Canon EOS R6 Mark III vs R5 Mark II【20万円の差】買う前に絶対見るべき徹底比較

EOS R5 Mark IIとEOS R6 Mark IIIの正面比較画像

当サイトのリンクには一部プロモーションを含みますが、一切その影響は受けず、公正・中立な立場で制作しております。

2025年11月11日、ついにCanon EOS R6 Mark IIIの予約受付が開始されました。

発売は11月21日。写真家・動画クリエイターの中には

  • EOS R6 Mark IIIとEOS R5 Mark II、どちらを買うべきか?
  • R5 Mark IIを持て余してるからR6 Mark IIIに買い替えようか

と迷ってる方もいらっしゃると思います。

ちなみに、R6 Mark II および R5からの買い替えについてはこちら↓にまとめてますので合わせてご覧ください。
Canon EOS R6 Mark III 実写レビュー総まとめ:R5・R6 II から買い替える価値はある?発熱問題の真相は?

この記事で分かること:

  • 価格差約13万円に見合う性能差とは?
  • あなたの撮影スタイルに最適なのはどちら?
  • プロフェッショナルはどう評価しているのか?
  • 各使用シーン(ウェディング、スポーツ、動画など)での具体的な推奨

実機レビュー、プロ写真家の意見、詳細なスペック分析を総合し、予約・購入を迷っているあなたに明確な判断材料を提供します。

価格比較(2025年11月11日時点)

機種日本価格(税込)米国価格発売日
R6 Mark III約386,100円$2,7992025年11月21日
R5 Mark II約589,050円$3,8992024年8月30日発売済
価格差約202,905円$1,100

日本円の価格はカメラのキタムラ、および、マップカメラの新品価格です。キヤノンオンラインショップやヨドバシカメラはこの価格の1割り増しとなっています。ドル価格はB&Hの新品価格です。

重要ポイント: この価格差でCanon RF 24-70mm F2.8L IS USM(約30万円)の半額以上、またはRF 70-200mm F4L IS USM(約21万円)が購入できます。レンズキット(RF24-105mm F4L付き)は524,700円なので、R5 Mark IIのボディ単体より安く手に入れて、すぐに撮影を始められます。

スペック比較:どこが違う?

主要スペック一覧表

項目R6 Mark IIIR5 Mark II
センサー32.5MP フルサイズCMOS45MP 裏面照射積層型
読み出し速度約16.2ms約6.3ms
プロセッサーDIGIC XDIGIC X + Accelerator
電子シャッター連写最高40fps 最高30fps
プリ連続撮影20コマ 15コマ
ISO感度(常用)100-64,000100-51,200
動画記録7K 60p RAW Light
4K 120p
8K 60p RAW
4K 120p
EVF3.69M-dot
OLED 120Hz
5.76M-dot
OLED 120Hz
バッテリーライフ
(LCD/EVF)
620/390枚 540/250枚
重量670g 746g
視線入力AF非搭載搭載
オープンゲート動画7K 30p対応 非対応

※R6 Mark IIIの読み出し速度は公式発表されていませんが、 通常のCMOSセンサーとしてR5初代(16.3ms)と 同等かやや速い程度(16.2ms もしくは 13.2ms)と予想されています。

R6 Mark IIIの優位点

  • 連写速度:40fps(R5 IIは30fps)
  • プリ連続撮影:20コマ(R5 IIは15コマ)
  • バッテリーライフ:620枚(R5 IIは540枚)
  • 重量:670g(R5 IIは746g)
  • オープンゲート動画:7K 30p対応
  • 常用ISO:最高64,000(R5 IIは51,200)

R5 Mark IIの優位点

  • センサー:45MP 裏面照射積層型
  • 読み出し速度:6.3ms(ローリングシャッター極小)
  • プロセッサー:DIGIC Accelerator搭載
  • 動画:8K 60p RAW対応
  • EVF:5.76M-dot高解像度
  • 視線入力AF搭載

技術的な違いを深掘り

センサー技術:本当に差があるのか?

