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2025年7月15日に発表されたSony RX1R IIIは、6100万画素のフルフレームセンサーとZEISS Sonnar T* 35mm F2レンズを搭載したプレミアムコンパクトカメラとして注目を集めています。7月23日から予約開始となるこのカメラは、約66万円(約4,700米ドル)という高価格設定ですが、前モデルからの熱烈な愛好家からは喜びの声も見かけます。発表直後からX(旧Twitter)上で多くのユーザーが意見を共有しており、その反応は賛否両論に分かれています。この記事では、Xでの感想を肯定的な意見と否定的な意見に分けてまとめ、RX1R IIIの魅力と課題を探ります。ちなみに、私はやっぱりスルーします。理由は後述します。
肯定的な意見
RX1R IIIは、その優れた性能とユニークな設計で多くのユーザーを魅了しています。以下は、X上で見られた主な肯定的な意見です。
- 驚異的な解像度
6100万画素のフルフレームExmor R™ CMOSセンサーは、驚くほど精細な写真が撮影できます。この高解像度は、風景やポートレート撮影で特に評価されており、プロのフォトグラファーにとって大きな魅力です。あるユーザーは、「この解像度は本当に圧倒的。細部までくっきり捉えられる」とコメントしています。 - コンパクトなデザイン
フルサイズセンサーを搭載しながら、RX1R IIIは非常にコンパクトで、ストリートフォトや旅行に最適です。X上では、「フルサイズなのにこのサイズ感はすごい。持ち運びが楽!」という声が多かった。この携帯性は、大きなカメラを持ち歩きたくないユーザーに支持されています。 - 高品質なZEISSレンズ
ZEISS Sonnar T* 35mm F2レンズは、シャープな描写と美しいボケ味で知られています。あるユーザーは、「このレンズの描写力は別格。RX1R IIIの価値を高めている」と絶賛しています。このレンズは、単焦点レンズの愛好家にとって大きな魅力です。 - 先進的な機能
AIを活用した被写体認識オートフォーカス(人物、動物、鳥、昆虫、車/電車、飛行機に対応)は、静止画だけでなく動画でも利用可能です。また、クリエイティブルック機能により、動画撮影時の表現力も向上しています。Xでは、「AI追跡はプロ仕様。これで動く被写体もバッチリ」との意見が見られました。 - 日本製の品質
RX1R IIIは日本製で、愛知県幸田の工場で生産されていることが話題に。あるユーザーは、「メイドインジャパンってだけで信頼感がある。aiboと同じ工場らしい!」とコメント。この品質への信頼感は、購入意欲を高める要因となっています。
否定的な意見
一方で、RX1R IIIには多くの批判も寄せられています。特に価格や機能面での不足が目立ちます。以下は、X上で見られた主な否定的な意見です。
- 高すぎる価格
66万円という価格は、多くのユーザーにとって大きな障壁です。あるユーザーは、「GR4を待ってたのに、RX1R IIIが66万って…無理だよ」と嘆いていました。この価格は、競合他社のカメラ(例:Leica Q3やX100VIなど)と比較してスペックを考えるとかなり高額で、コストパフォーマンスに疑問を持つ声が多いです。 - バッテリーと発熱の問題
あるユーザーは、展示環境で1時間程度の使用でバッテリーが半分になり、本体がかなり熱を持ったと報告しています。「触られっぱなしで2時間持つなら驚きだけど、発熱は気になる」とのコメントも。この点は、長時間の撮影を必要とするユーザーにとって懸念材料です。 - 欠けている機能
RX1R IIIには、現代のカメラに期待されるいくつかの機能が欠けています:- 手ブレ補正の不在:手ブレ補正がないため、低光量下での手持ち撮影が難しい場合があります。「66万出して手ブレ補正なしは厳しい」という不満はよく見かけます。
- 固定式モニター:チルト式やバリアングル式のモニターがなく、撮影角度に制限があります。「モニターが固定って、2025年のカメラとしてどうなの?」という声も。
- 4K60P非対応:動画は4K/30pまで対応で、4K60Pはサポートされていません。動画撮影を重視するユーザーにとって、これは大きな欠点です。
- デザインの不満
バッテリー蓋の手動ロックや、前面とモニター上部に配置されたロゴが一部で批判されています。あるユーザーは、「ロゴが多すぎてダサい。ソニーのデザインが残念になった」と感じています。また、バッテリー蓋の手動ロックは、「66万円という高額カメラなのに手抜きすぎ」との声も。
私がスルーする(買わない)理由
発表当初はソニーからすごいカメラが出たー!と興奮気味でしたが、時間の経過とともに詳細なスペックやデザインが明らかになり、さらに体験会に参加したユーザーの声も確認した結果、一時期は買おうかなと迷ったこともありましたが、RX1R IIIはスルーすることにしました。その理由は以下の通りです。
- 価格:66万円という価格が、提供される機能に見合わない。
- バッテリー蓋の手動ロック:低価格モデルじゃないのにバッテリーの蓋が手動でスライドをロックする仕組みなのにはびっくりしました。ソニーのカメラはフラッグシップモデルのα1でもロック時はスイッチをLOCK側にスライドさせるのが普通のようです。キヤノンの場合は上位機種は蓋を押せば勝手にロックされます。Nikonもそう。
- ロゴの配置:前面のロゴはまぁ当然でしょう。でも背面のモニター上部にもロゴがあります。なんで?一つのカメラに2つもロゴいらないでしょ。ソニーのデザインセンスに失望。
- 手ブレ補正 非搭載:手ブレ補正がないため、動画も撮影したい私の撮影スタイルに合わない。
- 固定式モニター:モニターが固定式であるため、柔軟な撮影が難しい。
- 4K60P非対応:動画撮影で4K60Pが欲しい時があるので、この欠如は大きなマイナス。
トータルで考えて、RX1R IIIは私のニーズに合わないと判断し、購入を見送ります。
レビュー動画
まとめ
Sony RX1R IIIは、画質と携帯性を重視するフォトグラファーにとって魅力的なカメラですが、私にとっては価格に見合ったカメラじゃないというのが率直な感想です。6100万画素のセンサーやZEISSレンズ、コンパクトなデザインは大きな強みですが、66万円という価格、手ブレ補正や4K60Pの非対応、固定式モニター、デザインの不満などが購入をためらう理由となっています。X上での反応も、このカメラの賛否両論を反映しており、購入を検討する際は自身の撮影ニーズと予算を慎重に考慮する必要があります。
ただし、熱烈なソニー愛好家や、高解像度の静止画撮影を重視し、フルサイズでコンパクトなカメラを求めるフォトグラファーには適した選択肢だと思います。しかし、動画撮影や多角的な撮影スタイルを求めるユーザーには、他の選択肢(例:Sony α7シリーズやLeica Q3)の方が適していると思います。
あなたは RX1R III、買いますか?