休みの日。朝から次の日の仕事が憂鬱で笑顔が消えてるなら、脳・心疾患の危険信号です。まずは話を...

休みの日。朝から次の日の仕事が憂鬱で笑顔が消えてるなら、脳・心疾患の危険信号ですよ。

つい先日、東京で上場企業の部長さんとして働いている同級生が帰ってきた時のこと。

1年ぶりの再会だったので、ちょっとワクワクしながら待ち合わせ場所に行って驚いた

笑顔はあるものの、どうも顔色が悪い。目の下にはクマ。口元には無精ヒゲ。ヒゲに関しては、職種的にヒゲが許される仕事場(アパレル関係)らしく昔から見慣れていたものの、いつもの精悍な感じがしない。顔色が悪いとカッコいいはずの無精髭が逆効果になるんだなと、この時初めて知った。

いろいろ話を聞いてみると、仕事が相当つらいらしい。詳しい内容は省略しますが、休みの日になると、次の日の仕事が気になって朝から憂鬱になるとのこと。

体の症状や休みの日の心情など、話を聞けば聞くほど仕事を辞める前の僕の状況によく似てて、「それ分かるよ」と同調するのと同時に、かなりこの友人のことが心配になってきました。

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休みの日を楽しめない、それは危険信号です

僕は2年前にサラリーマンを退職しました。

仕事の内容よりも人間関係に苦しみ、相当悩みましたが色々と自分でやりたいこともあったので退職することにしました。

退職するということを会社に伝えるまで、約2年以上も悩みました。その間、いろんな症状が体に起きてました。

  • 休みの朝、起きた時点でもう憂鬱になってた
  • 家族と外出しても心の底から楽しめなかった
  • 常にため息をついてた
  • 趣味も特になく、会社に行って仕事して帰って寝るの繰り返し
  • 憂鬱になりつつも、休むことなく出社してた
  • 会社に出社すると、憂鬱は消えて、普通に仕事はできてた

厄介だったのが、会社に行くと憂鬱さが多少解消されること。会社に行ってもやる気がなくて死んだような目になるなんてことはありませんでした。ただ、退職を切り出す直前には、会社に行く駅の階段でたまに心拍数が急上昇して息苦しくなったことが何度かありました。いわゆる動悸ってやつですね。

多分、あれが長引いたら、何かしらの心疾患にかかっていたかもしれません。

本来は、独立するのであれば休みの日に色々と準備をしなくちゃいけないんですが、僕の場合は上記の理由からそれどころじゃありませんでした。とにかく休みの日が辛いんです。朝から憂鬱だし、何かに集中してる時はいいけど、ふとした時にまた仕事のことを考えてしまって、また気分が落ちてしまう。夕方になり夜10時を過ぎると諦めが出てきて、ちょっとは吹っ切れる。そんな休日を何日過ごしたことか...。


目の前にいる友人の話を聞けば聞くほど、過去の僕と似たような症状になってる。さらに、見るからに疲れており、話をしてる最中にうっすらと涙目になるような場面もありました。

こうなる原因は人それぞれ。僕の場合は人間関係でしたが、友人は仕事の内容だったようです。より責任のある立場にいるだけに、軽々しい言葉じゃ慰めにもなりません。本人が自分から愚痴をこぼすなら多少はけ口にもなりますが、そういうタイプでもない。

ただ、知り合いから転職の誘いもあるというので、区切りがついたら転職も考えてみたらということだけはアドバイスしておきました。

僕と友人の症状を見てもわかるように、もし仕事が原因で休みの日が楽しめなくなっているなら、危険信号の始まりです。

そのまま何も解決せずに時間だけ経過すると、体を壊しかねません。

早めの転職活動・独立活動をお勧めします。

家族が気づける 過労死のサイン

友人と話した数日後。

テレビで働き方改革関連の特集として「過労死」が取り上げられてました。

その中で紹介されていた『家族が気づける 過労死のサイン』というのがすごくためになったので紹介しておきます。

家族にこんな症状の方がいたら、ちゃんと話を聞いてあげてください。

  1. 口数が減り、見るからに疲れている
  2. 怒りっぽくてイライラしている
  3. 趣味や楽しみをなくしている
  4. 睡眠時間が5時間以内が続いている
  5. 理由もなく涙を浮かべる
  6. 「自分はいなくなった方がいい」「死にたい」とつぶやいた

この中でも特に大切なのが睡眠時間

5時間以内の睡眠時間だと、太りやすく集中力が続かなくなり高血圧や糖尿病のリスクが高まります。さらには、体調を崩しやすくなり、睡眠時間が6時間以上の人と比べると死亡率が高くなることも分かっています。

周りにこんな症状の方がるんだけど、どう対処した方がいいのか分からない方は、電話で簡単に相談を受け付けてくれる「過労死110番」に問い合わせしてみてください。もちろん自覚症状がある場合は自分で連絡してもOKです。

仕事による過労やストレスが原因で、脳や心疾患、呼吸器疾患、精神疾患などの病を発病し、死亡または重度の障害が残ることを過労死といいます。また、過労により大きなストレスを受け、疲労がたまりうつ病を発症し、自殺してしまう過労自殺も後を絶ちません。

誰かの危険信号を受け取ったら、最悪の結果になる前にまずは話を聞くところから始めてみてください。僕も、当時はなかなか妻には言い出せませんでしたが、話したら随分と気が楽になりました。

仕事環境が改善されるように会社に話すのか、転職するか独立するか、それは二の次。急ぐ必要はないと思います。

まずは話を聞く。それだけでずいぶんと楽になるもんです。

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