R5 Mark IIの積層型センサーの利点:読み出し速度6.3msがもたらすもの

  • ローリングシャッター歪みが極小(ゴルフスイング、プロペラなど)
  • LED照明下でのバンディング(横縞)がほぼゼロ
  • 高速動体でも電子シャッターが安心して使える

実際の撮影での影響: モータースポーツやプロスポーツなど、極めて高速な被写体を電子シャッターで撮る場合に差が出ます。

R6 Mark IIIのセンサーは劣るのか?読み出し速度16.2msの実力

  • R5初代(16.3ms)よりわずかに高速
  • 野鳥の飛翔、子供のスポーツなど一般的な動体撮影では問題なし
  • 大きなピクセルサイズ(86%大きい)で理論上の高感度耐性が高い

実際の撮影での評価: プロ写真家のレビューでは「ほとんどのシーンで差は感じない」という評価が多数。

判断ポイント: プロの競技スポーツやモータースポーツを電子シャッターで撮るならR5 Mark II。それ以外のほとんどの撮影ではR6 Mark IIIで十分。

ファイルサイズとワークフローへの影響

これは意外と重要な違いです。

実際のファイルサイズ比較:結婚式1日の撮影例(3,000枚)

R6 Mark III(32.5MP):

  • 1枚あたり:約35MB
  • 合計:約105GB
  • バックアップ+クラウド:約315GB

R5 Mark II(45MP):

  • 1枚あたり:約50MB
  • 合計:約150GB
  • バックアップ+クラウド:約450GB

差額:135GB(バックアップ込みで405GB)

これは、ストレージコストと転送時間に直結します。

実用的な影響:

  • クライアントへのプレビュー納品が早い
  • カード交換の頻度が下がる
  • 長期的なストレージコストが下がる

使用シーン別:どっちを選ぶべき?

ウェディング&イベント撮影

推奨:R6 Mark III

R6 Mark IIIが圧倒的に有利な理由

バッテリーライフ

  • 620枚 vs 540枚(約15%長い)
  • 挙式中のバッテリー切れリスクが低い
  • 予備バッテリーの本数が減る

40fps連写

  • 指輪交換の瞬間を確実にキャッチ
  • ファーストキスも撮り逃さない
  • 「もう1コマ前が良かった」が激減

ワークフロー効率

  • ファイルが小さく、当日の速報投稿が楽
  • クライアントへの納品が早い
  • ストレージコストが安い

プロウェディングフォトグラファーの声:

「R6 Mark IIIのバッテリーライフは本当に助かる。R5 Mark IIも素晴らしいカメラだが、挙式中にバッテリー交換の心配をしたくない。40fpsも決定的瞬間を逃さない保険になる」

スポーツ&野生動物撮影

推奨:撮影スタイルによる

R6 Mark IIIを選ぶべき場合:

予測不能な動き

  • 子供のサッカー、野球(流し撮りを頻繁に行うならローリングシャッター歪みが少ないR5 Mark II)
  • 野鳥の飛翔(特に小型種)
  • ペット撮影 → 40fpsが決定的に有利

トリミングをあまりしない

  • 被写体に十分近づける環境
  • 超望遠レンズを使わない → 32.5MPで十分

R5 Mark IIを選ぶべき場合:

大幅なトリミングが前提

  • 野生動物(遠距離)
  • 野鳥撮影(小さく写る) → 45MPの余裕が活きる

超高速被写体×電子シャッター

  • ゴルフスイング
  • モータースポーツ
  • プロスポーツ → 6.3msの読み出し速度が必須

実際の選び方:

  • 超望遠レンズ(400mm以上)を常用 → R5 Mark II(超望遠使用時は「遠くの小さな被写体」を撮るため、トリミング耐性が重要。45MPの余裕が活きる)
  • 70-200mmクラスがメイン → R6 Mark III(被写体に近づける場合は、32.5MPで十分な画角が得られる)

風景&建築写真

推奨:R5 Mark II(ただし僅差)

R5 Mark IIの利点:

  • 45MPは大判プリント(A1以上)で差が出る
  • パースペクティブ補正後のトリミング余裕
  • 商業用途で「高解像度」が要求される場合

しかし、考えるべきこと:

