先日、42歳で初めての胃カメラ(上部消化管 内視鏡検査)をやってきました。
40歳を越えてからは、健康診断でバリウム検査(胃X線検査)はやったことがあったんですが、胃カメラは初めてでした。胃カメラを体験した人から色々な感想を聞いてたので「やりたくないなぁ」と思ってましたが、それほど大変じゃなかったので体験記をまとめてみました。
以下、「検査前の胃の症状」「胃カメラ検査の流れと感想」「検査結果とその後の胃の症状」という3つの順番で進めていきます。
検査前の胃の症状
40歳を越えてから、あまりたくさん食べると胃がもたれるようになってきました。さらに、半年ぐらい前からは、ちょっと食べ過ぎると胸焼けがするように…。特にご飯を2杯も食べちゃった時には、超がつくほどの満腹感と胸焼けで何度食べ過ぎたことを後悔したことか。
加齢によって胃の働きが鈍くなってきてるのかなぁぐらいに思ってたので、市販の薬でなんとかごまかしてきました。普段から常備薬として使ってたのが『第一三共胃腸薬』と『キャベジンコーワα』。胃がもたれた時は、この2つのどちらかを飲んでました。
それが、2018年1月に入ってからはたまに胃が痛くなるようになりました。それからは『スクラート胃腸薬』を飲むようになり、一時的に胃の調子は良くなってました。ただ、定期的に胃が痛むのは治らず。この薬をずーっと飲み続けるよりも、一度ちゃんと診てもらおうと病院に行ってきました。
胃カメラ検査の流れと感想
今回受診したのは熊本市内のおがた胃腸科内科。胃腸の病気を中心とし、内科全般のかかりつけ医としての医療と健康管理を行っておられる地域に密着した病院です。
まずは診察。
症状を説明したら、今まで胃カメラをやったことがなかったので「一度ちゃんと胃通し(胃カメラ検査のこと)したほうがいいと思いますが、どうしますか?」とのことだったので、僕も胃痛の原因をはっきりさせたかったのでお願いすることに。
胃カメラ検査の予約日時を決めて、検査を受ける人向けの注意事項の紙をもらって帰宅。
○ 検査前の主な注意事項
- 検査前日の夕食は午後8時までにすませる
- お茶・水は深夜0時まで飲んでもOK
- 検査当日は朝食抜き。お茶・水も飲まないこと
これを守って予約の日に病院へ。
いよいよ胃カメラの開始です。以下の順番で進みました。
- 荷物をロッカーに預ける
- 診察台に腰掛ける
- コップで液体を飲む。ほとんど味なし
- 点滴準備で左腕に注射針を刺す
- 口にスプレーして喉の麻酔。これが一番苦くて不快だった。しばらくしたら喉が詰まったような感覚で、つばを飲みにくくなる。看護師さんからは、つばを飲み込むと気管支に入ってしまうので、どんどん出してくださいとのことでした。
- 左向きに横になり、口に器具をくわえる
- 腕に麻酔注射
- しばらくするとボーッとしてきて、そのあとの意識がほとんどありません。うっすらと喉に違和感と先生が前に立っているのを覚えているぐらい。心配してた嘔吐反射はほぼ自覚なし。気がついたら別室で毛布を掛けられて寝てました。寝てたのは1時間半ぐらい。
- 起きた時には、ものすごく口の中が苦かった。しかもまだ麻酔が効いててちょっとつばも飲み込めない。溜まったつばを、看護師さんからもらったビニール袋に出してティッシュで口を拭う
- 胃カメラ検査の結果を説明してもらって、治療方法を決める
- 受付で診察料を支払い、薬局で薬をもらって終了
麻酔のおかげで、あっという間に終わった感じ。正直、バリウムよりもラクでした。バリウムは何度も何度も横になったり上下逆さまにされたりとかなり大変なんですよね。
検査結果とその後の胃の症状
撮影した上記写真を見ながら細かく説明していただきました。検査結果は、「食道ヘルニア」「逆流性食道炎」「萎縮性胃炎」「表層性胃炎」でした。比較的軽い胃炎だったのでホッとしました。特に胸焼けがすごかったので、胃潰瘍かもと思ってましたがその心配はなし。
ただ、もしかしたらと思ってた、ピロリ菌(ウレアーゼ)がいました!
ピロリ菌は慢性胃炎をはじめ、胃潰瘍や十二指腸潰瘍、萎縮性胃炎、胃がん、さらには全身的な病気などを引き起こす原因となるやっかいな菌です。胃の中の酸性が弱い幼児期に感染すると言われています。キスやコップの回し飲みなどでは感染しないそうです。ピロリ菌については、おがた胃腸科内科さんのホームページに詳しい説明が載ってますのでそちらをどうぞ。
ピロリ菌は、胃の粘膜に生息しているらせん形をした悪い菌で、主に胃や十二指腸などの病気の原因になります。子どもの頃に感染し、一度感染すると多くの場合、除菌しない限り胃の中に棲みつづけます。ピロリ菌に感染すると、炎症が起こりますが、この時点では、症状のない人がほとんどです。大人になってから感染すると激しい胃の症状をみることがあります。さらにピロリ菌の感染が続くと感染範囲が「胃の出口」の方から「胃の入口」の方に広がって、慢性胃炎(ヘリコバクター・ピロリ感染胃炎)がすすみます。この慢性胃炎が、胃潰瘍や十二指腸潰瘍、萎縮性胃炎、胃がん、さらには全身的な病気などを引き起こすおそれがあることが明らかになってきました。
ピロリ菌について|熊本県熊本市の消化器内科・内科・呼吸器内科・循環器内科-おがた胃腸科内科
僕の胃痛もこのピロリ菌が原因である可能性がとても高いので、まずはピロリ菌を退治することになりました。7日分の薬を処方してもらって、薬を飲み終わった後も何か症状があれば受診するということになりました。
何もなければ2ヶ月後にピロリ菌の再検査を行います。検査はまた胃カメラを飲むのではなく、呼気で簡単に検査できるそうです。先生によると、1回目で除菌できない人も少ない割合だけどいるようで、その場合はまた別の薬で除菌を行うとのことでした。
薬を飲みはじめてからは、日が経つにつれて胃痛の症状がなくなってきました。今回処方された薬には、ピロリ菌を除菌する以外に胃炎を抑える作用もあるので、それが効いてるんだと思います。あとは、食べ過ぎないように食生活を見直すようにしました。
最後に、胃カメラ検査にかかった費用は全部で約7千円でした。内訳は、検査が約5,000円で薬が約2,000円ほど。
長くなりましたが、最後まで読んでいただきありがとうございました。今後胃カメラ検査を受けようと思ってる方、参考にしてみてください。
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