腰痛を治してくれたのは肥後さんの体操『あきらめない腰痛』で学んだこと

腰痛を治してくれたのは肥後さんの体操『あきらめない腰痛』で学んだこと

5年来の腰痛が軽くなった!快適に10kmランニングできるまでに回復!

初めて腰痛になったのが30代のなかごろ。当時は腰痛に対する知識がほとんどなかったので、湿布したり、コルセット巻いたり、たくさんの腰痛体操をやったりと、色々試しましたがほとんど効果なし(今思えば無駄なことやってたなと...)。

数週間、激しい痛みに耐えつつ「あいててて...」と腰をかばいながら過ごす日々。それが1〜2ヶ月もすると自然と痛みがなくなってくるので、なんとか普段通りの生活に戻ることができました(足のしびれなどはなかったので病院には行きませんでした)。

しかし、半年もすると再び腰痛が再発。ここ5年間は、約1ヶ月間の激しい痛み〜慢性的な痛みが約2ヶ月〜痛みがない期間が約3ヶ月〜腰痛再発、というサイクルを繰り返してました。いや〜、本当に辛かった。

その腰痛が、ある体操を毎日するようになってからはかなり軽減されるようになりました。歩けないほど痛くなるような最初の気配もなし。今では10kmのランニングも苦にならないほどになりました。完全回復とはいきませんが、たったひとつの腰痛体操を寝る前に必ず10回、じっくりやることが僕の毎日を変えてくれました。

その体操を教えてくれたのが、ダチョウ倶楽部の肥後克広さん著『あきらめない腰痛--僕の20年来の腰痛を治した驚きの方法』です。2016年の6月に腰痛が再発した際に出会った本です。

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きっかけはNHKの『これだけ体操』

この本に出会う前から、腰痛に関するテレビ番組をかたっぱしから見るようにしてました。その当時に「あ、これいいかも」と思ったのがNHK「チョイス@病気になった時」で紹介されていた『これだけ体操』です。

番組内で紹介された、東京大学医学部附属病院 22世紀医療センター 松平浩さん考案の体操がこれ。

▼ 腰痛対策「これだけ体操」

正直、これでは僕の腰痛はあまり改善されませんでしたが、「腰痛には体を反る運動が効くんだな」ということを教えてくれたきっかけになりました。

2024/3/16 追記:今から考えてみると、これすることで背中というよりはお腹が伸びてお腹の緊張がほぐれるのが効果がるんじゃないかなと。兼子ただしさんの『10秒で長年の痛みが消える!神経系ストレッチ』で気が付きました。この本も神本です。追記ここまでーーーーー

これが効いた!『あきらめない腰痛』で学んだ腰痛体操

あきらめない腰痛
あきらめない腰痛--僕の20年来の腰痛を治した驚きの方法

この本は、20年間、腰椎椎間板ヘルニアで腰痛に苦しんだ肥後さんが、マッケンジー法に基づいた方法で腰痛が完全回復するまでの様子を描いた体験談です。肥後さんは、腰痛の他にも首や肩にも痛みがあり、本書では腰痛だけでなく首や肩の体操も紹介されてます。腰痛だけでなく、首や肩の痛みに悩んでいる方もぜひどうぞ。

本書で紹介されている腰痛体操は2つ。「立って腰を反らす体操」と、「寝て腰を反らす体操」。

まずは「立って腰を反らす体操」がこれ。

立って腰を反らす体操
まさにNHKでやってた「これだけ」体操ですね。モザイクかけましたが動きは分かると思います。立った状態で腰に手をやって体を後ろに反らす方法です。(実践する際は本書を読んで正しい方法で行ってください。)僕の場合は、しばらくやってみましたがあまり効果がなかったので今はほとんどやってません。


もう一つが「寝て腰を反らす体操」。僕を腰痛から救ってくれた体操がこれです!

寝て腰を反らす体操
うつ伏せに寝て上体を反らします。この時、お尻から下の力を抜くのがポイント。腰が伸び切ったなぁと感じたらうつ伏せに戻る。これを10回1セット、1日に5〜6セット行います。

定期的にやるのももちろんですが、腰に負担がかかる作業をする前にやったり、腰に負担がかかった後にやると効果的です。重かった腰が劇的に軽くなりますよ。

本書では、体が硬い方向けにもっとやりやすくする方法や、やっちゃダメなことなど、様々なポイントがまとめられてるので、本格的にやってみたい方は一読することをおすすめします。

腰痛解消は腰への負担を溜めないことがポイント

腰痛解消は腰への負担を溜めないのがポイント
5年間、腰痛と付き合ってきて分かったのが、「腰への負荷を溜めないことが大切」だということ。

例えばコップがひとつあるとします。

日々の生活で、姿勢が悪かったり体の使い方が悪かったりすると、腰への負担が"しずく"となってどんどんコップに溜まっていきます。その"負担のしずく"がコップから溢れることで腰痛が発生する。つまり、腰への負担の蓄積が腰痛発生の原因だということです。

腰痛が発生する前に、腰への負担の蓄積をコップから排出してくれるのが「寝て腰を反らす体操」というわけです。僕は、腰にちょっとでも違和感や負担を感じた時には、腰を反らす体操をするようにしてます。体操したいけど寝ることができない場合は、立ってやるようにしてますが、基本的には寝る方です。寝る方が腰が伸びきる感覚が数倍違います。

まとめ

老若男女問わず悩まされるのが腰痛です。日本では2,800万人の方が腰痛で悩んでいるというデータもあります。

そのうち、腰痛の原因が分かるのが2〜3割。そのほかはレントゲンやMRIを撮っても特に原因が分からない「非特異的腰痛」と呼ばれています。腰痛のメカニズムは、いまだ医学的に分からない部分が多いのが現状です。

今回、僕の腰痛が劇的に改善した「寝て腰を反らす体操」も、人によっては全く効かない方もいるようです。体を反らす体操を試してみて、痛みが出たり悪化した場合はすぐに中止して、病院で診てもらうようにしてください。くれぐれも、自己責任でお願いします。

自分に最適な方法にたどり着くまで、テレビ・本・雑誌を読みまくり、様々な腰痛体操を試してきました。ようやく自分にぴったりな体操に出会うことができて、今はホッとしてます。おかげさまで10km以上もランニングできるまで回復しました!

腰痛でお悩みの方、ぜひいろんなことを試してみてください。きっと解決方法はあるはずです。僕の体験があなたの腰痛改善に少しでも役に立てばうれしい限りです。

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