  • R6 Mark IIIの32.5MPも十分な解像度(A2プリントまで余裕)
  • 20万円の差額で購入できるもの:
    • TS-E 24mm F3.5L II(チルトシフト)
    • 高品質NDフィルターセット
    • 三脚のアップグレード など

実用的なアドバイス: 通常の風景撮影や建築撮影なら、R6 Mark IIIで十分。差額をレンズやアクセサリーに回す方が画質向上につながる可能性が高い。

動画制作(YouTube、SNS、企業VP)

推奨:R6 Mark III

R6 Mark IIIが圧倒的に実用的な理由:

7K RAW Light

  • ファイルサイズ:管理可能(128GBカードで約1時間)
  • 編集:通常のPC(RAM 32GB)で可能
  • 画質:十分なポストプロダクション余裕

オープンゲート 7K 30p

  • SNS時代の必須機能
  • 縦動画(9:16)、正方形(1:1)への柔軟な対応
  • 撮影後のフォーマット選択が自由

フルサイズHDMI端子(R5 Mark IIも同様)

  • 外部モニター接続が容易
  • プロ用レコーダーとの連携

R5 Mark IIを選ぶべきケース:

  • シネマティック映像制作(劇場上映)
  • 商業広告(高解像度納品必須)
  • 8K納品が契約で求められる
  • 将来的な8K需要に備えたい

とあるYouTuberの声:

「8K RAWは編集が重すぎる。7K RAW Lightは画質と効率の完璧なバランス。オープンゲートは縦動画時代の必須機能」

プロフェッショナルはどう評価している?

Fstoppers(米国プロ写真家メディア)

評価:「スマートなプロの選択」

主要ポイント:

  • R6 Mark IIIは「廉価版」ではなく「最適化されたプロ機」
  • バッテリーライフ、40fps、軽量性は実撮影で大きなアドバンテージ
  • 価格差$1,100でRF 70-200mm F2.8が買える

結論:「ほとんどのプロフェッショナルにとって、R6 Mark IIIがより実用的」

PetaPixel(世界最大級カメラレビューサイト)

評価:「予想通り優秀」

主要ポイント:

  • AFアルゴリズムはR5 Mark II、R1と同等
  • 32.5MPセンサーはR6 IIから大幅な進化
  • 40fpsはゲームチェンジャー

結論:「R6シリーズの完成形。R5 IIとの選択は用途次第」

DPReview(技術的レビューの最高峰)

評価:「競合の良いとこ取り」

主要ポイント:

  • Sony A7 IVの33MP + Nikon Z6IIIの速度 + RAW動画
  • 「解像度 or 速度」という二択から解放された
  • ミッドレンジの新基準

結論:「2025年のミッドレンジフルサイズで最もバランスが良い」

【決定版】購入判断フローチャート

ステップ1:予算を確認

  • 予算35万円以下: → R6 Mark III一択(レンズキットも検討)
  • 予算35-50万円: → 以下の質問へ
  • 予算50万円以上: → 用途に応じて選択

ステップ2:主な用途を確認

以下に当てはまる数をカウントしてください。

R6 Mark III向き(以下に3つ以上該当):

  • ウェディング・イベント撮影
  • SNS用動画制作
  • 長時間の撮影が多い
  • ファイルサイズを小さくしたい
  • 40fps連写が魅力的
  • 軽いボディが良い
  • 差額をレンズに回したい

R5 Mark II向き(以下に3つ以上該当):

  • 大判プリント(A1以上)制作
  • 8K動画撮影
  • 遠距離の被写体を大幅トリミング
  • 最高解像度が必須
  • プロスポーツ・モータースポーツ撮影(ローリングシャッターを極力抑えたい)
  • 高解像度EVFが重要
  • 視線入力AFを使いたい

ステップ3:最終判断

R6 Mark IIIがおすすめ:

  • ステップ2でR6 Mark III向きが多い
  • 予算が限られている
  • すぐにレンズも必要

→ 今すぐ予約を検討してください(11/21発売)

R5 Mark IIがおすすめ:

  • ステップ2でR5 Mark II向きが多い
  • 予算に余裕がある
  • 最高スペックが必要

→ すでに発売中なので在庫を確認してください

購入ガイド:どこで購入すべき?

