言葉を知るのが楽しくなる。広辞苑第七版 購入!

言葉を知るのが楽しくなる。広辞苑第七版 購入。

人生初の広辞苑。買いました。

普段からブログ・ホームページ・メール・SNSと文字を書く時に常用してる『角川 必携 国語辞典』。井上ひさしさん大推薦の辞書で、いろんな言葉の使い分け方が随所に散りばめられた本当に使い勝手のいい国語辞典です。

ただ、調べようとした言葉がたまに載ってないことがあり、もう一冊ボリュームのあるいい辞書がないかなと候補に上がったのが広辞苑。昨年10月末に第七版の発表があったので、速攻でAmazonで注文。熊本なので発売日から2日遅れた1月14日に届きました。

発売日には台湾の表記などで話題になってましたが、角川必携国語辞典との比較も含めてご紹介。

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広辞苑第七版 写真レビュー

広辞苑と予約特典
今回は事前に予約して購入したので、三浦しおん著「広辞苑をつくるひと」(非売品)も一緒に届きました。


三浦しおん著「広辞苑をつくるひと」(非売品)
国立国語研究所、大日本印刷株式会社の秀英体開発部、古生物学者とイラストレーターのコンビ、株式会社加藤製函所、牧製本印刷株式会社にて取材を敢行。熱き仕事人たちを、温かく見つめ描いた入魂の書下ろしです。


広辞苑第七版と付録
広辞苑第七版と付録がついてる普通版を購入しました。ずしっとくる重みで、治りかけの左手首に再び痛みが走りました。机に置いてからじゃないと使えないな、こりゃ。


カバーを外した広辞苑
黒い紙のカバーはあまり質が良くないです。多分、使って行くうちに破けることは必須かも。そうなったら、カバーを外してこの青いボディで使っていきます。


付録も同様 カバーを外すと青いボディ
付録も同様、カバーを外すと青いボディ。

広辞苑の方は皆さんご存知25万語の大ボリュームですが、しおりは付いてません。一方のこの付録には糸のしおりが付いてます。何が書いてあるのか中身を見てみると、

  • 漢字小事典
  • 総格索引
  • 日本文法概説
  • 活用法(助詞・助動詞・形容詞)
  • 仮名遣いについて
  • 現代仮名遣い
  • 歴史的仮名遣い早見表
  • 日本における漢字使用
  • 常用漢字一覧
  • 常用漢字表付表の語
  • 学年別漢字配当表
  • 人名用漢字一覧
  • 「異字同訓」の漢字の使い分け例
  • 送り仮名の付け方
  • 公用文における漢字使用等について
  • 法令における漢字使用等について
  • 手紙の書き方
  • アルファベット略語一覧
  • 日本語における外来語
  • 外来語の表記
  • ローマ字のつづり方
  • 西暦・和暦対照表
  • 横書き形式の手紙

これだけの内容がまとめられてます。これ一冊熟読できれば言葉の達人になれそうな内容です。「異字同訓」の漢字の使い分け例がかなり使えそうだったので、ここにしおりを入れておきました。そのほか、アルファベット略語一覧も面白い。あと、最近よく聞く「ら抜き言葉」についての解釈も載ってました。

台湾の記載 角川必携国語辞典との比較

さて、色々と物議を醸している「台湾」についての記載。

広辞苑では...

中国福建省と台湾海峡をへだてて東方にある島。台湾本島・澎湖列島および他の付属等から成る。総面積三万六000平方キロメートル。明末・清初、鄭成功がオランダ植民者を追い出して中国領となったが、日清戦争の結果一八九五年日本の植民となり、一九四五年日本の敗戦によって中国に復帰し、四九年国民党政権がここに移った。六0年代以降、経済の発展が著しい。
と書いてあります。

一方、角川必携国語辞典では...

日本列島の西南にある島。もと、中国の一部。現在、中国国民党政府が治め、中華民国と称する。
とあります。

広辞苑では明確に中国から独立しているのかしていないのか、曖昧な表現という感じを受けます。一方の角川の方は、明確に「もと中国の一部」と記載があり、一般的な中華民国という名称も使ってます。

台湾は国なのか、国によって扱いが異なっているのでどちらもと言えないんでしょうが、個人的には台湾は政治経済ともに中国とは異なっているので、国という認識でいました。そのため、広辞苑のあいまいな表記にはちょっとだけ違和感を感じてます。

まとめ

台湾の表記で色々話題になりましたが、個人的にはこの国民的辞書とも言われる広辞苑が気に入りました。

重厚感、すべすべした紙質、豊富な言葉、付録の域に収まらない付録、など、持ってるだけでうれしくなる辞書です。もっと使い込んで、自分の辞書にしたくなる気持ちにさせてくれます。言葉を知るのが楽しくなる、そんな辞書です。

ノーベル文学賞を受賞した大江健三郎氏が、3冊ボロボロになるまで使い込んだ広辞苑。僕も文章を書くことに携わってる端くれなので、語彙力を正確に使うためにもっともっと活用して行きたいと思います。

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