションを含みますが、一切その影響は受けず、公正・中立な立場で制作しております。
VMwareやParallels不要!VirtualBoxでお手軽にWindows環境を手に入れる!
Macしか持ってないけど、
「作ったWebサイトをWindowsのIEでブラウザチェック(動作確認)したい。」
「ちょっとだけあのWindowsのアプリを使いたい。」
っていう場合に最適な仮想ソフトがオラクル社の『VirtualBox』です。Macで仮想環境を作って、そこにWindowsやLinuxやSolarisなどのOSをインストールすれば、アプリケーションのひとつとして実行することができます。
結論から言うと、上記画像のように、Mac(画面はOS X El Capitan)でWindows 7を動かすことができました。非常に便利です。動作はちょっと重いけど、無料だし(WindowsのOSは別途購入してください)大満足の結果になりました。
導入前には、Macで動く仮想化アプリとして有名な『VMware Fusion(約10,000円)』や『Parallels Desktop(約8,000円)』を買おうかなとも思いましたが、IEでブラウザチェックをしたかった僕にはVirtualBoxで十分でした。Windowsをバリバリ使う場合はWindowsマシン買うかBootCampを使うことをお勧めします。
というわけで、VirtualBoxのダウンロードからインストール、さらにはWindows 7のインストールまで、まとめてみました。
※今回の記事の環境はMac(OS X El Capitan)とWindows 7ですが、今後、OSがアップデートされても大方の流れは変わらないと思います。参考記事としてご覧ください。
VirtualBoxのダウンロード
まずはVirtualBoxのサイトでアプリをダウンロードします。
→ Downloads – Oracle VM VirtualBox
いろんなプラットフォーム用のVirtualBoxがあるので、赤枠部分のOS X用をダウンロードします(※時間の経過とともにバージョンアップされますので、最新のものをダウンロードしてください)。
「VirtualBox-5.0.14-105127-OSX.dmg」というイメージファイルがダウンロードされます(ファイル名はバージョンによって異なります)。サイズは5.0.14のバージョンで約90MBでした。
ダウンロードはこれで終了。
VirtualBoxのインストール
次に、VirtualBoxをMacにインストールします。
「VirtualBox-5.0.14-105127-OSX.dmg」を開いて、
「VirtualBox.pkg」をダブルクリックします。
「このパッケージは、ソフトウェアをインストールできるかどうかを判断するプログラムを実行します。」と表示されるので、「続ける」をクリックします。(※インストールは自己責任でお願いします。信頼できないと判断したら「キャンセル」をどうぞ。)
VirtualBoxのインストーラーが起動するので「続ける」をクリック。
その後、「インストール先」や、コンピュータのすべてのユーザが使えるようにするか「インストールの種類」の確認後、インストールが開始されます。
しばらく待つと、
VirtualBoxのインストールが完了!
アプリケーションフォルダの中ある「VirtualBox.app」をダブルクリックすると…
VirtualBoxマネージャーが起動し「ようこそVirtualBoxへ!」が表示されました。
これでVirtualBoxのインストールは完了です。
ふぅ、これで全行程の約半分が終了。
Window用仮想マシンの作成
続いて、VirtualBox内にWindows 7用の仮想マシンを作ります。
VirtualBoxで仮想マシン(仮想PC)を作ってそれにWindows 7をインストールするということです。
Oracle VM VirtualBoxマネージャーの左上にある「新規」をクリック。
仮想マシンの名前を決めて、オペレーティングシステムのタイプを選択します。
今回はWindows 7をインストールするので、以下のように設定しました。
名前:Windows 7
タイプ:Microsoft Windows
バージョン:Windows 7(64-bit)
「続ける」をクリック。
仮想マシンのメモリーサイズを指定します。
最初512MBにしてましたが動作が遅かったんで1024MBにしたら多少軽くなりました。メモリに余裕があればもっと増やしてもいいですね。
メモリーサイズを決めたら「続ける」をクリック。
新しい仮想マシンに仮想ハードディスクを割り当てます。
「仮想ハードディスクを作成する」を選択して「続ける」をクリック。
新しい仮想ハードディスクで使用したいファイルのタイプを選択します。
他の仮想ソフトで使うことがなければ「VDI(VirtualBox Disk Image)」を選択し、「続ける」をクリック。
新しい仮想ハードディスクを可変サイズにするか固定サイズにするかを選択します。
使用時高速な固定サイズにしておきました。
どちらか決めたら「続ける」をクリック。
仮想ハードディスクファイルの名前と場所をサイズを決めます。
名前を「Windows7」、場所はデフォルト(/Users/ユーザ名/VirtualBox VMs)、ハードディスク容量はデフォルトの25GBにして「作成」をクリック。
約5分ほどで仮想マシンが完成します。
完成するとVirtualBoxマネージャー画面の左側に「Windows7」というマシンが表示されます。
これでWindow用仮想マシンの作成は完了。
さぁ、残りはWindows 7のインストールのみ!
Windows 7のインストール
最後に仮想マシンにWindows 7をインストールします。
あとちょっとですよぉ。
VirtualBoxマネージャー画面の左側にある「Windows7」を選んで、「起動」をクリック。
うちの環境はiMacなので、外付けのApple USB SuperDriveにWindows 7のディスクを入れて「Start」をクリック。もし外付けのCD/DVDドライブでうまくいかない場合は、事前にWindowsのイメージファイルを作っておいて、それを選択してやってみてください。
見慣れたWindows 7のインストール画面が出てきました。
あとは画面に従ってWindowsをインストールしてください。
インストールが終わったら、
Windows Updateを何度かやって、Windows 7 Service Pack 1にアップデートしてIE 11をインストールして環境構築完了。
あとはIE 9でブラウザチェックしたかったので、IETesterを入れておきました。
まとめ
数日使ってみましたが、ブラウザチェックや軽いアプリであればVirtualBoxで十分まかなえそうです。
ただ、無料なので、やはり動作は遅いです。画面解像度を上げたりすると、がくんと動作が遅くなるのでできるだけ画面は小さくして使うようにしてます。
あとメモリの割り当ては極力多くしておくと、多少は快適に使えますのでそこは惜しまないように。