R6 Mark III:予約受付中(発売11/21)

予約推奨ショップ:

  • メリット:確実な正規品
  • 価格:メーカー希望小売価格
  • 特典:キヤノン会員特典
  • メリット:在庫状況が明確、中古下取りも充実
  • 価格:約386,100円前後
  • 特典:ポイント還元
  • メリット:店舗で実機確認可能
  • 価格:約386,100円前後
  • 特典:店舗下取り可能

必須アクセサリー

購入と同時に揃えたいもの

メモリーカード:

予備バッテリー:

  • LP-E6P:楽天市場でチェック(R6 III / R5 II共通)※楽天市場は純正品の取り扱いが多いのでおすすめ
  • 推奨:最低1本追加(長時間撮影なら2本)
  • 予算:約12,000円/本

バッテリーグリップ(オプション):

  • BG-R20:楽天市場でチェック(両機種対応)※楽天市場は純正品の取り扱いが多いのでおすすめ
  • 縦位置撮影が多い場合
  • 予算:約49,000円

よくある質問(FAQ)

Q1. R6 Mark IIからのアップグレードは?
A. R6 IIIは確実な進化版です:

  • 解像度:24MP → 32.5MP(35%アップ)
  • 7K RAW動画対応
  • オープンゲート撮影
  • CFexpress対応

判断基準:

  • 動画も撮る → アップグレード推奨
  • 写真のみ → R6 IIで十分な場合も

Q2. R5(初代)を持っている場合は?
A. 用途によります:

  • R5 → R6 III: 40fps、軽量化、バッテリーライフで◎
  • R5 → R5 II: 8K 60p、積層センサーで◎

Q3. 初めてのフルサイズ、どっち?
A. R6 Mark III一択です:

  • 価格差をレンズに投資できる
  • 軽量で扱いやすい
  • バッテリーが長持ち

Q4. 中古のR5 vs 新品R6 III?
A. 新品R6 IIIを強く推奨:

  • 最新AF技術
  • 7K動画
  • メーカー保証

中古R5(約35万円)より、新品R6 III(約38万円)の方が総合的に優れています。

まとめ:2025年11月の正解はこれ

多くの人にとっての正解:R6 Mark III

R6 Mark IIIを選ぶべき人(全体の70%):

  • ウェディング・イベント撮影
  • SNS・YouTube動画制作
  • スポーツ・動体撮影(予測不能系、ローリングシャッターはあっても良い)
  • トラベル・日常撮影
  • コスパ重視
  • 軽量ボディが良い

理由:

  • 実用性が高い(バッテリー、連写、軽さ)
  • ワークフロー効率が良い
  • 13万円の差額でレンズが買える
  • 2025年最新技術搭載

→ 11/21発売、今すぐ予約を検討

特定用途での正解:R5 Mark II

R5 Mark IIを選ぶべき人(全体の30%):

  • 大判プリント制作(A1以上)
  • シネマティック映像制作
  • 野生動物撮影(超望遠+トリミング前提)
  • プロスポーツ撮影
  • 最高スペックが必要
  • 8K納品が求められる

理由:

  • 45MPの圧倒的解像度
  • 8K 60p RAW
  • 積層センサーの超高速読み出し
  • 視線入力AF

→ すでに発売中、在庫確認を

最後に:カメラ選びで本当に大切なこと

重要な真実:「より良いカメラ」とは、最も高いスペックを持つカメラではありません。

本当に良いカメラとは:

  • あなたのビジョンを実現できるカメラ
  • 使っていて楽しいと感じるカメラ
  • 撮影に集中できるカメラ
  • 経済的に無理がないカメラ

R6 Mark IIIは、多くのフォトグラファーとクリエイターにとって、このすべてを満たすカメラです。

予約開始は11/11、発売は11/21。 あなたの創造性を解き放つパートナーを見つけてください。

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